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鳥海山荘さんと小松屋さん 〜鳥海山の旅4〜

鳳来山(ほうらいさん)からの麓に位置すること、翌日バスで酒田駅まで出られることから、ヘタにタクシーを利用したりするよりコスパが優れると判断し、今回の山旅の最後に、鳥海山荘さんに泊まりました。

ツインの一人利用になるのもあって、私の山旅の宿相場よりお高いのですが、温泉はサッパリした泉質の気持ちいい湯でしたし、夕食はだされたものすべて!が目にも舌にも美味しかったし、スタッフは皆さん親切で感じよかったし、大満足。

夜にもう一度、温泉に入ったとき、露天風呂から見える空には満天の星!で、すごく幸せな気持ちになりました。

 

↑夕食

 

翌朝も入り、チェックアウトぎりぎりまで部屋で過ごし、そのあとはロビーでバスの時間までふかふかソファで過ごしました。

会計のときに夕食で頼んだワインがサービスになっていて、ビックリでした。

 

↑鳥海山荘さん

 

バスは酒田市が運行する「ぐるりんバス」(1日2本)は、鳥海山荘の玄関まで来てくれます。

料金は一回100円で、営利目的ではなく市民の利便性を図っているのでしょう。

このバスで八幡総合支所前まで運んでもらい、そこから庄内交通のバス(平日のみ)で酒田駅前まで行きました。

 

↑八幡総合支所前のバス待合所

 

酒田駅に着いたのが12時くらいで、このあと新潟まで行く特急の発車時刻まで2時間以上あるので、酒田駅から徒歩17分らしい小松屋さんに行くことにします。

老舗の御菓子司で、せっかくお土産を買うならよいものを、と事前リサーチしていたのです。

駅の観光案内所で場所を聞いて地図をもらうとき、無料レンタサイクルがありますよと言われたので、お借りしました。

実は私、この春にとっても可愛い折りたたみ自転車を買いました!

二十数年も自転車に乗っていなかったので、レンタサイクルもこれまで目がいかなかったのですが、この3か月ほど、ひそかに?練習したので、今の私は自転車に乗れるのです!!いばること(-。-;?

なので、それじゃあ2時間、酒田の街をまわってみようかなという気持ちになり、プチサイクリングをしてきました。

 

↑隋身門

 

八雲神社を詣で、小松屋さんを確認し、日枝神社に参ってから日和山公園へ。

よく整備された公園には、松尾芭蕉の像などがありました。

酒田港の前を通ると、飛島行きのフェリー乗り場の看板が目に入りました。

日程に余裕があれば、島に渡り、島から鳥海山の全体像を眺めたいなと考えたりもしましたが、それはまたの機会にとっておくことにします。

 

↑日和山公園

 

観光案内所でもらった地図に、「鳥海山ビュースポット」と書かれたデパートがあり、行ってみましたが、屋上は閉鎖中で上がれず、透明な窓のエレベーターの中から見てみましたが、今日も鳥海山は雲の中でした。

どうあっても、この山旅中では鳥海山の全容を見ることは叶わないようね、と諦めて戻ることにします。

 

↑呉竹最中

 

1時間半くらい自転車に乗っていた私は汗をダラダラ流し、小松屋さんを訪ねます。

すぐに冷たいほうじ茶を出してくださり、嬉かったこと!

まずはいちばん有名な呉竹最中を買い、ほかに日もちする呉竹羊羹も買いました。

たくさん買ったから、リーフパイをおまけにつけてくれました。

 

酒田駅を14時に出た特急いなほを終点新潟駅で降りて新幹線に乗り換え、家に着いたのは20時。

なんと遠い、鳥海山でしょうか。(8/6UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(4) | - |
御室から心字雪渓を経て鳳来山へ 〜鳥海山の旅3〜

2日目:御室→七高山(2229m)→行者岳→伏拝岳(2159m)→心字雪渓→河原宿→滝ノ小屋→横堂→鳳来山(858.1m)→鳥海山荘(泊)

 

御室小屋(山頂小屋)に泊まる登山者は皆さん翌日は下山のみなので、わりにノンビリしています。

でも早々に就寝したのもあって3時に目が覚めた私は、4時前に起き出しました。

夏山は雲が湧く前の景色が美しいし、早く出るために朝食を頼まなかったので、自分時間で行動を開始できます。

山の上でも、下界でも、朝の時間は値千金。

 

↑外輪山の稜線に上がり雲を下に眺める

 

小さなパンを2つ食べ、身仕度を整えて5時前に出立。

短い雪渓を渡り、外輪山の稜線に上がる急坂を落石を起こさないよう慎重な足運びで登ります。

 

↑朝露に濡れるイワギキョウ、イワブクロ

 

稜線に上がり、まずは七高山(しちこうさん)を往復。

七高山からは近隣の山々と日本海が広がり、抜群の見晴らし。

先客がバーナーで朝食作りをしていて、私もここーヒータイムにしようかなあ?と思ったけれど、それはもう少しあとにとっておくことにします。

 

↑七高山より

 

外輪山の稜線歩きは、この山旅のハイライトで、景色を楽しみながら、大切に歩きます。

 

↑御室小屋。お世話になりました

 

コーヒータイムにするよい場所を考えながら歩き、結局、分岐点になる伏拝岳で落ち着きました。

 

↑外輪山からの眺め

 

昨日から大事に少しずつ使ってきたステンレスボトルの湯はまだ湯気が上がるほど温かく、熱々の湯を詰めて下さった象潟(きさかた)の宿のかたに感謝しました。

それを担いできたバーナーを使って温め直し、コーヒーを淹れ、鳥海湖を見納めます。

稜線から下る方面は雲に覆われているので、下るのが勿体なく、1時間くらいここで景色を観ながら次の休憩で沸かし直さなくてすむよう残りの湯も熱々に沸かして詰め直したりメールしたりして過ごしました(稜線上は圏内でした)。

 

↑鳥海湖を見納める

 

で……、ここではた!と思い出しました。

私が鳥海山を夏に計画したのは、固有種のチョウカイフスマを見るためだったということを……!!

チョウカイフスマは大物忌神社(おおものいみじんじゃ)の裏辺りに咲いているという情報でしたが、私ったら、新山では岩との格闘に集中していたし、終われば鳥海山最高峰登頂に安堵して、すーっかり、チョウカイフスマのことを忘れてしまったのでした( ̄ ̄;)!!

貴重な、数日しかない、夏休みの2日を使い、移動だけで半日以上かかり、交通費も宿泊費もいつもの山旅より倍以上かかっているというのに、上位にあった肝心の目的を果たさずにこれから下山することになるとは。

戻っても1時間ほどだけど、外輪山までの急坂をもう一回登るなんて根性は、ない。

もう一回来なさいという山の神の思し召しかなと、忘れん坊を神様のせいにし、下りに入りました。

 

↑ハクサンジャクナゲがたくさん咲いている

 

↑ミヤマキンポウゲ

 

稜線から外れ、湯ノ台へ向かう道に入ると、丈が長く朝露をまとった草でズボンが濡れてきたのでレインウェアの下をはきました。

どんどん下り、心字雪渓に出てきます。

矢印とロープがあるけれど、足跡がまったくついていません……!

雪渓が大きいし、霧で対岸が見えていないので、本当にここでよいのだろうかとしばらく待機していたら、登ってくるかたがいて確認できたので、雪渓に入ります。

 

↑2回目の雪渓

 

渡り始めると、下流で渡っている人の姿も見え、皆さん自分でなんとなく渡ってしまうので、踏み跡がないのかなと思う。

みんなが同じコースで渡ると足場が平らになって歩きよいのにと思いながら私はロープどおりに進路をとりました。

そのあと、再び大雪渓が現れ、こちらは雪渓入り口にペンキで書かれた矢印があるだけで、ロープはなく、やはり足跡もまったくない。

 

↑3回目の雪渓入り口。霧で先がまったく見えない

 

霧はますます深くなり、嫌な感じでしたが、方向感覚を失わないよう、ムン!と方角を頭に定着させて雪渓に入ります。

が、行けどもいけども足もとと視界は真っ白、前にも後ろにも人が来ないし、滑りやすそうなところや大きな窪みを避けたりしているうちに下流側やや左に方向がズレた気がし、山地図アプリで確認すると、やはりズレ始めており、下りすぎないよう真正面の対岸を目指す心持ちにして再び歩く。

ずいぶん歩いたように感じるのにいつまでも対岸に着かず、怖くなってきて、心臓はバクバク……。

「遭難」の二文字が頭によぎりはじめた頃、対岸から男子2人組が現れ、パニックに陥らずにすみました。

2人も足跡がまったくない、真っ白な世界に困惑していたようで、お互いの来た方角を指し、私は再びムン!と頭に刻んで進み、土のあるところに辿り着きました。

はあ〜、怖かった! 全神経をこの大雪渓に使い果たしたような心持ちで、どっと疲れが出、軽アイゼンを外すのを兼ねて休憩。

 

↑河原宿から下は花が多い。

上からニッコウキスゲ、ゴザンタチバナ、クルマユリ

 

河原宿でトイレ休憩を挟み、大雪渓を終えてホッとしたのも束の間で、岩の多い下りは歩きづらく、神経を使います。

花が多いのが励みで、コンディションのいい花を撮りながら下っていきます。

 

↑岩の多いコース

 

最後にまた雪渓があり、そのあとどこから登山道に入るのかよくわからずに探し、疲れました。

道は沢の中に続いていて、リボンマークを辿り、湯ノ滝小屋に着きました。

 

↑湯ノ滝小屋

 

いったん湯ノ滝小屋で水を補給したあと鳳来山(ほうらいさん)を経て鳥海山荘に至るつもりの私は、今回のもうひとつのトリ山は諦めて車道で下ろうかなあ……と迷いはじめ、とりあえず昼食にしながら考えます。

地図とにらめっこすると、車道はウネウネとしていて距離が延びるため、迷うなら予定どおり登頂しよう!とよく休憩してから意を決し、再び登山道に入ります。

 

↑ヤブぎみだったところを草を刈ったばかりの印象

 

ネット上に荒れているような情報もあったので心配していたけれど、草刈りがなされたようで、道は細いもののしっかりしています。

登山道に入ってすぐに若者3人組に出会い、先の道の様子を聞きたかったけど、「どこから来ましたか?」の質問に3人で首を傾げている始末で、道についても何も答えてもらえないので諦める。外国の方々かも?

 

↑2、3回くらい見晴らしのいい場所に出る

 

そのあと運のいいことに、地元のトレランのかたに会い、岩が苔むしてツルツルで下りは滑るよと教えてもらいました。

しかも、そのかたは湯ノ滝小屋の主人に挨拶したらまた戻ってくるんで、という。すぐに追いつきます、と。

やった〜!と、すぐに追いつかれないよう俄然ヤル気を出してガシガシ下ります。

マイナーコースのようなので、地元のかたがいるとたいへん心強い。

 

↑ブナ林

 

注意してくれたことを守り、滑りやすい苔岩では慎重にし、あとはスピードを上げて下っていたら、予告どおり追いついてくれました。

早いですね、と感心されましたが、早くしたのだ、笑。

トレランナーさんは、月に3、4回も鳥海山を登っているそうで、山頂は行かないで、好きなコースでトレーニングをしているそうな。

次に登るときは、笙ヶ岳(しょうがたけ)からをオススメされたので、ぜひそうしようと思いました。チョウカイフスマを見忘れちゃいましたからね、笑。

 

↑大沢神社

 

大沢神社の小さな祠と石碑があるすぐ先が横堂で、ここまで私に付き添ってくれてから、鳥海山荘のランチタイムにふれ、軽やかに下っていきました。感謝、感謝。

 

↑横堂の指導票

 

私は横堂から数分先にある鳳来山まで行ってから、横堂に戻り、下山に入ります。

三角点のある鳳来山の山頂は、開拓の方に下るコースからは外れており、木の枝でコースを塞いでありました。

しかし、三角点ラバーがつけたのか道はあり、三角点、山名標識もちゃんとありました。

 

↑鳳来山山頂

 

戻らないでも開拓方向にも道がついていましたから、たぶん開拓へ下る正規コースにつながるだろうと予測されますが、家族旅行村方向に下るほうが早く車道に出られるため、戻ります。

家族旅行村などに泊まるかたのハイキング用か、家族旅行村から鳳来山の横堂までの道々には新しめの指導標がついていました。

 

↑コースの様子

 

バンガローが並ぶ家族村から鳳来山を振り仰ぎ、無事に下山。

 

↑鳳来山を振り仰ぐ

 

↑ヤマユリに見送られる

 

車道を下り、本日の宿、鳥海山荘へ。

玄関脇に足洗い場があり、登山客に優しい。

チェックインを済ませ、速攻でお風呂に向かったのは言うまでもありません。

 

***

 

後日談。

今回観ないで去ってしまったと思っていた、チョウカイフスマ。

この日の朝一番にちゃーんと写真に撮っていました!!

 

↑チョウカイフスマ/鳥海衾(ナデシコ科)

鳥海山固有種

 

私、チョウカイフスマってゴゼンタチバナくらいのサイズを勝手に想像していて、前日も見かけたものの、なんとかツメクサだろうって思って写真に撮らなかったのです(私の中では里におけるハコベ的存在、特別感なし)。

しかしそのなんとかツメクサと思っていた花が、今朝は朝露に濡れて美しいなと思って3枚ほど写真を撮っていたのですね。

だから、帰宅してblogにアップする写真をPCで選ぶ作業をする段階まで、気づかなかったのです(このテキストをスマホに入力していたときも、コース絵図を描いていた段階でも!)。

カメラでなく、PCの画面で確認したときに葉っぱが厚いなと思い、ひょっとしてまさかまさか……!!とようやく気づいた次第。

チョウカイフスマって、ミヤマツメクサなどと同じ、ナデシコ科の群生したかたまりをつくる小さな花だったのですね!!

そんな基礎情報もなく、大アップの星形イメージだけで行ったものだから、見かけたときにわからなかったのです。

写真に撮っていたのは奇跡的幸運でした。

認識せずとも観るという体験を初めての鳥海山でしてきたのですから。

 

鳥海山の旅4につづく

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
鉾立から新山へ 〜鳥海山の旅2〜

1日目:象潟駅=(鳥海ブルーライナー)⇒鉾立→賽ノ河原→御浜→七五三掛→大物忌神社・御室小屋(=山頂小屋)→新山(2236m)→御室小屋(泊)

 

↑コース絵図

 

曇天の朝、象潟(きさかた)を6時20分に出る鳥海ブルーライナーに乗り、鉾立(ほこたて)に7時前に着きます。

支度を整え、登山口にあるポスト施設に登山届を提出してスタート。

 

↑象潟駅

 

↑鳥海ブルーライナー

 

ホタルブクロやカラマツソウなどを観ながら登っていくと、10分ほどで展望台があります。

そこから鉾立を振り返ったりして小休止して、再び登山道を登ります。

 

 

登山道は石が敷かれていて、よく整備されていますし御浜までは勾配がゆるいのもあって、道々の花の写真をたくさん撮りながらのんびり登ります。

特にイワカガミの濃い赤紫が目につき、何枚も撮ったりして、ちっとも進みません、笑。

そのうちに雨かパラパラしはじめて。ありゃりゃ(・・;)。

 

↑登山道の様子

 

↑上からイワカガミ、ツマトリソウ、カラマツソウ

 

あまり濡れないうちにと暑くて嫌だけれどレインウエアを着て歩いたら、しばらくしてやんだのでまた脱いで。ようやく御浜に着いたところで、ザックを置いて休憩。

 

↑御浜小屋が見えてきた

 

↑御浜から新山が見える

 

鳥海湖のほとりにはニッコウキスゲやツリガネニンジンがたくさん咲いていて、心安らぐ景観。

きのう新潟駅の乗り換え時に買った笹団子が今日の私の栄養源です。

辛党でアンコものをふだん食べないのですが、越後名物の笹団子は好きで、よく山の友にしています。

5個入りで重いので、早めに消費すべく休憩のたびに食べ、3個目。昼食はなし。

 

↑鳥海湖を見下ろせる御浜付近で休憩

 

↑上からツリガネニンジン、チングルマの果穂、ハクサンフウロ

 

今回は小屋で買い足すと高くつきそうなので飲料も食料も多めに担いでいるから、ザックが重い(たぶん10kg近く)。

御浜までゆるゆると登ってきたけれど、その先のつらいこと。

それでも道々にハクサンイチゲが増えてきて励まされ、少し登っては息を整え、前へ足を出します。

ハクサンイチゲは格別に好きな花で、この花を見ると、夏山に来たぞという実感が湧きます。

 

↑ハクサンイチゲ

 

↑チョウカイアザミ/鳥海薊(キク科)は、鳥海山固有種

 

↑ダイモンジソウの一種のようだが、赤と黄で可愛い

 

↑ヨツバシオガマ

 

↑千蛇谷で、今回最初の雪渓を渡る

 

↑ゆるやかな雪渓

 

雪渓歩きを3回はさみ、最後の急登を喘ぎつつ登り詰め、大物忌神社(おおものいみじんじゃ)に着きました。

まずは参拝。

昨日、蚶満寺ボランティアガイドのTさんが話していたとおり、ことし建て替えたという社は、真新しい木の匂いがしていました。

 

↑御室への最後の登り

 

↑アオノツガザクラ

 

↑鳥海山大物忌神社(奥)、手前が御室小屋

 

受付を済ませ、割り当てられた場所にザックを下ろし、ウエストポーチとカメラを持って、鳥海山の最高峰、新山へ向かう。

新山は大物忌神社のすぐ背後にあり、大きな岩を手と足フルに使ってよじ登るような山です。

 

↑新山山頂へ

 

↑御室小屋を振り返る

 

エイホエイホと登ってそろそろ山頂かなあ、と思えば暗い岩の中を下りるようになっていて、再びどこに足をかけるんだ?と悩ましい最後の登りをクリアして頂上へ!

 

↑岩だらけ

 

↑いったん下る

 

↑「世界人類が平和でありますように」…確かにね

 

↑新山山頂

 

頂上では、御室小屋で私のあとすぐ隣にザックを下ろしたMさんが迎えてくれました。

頂上エリアは狭いですが、しばらく人が少なかったので、私の住む地域のバスの運転手さん!というMさんとお喋りし、一緒に下りました。

 

↑山頂からの眺め(雲が多く周辺の岩々が見えるのみ)

 

途中には胎内めぐりもあり、冷んやりした岩の中をくぐります。

ここまで白いマーキングに沿って新山を巡ったのですが、そのあとのマーキングが雪渓で途切れていて、んんん?

先を行くMさんは岩をそのまま進んでいき、後ろから来た2人組は雪渓に下りていきます。

しかし雪渓は勾配がきつく、ストックも軽アイゼンも置いてきてしまったから、私も岩を伝って下りました。

なんかわかりづらい。

 

↑胎内くぐり

 

御室小屋に戻って人がいないうちに2階の隅で着替え、夕食までのあいだビール(私の登山史最高値350ml・700円怒)を一本買い、外で涼んで過ごします。

その間に空は青空に変わり、Mさんが汗で湿った衣類を岩の上に広げて乾かしていたので、私も真似しました。

 

↑御室小屋前で夕涼み、700円ビール(怒)とともに

 

17時半からの夕食で、精進料理だから少ないと聞いていたけれど、鯖はよい味で、ご飯も味噌汁もお代わりなしでお茶は一杯のみとの厳しいお達しなものの充分でした。

とかいって少ないと知っていたので、ビール飲みながらナッツつまんだりしてたから足りたのかもしれませんが。

水に溶けるとかいうプラ容器がファストフードみたいではありましたが。

 

↑御室小屋の夕食

 

鳥海山は「水の山」といわれるほど、沢山の雪が麓に豊かな水を恵んでいるのに、小屋はなぜ水が豊かでないのだろう?

たくさんある雪渓から水を引けないのかしら??

トイレに行っても水で手を洗えないから、そのたびにウエットティッシュで拭いているし、お湯も分けてもらえないのでバーナーも持ってきたし、750ml水筒にレモンティー、600mlステンレスボトルにお湯、680mlのペットボトル麦茶、お守り的に200mlの紙パックみかんジュースと計2リットル以上担ぎ上げたけれど、汗をたっぷりかいてすでに半分量を切り、夜も朝も水分は飲むし、歯みがきに貴重な湯を使わざるを得ず、買い足しました。500ml、500円(これは水源のない富士山と同じ相場である怒)。

高山では血栓になりやすいというから、渇きを我慢しないほうがいいし、しかたない。

 

↑夕方になり晴れてきた

 

くたびれたので、就寝態勢に入ってノンビリしていたら、皆が一斉に小屋から飛び出していく。

夕焼けだって!とMさんが教えてくれ、私もカメラを持ってウエアを着て飛び出します。

夕陽が山の下にたまっている雲から出てきて、外輪山の稜線を真っ赤に染めています。

日中は曇りで、おそらく下界は今も曇りか雨でしょうが、ここ山頂は晴れていて、見事な夕陽を浴びています。

 

↑夕陽が外輪山の岩稜を真っ赤に染める

 

↑夕陽。もっと赤々していたのを再現できないのが残念

 

太陽が沈むのを見守ってから再び寝床に潜り、嗚呼いい一日だったね、来てよかったねと言い合って、満足して眠りにつきました。

(8/5UP)

 

鳥海山の旅3につづく

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
蚶満寺を訪ねる 〜鳥海山の旅1〜

日本海側にある山は、北陸新幹線が通るエリア以外、まだ遠い。

新潟を12時半に出る特急で(!)、2時間40分。象潟に着きました。

さて、何て読むでしょう?

私、なかなか覚えられなかったけど、鳥海山登山とりを計画したおかげで、今回ようやく覚えたわ。きさかた、と読みます。

始発なら8時台で新潟で乗り換え、11時台に着けるけれど、前日に翌日分の仕事もこなさねばならないので、始発はキツイかなと思い、新潟発2本目の特急にして15時すぎに着。

 

ホテルに荷物を置いて、すぐに出かけます。

たまたま最近読んだ、山の短編集に象潟にある蚶満寺(かんまんじ)というところから見た鳥海山が美しいとあったので、行ってみることにします。

松尾芭蕉の『おくのほそ道』、最北の地だそうです。

今日は曇天なので、鳥海山はあまり見えていないけれど。

 

↑蚶満寺

 

象潟駅から徒歩で15分くらいと思う(ホテルからは20分くらい)、街路樹の合歓(ねむ)の花が咲く田園地帯をのんびり歩くうちに着きました。

合歓の花は、にかほ市の花だそうです。

 

↑合歓の花

 

お寺にはボランティアガイドさんがいて、一緒に回ってくださいましたので、自分で観て回るよりたくさんのことを識(し)ることができました。

枕詞の「きさかた」が地名のきさかただったというのが、私の「そうだったのか!!」の一番でした。

また、このあたりの地形のことを象潟というのですね(^^)。

物覚えの悪い私だけれど、この旅を記念して一首だけ覚えよう。

 

象潟や 雨に西施(せし)が ねぶの花

 

私とともに帰路についたガイドのTさんと象潟駅方面に向けて歩きながら、昔はこのあたりは海で、九十九島と呼ばれる島々が浮かぶ風景だったことを教えてもらいます。

 

↑陸に浮かぶ小島には一つひとつ名前がついているそう

 

西の松島、東の象潟といわれ、江戸時代の名勝の番付第3位の地だったそうです(1位は富士山)。

今から二百余年前に地震で鳥海山が崩れて海が埋まってしまったので、芭蕉が観た象潟といま私たちが観ている象潟は違うのですが、水田に水が張る季節になると、風景が近くなるとのこと。

水田に鳥海山が映る様子の写真を見せてもらいながら、私も往時を偲ぶことができました。

 

↑田園風景と鳥海山

 

さて明日は、山仲間がいいよいいよ〜、と絶賛する鳥海山に登ります。

東北第2位の高峰、日本百名山であり、花の百名山でもあります。

出羽富士とも呼ばれる、日本屈指の名峰です。(8/3UP)

 

鳥海山の旅につづく

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
鳥屋山で、カタクリを愛でる

コース:荻野駅→漆窪登山口→力水→カタクリ群生地→第1見晴台→第2見晴台(大夫岳581m)→鳥屋山(580.6m)→往路戻る

 

↑コース絵図

 

新潟県の山の翌日は、福島県の鳥屋山(とやさん)とりへ。

カタクリのベスト週末を狙って今日に決めたのですが、直前リサーチで偶然にも山開きの日であることを知りました。

 

↑山開きイベント

 

新潟駅を始発で出、新津で磐越西(ばんえつさい)線に乗り換えて荻野(おぎの)へ。

駅に降り立つと、ちょうどイベントの太鼓が鳴り響いていました。

受付を済ませ、挨拶の言葉のあと神事に参加し、受付票を渡して記念バッジをゲットしました。

バッジをもらった人から次々に鳥屋山の登山口へ向かいます。

わかりやすい地図がもらえ、かつ地図がなくてもみんなについていけばいいから、らくちん。

マイペースで歩けないのが難点ですが、たまにはいいでしょ。

 

↑阿賀川を渡る

 

峯(みね)橋で阿賀(あが)川を渡り、車道をぞろぞろと歩きます。

車道の脇からすでに、カタクリ、イキクザキチゲ、エゾエンゴサクが咲いていて、期待がふくらみます。

 

↑ぞろぞろ〜

 

↑エゾエンゴサク/蝦夷延胡索(ケシ科)

 

棚田の先から続く登山道に入ると、イチゲ、カタクリが見られますが、群生地はまだだいぶ先ですし、前後を歩くかたの流れに合わせ、写真を撮りたいのをガマン!と愛でながら歩きます。

帰路も同じ道なので、写真は帰路にしっかり撮ることができるでしょう。

 

↑棚田の中を行く

 

↑道幅があるところで一枚だけパチリ

 

↑明るい登山道

 

↑群生地手前でも登山道脇の土手にカタクリがびっしり

 

カタクリ群生地まで登ってくると、カタクリがびっしり。

群生地としてひもで区切っているエリア外にもずいぶん咲いていますから、すごい。

関東圏からここに来るまでの不便さが幸いして、あまり知られていない花園かもしれませんね。

こらえきれず、笑、広いところや渋滞したときに写真を何枚か撮り、先へ。

 

↑標高が上がると周辺の山々が見える

 

カタクリ群生地を登り詰めると林道に出、これまで休めず登ってきたかたが各自、水分補給の休憩をとっています。

私もひと息いれました。

白い飯豊山脈が美しく眺められます。

 

↑カタクリ群生地

 

カタクリ群生地のあとも、足もとにはカタクリが咲いているし、頭上にはミネザクラや樹々の芽吹き、雑木林も美しく、とてもいい山です。

 

↑登山道の様子

 

↑吾妻連峰

 

急な木段を息を切らして登り詰めた第2見晴台(大夫岳)は、コース上もっとも展望が開ける場所で、飯豊山脈、吾妻連峰、磐梯山ほか、名だたる名峰を満喫。

 

↑登山道

 

↑第2見晴台への登り

 

↑第2見晴台からの眺め

 

第2見晴台からいったん下り、いよいよ鳥屋山山頂へ。

この辺りから、山頂から下山してくるかたが出始め、勾配のきついところで少し渋滞。

大にぎわいの山頂には11時10分くらいに着きました。

 

↑鳥屋山山頂標識(人が大勢だから、標識だけのアップ画像に)

 

↑山頂から飯豊山脈を望む

 

眺めをひととおり楽しみ、山頂エリアの隅で昼食に。

急いでも、まだ登ってくるかたに逆流するだけだし、電車は15時台一択(^_^;)!なので、のんびり食べて、そのあとコーヒータイムも。

 

↑明るい登山道で雰囲気のよい山

 

下山は皆さんの時間にばらつきがあるため、わりにマイペースで、写真を撮りたくなったら先に行ってもらうなどし、たくさん写真を撮りながら下りました。

 

↑アブラチャン/油瀝青(クスノキ科)

↑クロモジ/黒文字(クスノキ科)

 

写真好きのかたは皆さん同じだったようで、カタクリ群生地付近になると、花具合のよいものを先を歩くかたが見つけたりしていると、真似て撮ったり(^^)。

おかげで、自分では見落としたであろう白いカタクリも見ることができました。

 

↑カタクリ/片栗(ユリ科)

 

↑カタクリ群生地

 

↑カタクリたくさん

↑白いカタクリ

 

今日の目的でもあったので、ついカタクリばかり撮ってしまいますが、もちろん、ほかの花も咲いています。

キクザキイチゲは白花のほうが多い。よく似ているけど葉が丸いアズマイチゲ。

山麓付近では、キバナノアマナ、エゾエンゴサク。

 

↑キクザキイチゲ/菊咲一花(キンポウゲ科)

↑キクザキイチゲの白花

↑キバナノアマナ/黄花の甘菜(ユリ科)

↑アズマイチゲ/東一花(キンポウゲ科)

 

受付会場で配布されていたプリントによると、鳥屋山ハイキングコースは、往復で5.4km、登り2時間半・下り2時間とありました。

たくさん写真を撮って、大満足で里に下りてくると、朝もらったピンバッチについてきた抽選券の抽選大会などをする会場が設営されていました。

 

↑里に下りてきた

 

くじを引くと、11番と参加賞ではなかったけど、もらったのはクリアファイルでした。

困るものじゃないけど、あんまり嬉しくないな、ゴメンなさい。

 

とはいえ、記念バッジは嬉しかったし、ほかに甘酒または麦茶のサービスもあり、楽しく歩かせていただきました。

係のかた、お疲れさまでした。

有り難うございました。

 

↑荻野駅

 

このあと、駅で1時間以上の待ち時間を過ごし、会津若松、郡山と乗り継いで帰京しました。

磐越西線は本数が少なく、駅での待機なども多く不便ですが、車窓風景が抜群で、朝の荻野駅までも含め楽しめました。

特に間近に眺められる磐梯山は圧巻で、観光で来ているらしいかたも窓から写真を撮っていました。

福島って、美しい!

確かに、「うつくしま」ですね、田部井さん。

大満足!の春の遠征でした。(5/3UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(2) | - |
しっとり、梅雨の甲子山

コース:新白河駅=(車)⇒大黒屋→猿の鼻→分岐→甲子山(1549m)→以下、往路戻る

 

夏の遠征で北に向かう山友が、9日(土)限定で甲子山(かっしざん・かっしやま・かしやま)どう?との打診があり、今週末は日曜日のほうが天気がよいのだが〜と思うものの、天気予報自体も揺れていたので、雨天覚悟で承諾。

甲子山は那須連峰の東の山で、私が「行かない?」アピールをしていた山なのだ。

 

↑大黒屋さんから登山口へ

 

那須方面は昨年、今年と続けて歩いているからだいぶ慣れてきて、移動はスムーズだ。

が、新白河駅で合流した山友は、開口一番、「観光にする?」とヤル気ゼロなご様子(ーー;)。

すでにシトシト雨が降ってるし、気持ちはわかる。

わかるが……でも山自体は難しくないので、小雨ならやれると思うしなあ、と諦めきれない私にさらに。

 

友「あのぉ〜わたくしは大黒屋で温泉に浸かって待ってても宜しいでしょうか?」

……ズッコケ(ーー;)!!

 

そんな流れで、秘湯好きの友に大黒屋まで運んでもらい、私だけで登ることに。実のところ、それだってすごく有り難いのだ。

自分で立てたプランでは、新甲子温泉の高原ホテル前バス停から歩くつもりだったのだから。

 

↑コース出だしの様子

 

レインウエアを上下着込んで歩き出しましたが、それほど降ってはいない。

森に入ってしまえば、樹の屋根があり、ほとんど雨を感じないので、ときどきフードを外して歩いても濡れないほど。

暑いからレインウエアも脱ぎたいけれど、枝や足元の草に触れると濡れるから、それはガマン。

 

↑温泉神社脇。左に曲がれ、と指導標あり

 

雨でしっとり潤った緑がなんて綺麗なの、といつもとは違う山の様子を楽しんで歩く。

「山は展望でしょ」と友は言うけど、私は森の中を歩く行為そのものが好きなので天気が悪くてもOKだ。

 

↑山紫陽花の道

 

登山口から1時間くらいはつづら折れの歩きやすい登りで、道しるべもよく整備されています。

途中、登山道の脇の草が動いたのでドキイッ!とさせられたけど、登山道を横切っていったのは、美しい褐色の小動物。

登山道中央でちらっと私を見てから、反対側の草の中に見えなくなった。

「オコジョだ!!」と瞬間に思ったけれど、一瞬の出来事で、自信はない。

シャッターを切る間もなかった。

温泉でご機嫌にしている友に見せて、悔しがらせたかったのに!、笑。

 

↑しっとり登山道

 

「山と高原地図」では、登山口から最初のポイント、猿の鼻どこもまで1時間30分とあるが、そんなにはかかりませんでした。

私が写真を何度も撮りながらで1時間10分だったから、早い人は1時間くらいじゃないかな。

猿の鼻は、平らかになった道の小エリアで、名前の由来はわかりません。ナンダロね。

 

↑猿の鼻にて

 

猿の鼻から30分ほどで甲子峠との分岐点。クルマなら甲子峠から往復するというやり方もありますね。

分岐点からさらに登り、山頂付近の滑りやすい土質のところにクサリやロープがありました。

登りではまったく使いませんでしたが、下るときは濡れてよく滑るので、利用しました。

 

↑甲子峠分岐

 

↑クサリ場

 

山頂に着いたとき、雲が一瞬流れ、旭岳が見えましたが、すぐに雲の中に消えてしまいました。

視界のない山頂で昼食をかるく食べ、早めに下山を開始します。

降っていない時間でなるべく行動しなくては。

 

↑甲子山山頂

 

↑雲間の展望

 

ツルツル道のクサリ場を慎重にやり過ごし、再び緑が鮮やかな道を淡々と下ります。

 

↑ウラジロヨウラク/裏白瓔珞(ツツジ科)

↑シャクナゲにまだ逢えるなんて、感激

↑ツルアリドオシ/蔓蟻通し(アカネ科)

 

小雨の中を歩きだした今日の山だけれど、終始降りそうで降らないままで、しっとりと湿りのある森歩きを楽しむ。

なんだか山が見守ってくれているような気がしてきて、登りでは控えめだった写真も、下山でだいぶ撮り足すことができました。

 

 

↑森の様子

 

↑山紫陽花

 

↑甲子トンネルの真上あたりから

 

無事に下山し、まず山友に声をかけ、大黒屋さんの玄関口ベンチをお借りしてレインウエアを脱いだところで、ザーッ!!と激しい雨が降り出しました。

このタイミングにはあまり物に動じない山友も驚き、「ね、晴れ女でしょ!?」と言った私に「確かに!!」と言わしめたのでした、ぐふふ。(7/14UP)

 

* * *

 

↑白河城(小峰城)

 

もう少し時間があったので、お城見学。

白河駅前のスタイリッシュな建物の図書館も入ってみたけど、設備充実で文化的。

ゆっくり滞在して散策するのも楽しそう。また来よう。

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
雄国沼と雄国山

コース:喜多方駅=(シャトルバス・萩平経由)⇒金沢峠→雄国沼→雄国山→福祉センター前バス停⇒宿

 

↑コース絵図

 

ニッコウキスゲの黄色いじゅうたんの中を歩きたい!との強い思いがわき、今年の山テーマを無視して福島県の雄国沼(おぐにぬま)へ。

天気はよくない予報の週末ですが、高山植物の短い夏は待ったなし!!ですから、比較的降られなさそうなところを木曜晩から練り直し、ぱぱぱと決めて出てきました。

東京駅には登山スタイルの人がたくさんいて、天気予報悪いのにねぇ、どこ行くんかなぁ、と自分のことは棚上げにして思ったりするのでした。

 

↑喜多方駅

 

喜多方(きたかた)駅に10時20分に着。

喜多方駅から金沢峠に向かうシャトルバスがあり(2016年6/4〜7/18の土休日)、発車時刻は11時45分で、11時15分着の電車のほうがよかったのだけど、みどりの窓口でこれはイベント列車でびゅうの商品だから別購入となるという説明で切符を買えなくてそうなりました。

(乗れたんじゃないか?と帰路で思う、後述)

 

↑今年初めて逢うニッコウキスゲ

 

駅近隣の漆塗りの店に入ったり、駅の待合室で軽く腹ごしらえしたりして1時間半ほどをやり過ごし、シャトルバスに乗り込みます。

山に向かうバスなのに、11時45分発の設定が解せないが、萩平で車利用の客を乗せ、12時半に金沢峠に着きました。はあ、長かったこと!

 

↑湿原へ向かう階段を下る

 

金沢峠のデッキ右側にある入り口から階段で湿原方向に下ります。

下っていく道の脇に、この夏初めてのニッコウキスゲに逢います。

 

↑白い紫陽花様の花も

 

↑湿原

 

休憩舎に向かう道を左に見送りもう少し下ると湿原まで下りられます。

順路が決まっていて、反時計回りで歩くルールのようです。

木道の幅が広くないですが、ところどころに大きなデッキが設けられているので、長く立ち止まりたいときは、そこで。

ニッコウキスゲはもちろん、サワラン、トキソウも咲いています。

でも木道に高さがあるから、小さな花の接写はちょっと難しいな。

 

↑ニッコウキスゲ/日光黄菅(ユリ科)

↑サワラン/沢蘭(ラン科)

 

 

沼寄りの半周が最も密生していて、そこを大事に歩きました。

咲いている花の横にはつぼみではなく咲き終わって枯れた花がついているから、ピークを折り返し中の時期ですね。ピーク時はもっと景色全体の黄色が強いのでしょうね。

木道終盤には終わりかけのアヤメにも逢えました。

久しぶりの湿原歩きはゆっくり歩いてもすぐに終わってしまう。

神様がつくった地球のお花の楽園がいつまでもこのままでありますように、と願いながら後にしました。

 

↑何アザミかな

 

湿原周回のあと、休憩舎への分岐に戻り、登山道を行きます。

ブナもある気持ちいいコースを行き、休憩舎へ。トイレもあります。

 

↑緑濃いコースです

 

↑ハナニガナ

 

ここでココアを淹れ、ワッフルをいただきつつ20分ほど休憩。

天気が崩れたら雄国沼登山道入口へ下山、もちそうなら雄国山に登って福祉センター前バス停に下山のつもりで計画してきていて、なんとかもつかと歩きながら判断。

雄国山へと道を分けます。

 

↑雄国沼を振り返る

 

↑シラタマノキ/白玉の木(ツツジ科)

↑ヤナギランと背後に磐梯山の頭

↑キバナノカワラツバ、かな

 

嗚呼、こっちにコースどりして本当によかった!!

稜線に出ると視界が開け、雄国沼全貌が見えます。

登るほどに展望が広がるので、何度も振り返って楽しみます。

 

↑雄国山山頂

 

↑雄国山山頂からの眺め(檜原湖方向)

 

狭いながら山頂には小さな展望デッキがあり、三角点もあります。

デッキに上がると展望は360度。雪をいただく飯豊山系から隣の磐梯山と、ぐるり見渡し、下山にかかります。

 

福祉センター前のバス時刻は16時30分。

それを逃すと次は19時くらいまでないので、確実に乗れるよう、いつもよりペースアップ。

深山の雰囲気だったり、明るい笹道に出たり、美しい雑木林だったりと展開を楽しみつつ。

 

 

 

 

↑雄国パノラマ探勝路

 

「ラピスパ裏磐梯」の西口と東口の分岐が現れたのは15時半くらいでしたか、小さなベンチがあったので、ひと息つくことができました。

 

↑分岐点

 

サクサクと下ると、キャンプ場に出、車道になります。

コテージのある車道を下ると、459号に出、道路の向かい、福祉センターへの道の入り口にバス停がありました。

 

↑コースの緑が濃く、つい写真をたくさん撮りました

 

↑最後に熊さんとカモシカさん向けの注意看板。ないす

 

やってきたバスは、まずラピスパの方に行ってから戻ってきました。

乗客は私一人です。

点在するホテルにいちいち寄るコースどりだから、バス会社とホテルが提携して運行しているのかもしれない。

 

ホテルは昨夜、訳ありの格安部屋に空きを見つけて急きょ予約したのだけど、何かの事情からか、すんごいいい部屋になっていた。シングルの小さい部屋のほうが落ち着くんだけどと、貧乏性な私(・_・;。

そんなで無事に下山して宿に落ち着き、五色温泉を加水、という湯で汗を流しました。

 

日帰りの場合はラピスパで一浴し、バスで喜多方駅に戻って帰路につくつもりでした。

昨夜の段階で格安部屋がたまたま空いていて、新幹線の特急券代を浮かせば差がなくなってきたので、明日は一日雨の予報だし、とそのようになりました。(7/12UP)

 

↑豪華すぎる部屋。落ち着かん、こわい…

しかしめったにこんな部屋になることはないから記念公開、笑

 

***

 

翌日は往き同様、「フルーティアふくしま」を避けて早めにホテルを出る予定でしたが、時刻を読み間違えてしまい、次のバスに。

そうなると、猪苗代からの次の電車は「フルーティアふくしま」(ーー;)ダァ。

電光掲示板に後ろの4両は普通車とあるから、普通車なら乗れるのか駅員さんに訊くと「乗れる」と言う。

私がその前に訊いたときは「乗れない」と言うのよ、だから電光掲示板には「後ろは普通車とあるけど……?」としつこく訊いたら、それは乗れるということだったのだ。

頭が混乱したけど、つまり後ろにくっついてるのは「フルーティアふくしま号」じゃないという認識で駅員さんは話しているんじゃないかな、と。

乗り換え検索だと、私が乗りたい便そのものが「フルーティアふくしま号」となるし、時刻表もそうなっておる。

その便に乗りたいわけで、その便のカフェ車両に乗りたいわけじゃないし、 そのイベント列車を知ってる人は最初からびゅうカウンターに行くわけだし、説明に難がありませんか。

「乗れない」じゃなく、「後ろの普通車は乗れます」と説明してくれないと、その便に乗れないと思ってしまうではないか。

ググッた結果、実際そのような混乱が起きているように思う(ーー;)。

あやうく3時間も駅で足止めされたかもしれなかったわ、やれやれ〜という余談でした。

 

さて、もう一つ。

一年ごとに山旅にテーマを設けはじめたのは、いつからだったかしら。

初めはザックリとしたテーマだったのが、山探しの楽しさにはまってキッチリになってきて、最近ではだんだん不自由になってきた(ーー;)。

今回、長〜い電車時間(宇都宮上野ラインの座席はクッションが薄くてお尻が痛くなりました)に思案して、シリーズで歩いている山は別枠で進めることにしました。

歩き通したいシリーズはいくつかあり、今回の雄国山が含まれる『うつくしま百名山』然り。これは大好きな田部井淳子さんが選考委員に入っているから、ぜんぶ歩きたい!

なかなか進まない『花の百名山』『新・花の百名山』も然り。少し古いから花の状況が変わってしまっているけれど、愛情を持って本棚に残している本。

ほかに完結したいシリーズは、大月市選定の『秀麗富嶽十二景』、比較的全山登頂ができそうな『山梨百名山』

もう少し自由にやることにします、てへ。

| りこ&とこ | 21:00 | comments(2) | - |
秋田駒ヶ岳 ~東北 馬の山旅4~
コース:宿→アルパこまくさ=(羽後交通バス)⇒駒ヶ岳八合目→阿弥陀池→男女岳(1637.3m)→男岳→駒ヶ岳八合目=(バス)⇒アルパこまくさ=(バス)⇒田沢湖駅


↑コース絵図

5時起床。

宿の朝食は7時からですが、6時45分には用意できています、というお話でしたので、出発の準備を先に済ませておき、ささっといただきます。

 

宿からアルパこまくさまで歩いて5分とかかりません。

アルパこまくさから秋田駒ヶ岳の八合目までは交通規制があるので、シーズン中の土日、祝日などはマイカーのかたはここに車を置いてバスを利用します。

早めに着いて、コインロッカーがないか尋ねると、100円で荷物を預かってくださるというので、山で必要のないものをサブバッグに詰めて預けます。すごく助かります。



↑八合目から秋田駒ヶ岳を仰ぐ
(右上に向かって斜めに入っているラインが今回歩いたコース)
 

7時42分発のバスに乗り込み、8時7分に八合目着。

準備を整え、すぐに歩き始めます。



↑最初の分岐点
 

すぐに焼森方面と道を分け、新道と呼ばれる南西に向かうコースで登ります。



↑まずまずの紅葉

しばらくすると山肌が大きくえぐれた旧硫黄鉱山跡が殺伐とした景観を現します。ここから旧道もありますが、危険コースらしいです。

私はもちろんメジャーな新道を行きます。



↑旧硫黄鉱山跡
 

ヤマハハコ、アザミ、トリカブト、ウメバチソウなどを観ながら登っていきます。
登山道脇の土の色がやけに赤みを帯びています。


↑こんな色

振り返ると登山口の八合目、黄色の宿泊した宿が見下ろせ、乳頭山もしっかり確認できました。


↑乳頭山方面

汗ばんだ頃に片倉岳に着きます。「岳」とついているけれど、ピークはなく、途中の小広いエリアという感じ。

この辺りから田沢湖が見えはじめますが、雲が多くクリアではありません。



↑田沢湖の端っこ

昨日も今日も天気予報はいいのですが、山には雲がかかっています。雲がたまりやすいエリアなのかな?

それでも雲が切れるたびに秋山らしい紅黄葉が広がり、まずまずです。



↑紅黄葉の登山道
 

今日は早い時刻のバスに乗れましたし、ガッツリ歩かないコースどりにして、連休最後の山を写真もたくさん撮りながらマイペースで楽しみます。

バスの本数が多く、逃したら次のバスにするなり温泉を諦めるなり、やりようがあるので気が楽です。





↑足もとも紅葉
 

歩き始めから1時間ほど過ぎたあたりで男岳(おだけ)が眼前に現れ、道は木道に変わります。


↑男岳


↑男女岳

木道を辿っていくと阿弥陀池(あみだいけ)が姿を現します(9:30)。無色なので、蔵王のお釜や栗駒の昭和湖と比べるとパッとしない感じですが、快晴なら山の姿を映してもっと綺麗かもしれない。



↑木道


↑阿弥陀池が見えてきました

阿弥陀池のほとりを歩き、まずは男女岳(おなめだけ)を往復します。男女岳は、女目岳ともいいます。



↑男女岳の登山道

整備された階段状の登山道をゆっくり登ると高度が増すごとに違う景色が現れ、何度も立ち止まりながら登ります。

男岳へ向かう登山者が横岳との鞍部に立っている様子が見えます。


↑男岳と横岳の鞍部

「秋田駒ヶ岳」というのは男女岳や男岳などの総称です。
地元では「駒ヶ岳」と呼んでいるそうですが、ほかの多くの駒ヶ岳と区別するために「秋田」がつけています。
「新・花の百名山」に入っていますので、夏なら高山植物がたっぷり楽しめる山でしょう。

9時55分山頂着。
山頂は風が強く、片倉岳で脱いだジャケットを再び着込みます。

景色を楽しみ、飲み物を少し飲んで、すぐに阿弥陀池へ下ります。

休憩は池畔でしましょ。



↑秋田駒ヶ岳山頂

雲が多いですが、幸い一帯は見えており、下りながらも雄大な景色を楽しみます。


↑阿弥陀池


↑横岳方面
 

池畔には避難小屋があり、トイレ(チップ制)もあるので助かります。

利用させていただき、池畔のベンチで休憩にします。



↑阿弥陀池のほとりから見上げる男女岳

昨日登るつもりだったときは、盛岡のコンビニでおにぎりを買って田沢湖駅に移動してきたのですが、今日はコンビニがないエリアですので、昼食の用意に実は困りました。

宿の売店にもカップ麺とか置いていなかったし。


で、本日の食料は、昨日の朝のおにぎりの残り1つ(消費期限切れてますが、夏じゃないし個包装だし保存料たっぷりだし;大丈夫でしょ?)と乳頭温泉の黒湯でゲットした黒玉子、アルパこまくさで買った長期保存可のパン1つといった具合。

この中で一番のご馳走だった黒玉子、大事に持ってきたのに、殻をむくときにつるんと手元から離れ、落としちゃったの。
白身の一部が手元に残り、あとは砂だらけ。もうがっかりしょんぼりです。

しかたなく白身一部を食べて、おにぎり食べて、おしまいにしました。



↑男岳の登山道から阿弥陀池を見下ろす
 

まだ時間は大丈夫なので、休憩のあと男岳にも登りましたが、昼が近づくにつれてさらに雲に囲まれ、視界が白くなってきます。



↑視界5mくらいか

真っ白で先が見えないので、山頂はまだか〜と思いつつ歩くうちに赤い鳥居が見えて、そこが山頂でした(11:00)。
山頂には祠(ほこら)もあります。



↑男岳山頂


↑山頂からの眺め(笑)
「ね、何も見えないでしょ!?」というのをあえて撮ってみた


↑下山中に少し雲が割れ、横岳、阿弥陀池が姿を現しました
 

再び阿弥陀池まで下り(11:20)、そのまま登りと同じコースで八合目へ下ります。



↑男岳

登りながら観る紅黄葉と、下りながら観るそれはまた違い、やはりたくさんシャッターを切りながら下ります。





↑紅黄葉

12時55分のバスに乗るつもりでのんびりと下ります。
登りではあまり撮らなかった花の写真を撮ったりしながら、次に来るときはもっとたっぷり歩けるコースどりにしようと考えたりします。
下山するときにはすでに別の山行を考えたりしているあたりが、もうそうとうの山ビョーですね(^_^;)。


↑ヤマハハコ/山母子(キク科)


↑せんこう花火みたい!

12時25分、八合目に下山。

予定どおり12時55分のバスに乗り、アルパこまくさに13時7分着。

預けておいた荷物を引き取り、一浴してサッパリし、14時30分のバスで田沢湖駅へ。

田沢湖駅周辺のお店で稲庭うどんをお土産に買い、新幹線こまちで一直線に帰京しました。


↑お土産は稲庭うどん。たっぷりサイズで(笑)

 

余談ですが、秋田新幹線って、盛岡までは実は「在来線を走る新幹線車両」というだけじゃありませんか(ーー;)

昨日乗った田沢湖線と同じ線路を新幹線ぽくないスピードで走ってるもの。いや乗り換えなしだし盛岡からは速いし、別に文句じゃないんです。ちょっと驚いただけです。

私の東北を走る新幹線の不満は、全席指定の列車があることだけです。
どうしてもこれに乗らないと間に合わないんだ(>_<)!!というとき、すごく困ります(急に決めた山行の始発新幹線)。

 

本筋に戻りまして、4までおつきあいくださったかた、ありがとうございました。(10/9UP)

*参考まで
・羽後交通バス/アルパこまくさ〜駒ヶ岳八合目:620円(子供・身障者310円)、アルパこまくさ〜田沢湖駅前:620円(同310円)
・アルパこまくさ/入浴料520円(子供300円)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
乳頭温泉めぐり 〜東北 馬の山旅3〜
コース:田沢湖駅=(羽後交通バス)⇒乳頭温泉→孫六温泉→黒湯温泉→休暇村 乳頭温泉郷=(バス)⇒アルパこまくさ→宿
 

盛岡の宿で4時前に起床。
5時に宿を出て始発の在来線で田沢湖駅へ向かう。

形のよい岩手山を眺めながら、まだまだ登っていない山がたくさんあるなあ、と思う。


↑前置きが長いので、この日に見かけた花を挿入;;

バスの時間まで2時間近くあるため、待合室で朝食にすればいいさ、と新幹線を使わないため変な時間に着いたのですが、駅構内
の椅子で次々に車で親に送られてくる高校生の様子を眺めているうちにはたと気がついた、今日が平日だということに……!!!

 

夏休みのあと、ものすごい量の仕事が重なり、土日が丸々つぶれたため、翌月で代休を取ったのが今日だったわけだけど……早朝に移動してきても、平日では秋田駒ヶ岳八合目まで行くバスが運行しておらない!!

 

バスとまったく噛み合わない在来線の時刻に変なのーと思った時点で気づきたかった。

家を出る前には、今日は天気も悪そうで、それから宿でゆっくりしてから移動すればいいしと考えていたのですが、天気予報が上出来だったもんだからー、無意味に早起きして始発で来て、無意味に来るはずのないバスを待っていたよ(>_<)!!



 

気づいた時点で645分!

どうすんだーってどうにもならん(ー ー;)乳頭温泉まで移動して乳頭山に登ったりとかは……しない、下調べなしに山にいきなり登るとかしないのだ、私は。

それで、温泉巡りに急遽切り替える。



↑孫六温泉へ向かう道

6時55分
発の乳頭温泉行きバスに乗り、終点に着くまでにリサーチすると、乳頭温泉七湯のうち「孫六」というところが8時から入れるとわかる。

バスの運転手さんと話をするとオススメは「黒湯」だと言う。

黒湯は9時からだから、孫六のあと入りましょ。

なにしろ時間はたっぷりあるし、蔵王、栗駒と続けて登ったあとだから、1日休むのは悪くない。

と、大失敗を立て直すべく、一生懸命ポディティブシンキング。



↑孫六温泉へ向かう道にある沢
 

最初の孫六の露天風呂に入ったとき、あまりにゴミが多くてびっくりしたのですが、乳頭温泉てそういうものみたい。湯の華。



↑孫六温泉
 

孫六から10分くらい歩いたところにあるのが黒湯。

着いたときにまだ清掃時間だったので、ここでコーヒーと酒まんじゅうのセットをいただきました。

コーヒーがかなり美味しかった。水が美味しいからかな?

珍しい黒玉子160円也も買う。明日のおかずだ。



↑黒湯温泉


↑黒湯温泉のコーヒーセット
 

お湯は乳青色できれい。

オススメどおり、露天風呂も内湯も、すごく気持ちよかった。



↑こんな色の温泉(これは露天風呂ではありません)


↑沢の水でラムネを冷やしていました
 

黒湯から「休暇村 乳頭温泉郷」まで歩きます。

車道と別に散策路が造られていて、ブナ林の中を歩けるのがグーです。







↑ブナ林の散策路
 

休暇村の日帰り入浴は11時からで、ここでも少し待ってから入ります。

黒湯もそうだけど、清掃したばかりの一番風呂だから気持ちいいです。

露天風呂はブナ林の中にあり、森の香りもしました。

 

休暇村のレストランで昼食にします。

宿の夕食に響かないよう稲庭うどん。



↑稲庭うどん(少し食べちゃってから撮影;)
 

乳頭温泉巡りはこれにておしまい。

ちなみに、乳頭温泉七湯の紹介した以外の湯は、鶴の湯温泉妙乃湯大釜温泉蟹湯温泉となります。

バスでアルパこまくさまで移動し、そこから宿との距離を確認しつつ徒歩で向かいます。

「アルパこまくさ」というのは、秋田駒ヶ岳のマイカー規制の拠点としてスタートした施設で、温泉、食堂、売店があります。秋田駒ヶ岳のパネル展示も。


↑アルパこまくさの敷地から田沢湖が見えます
 

チェックインの時間にはまだ早かったんだけど、入れてもらえて大助かり。

朝早すぎたので、少し休んで、夕食までにもう一浴しました。

本日4回目の入浴。だって入らないと勿体ないでしょ

しかもこの宿の湯は、乳頭温泉から引いたものだそう。

うーんと思いながら入ったら、すごく気持ちいい湯で、ご満悦。

夕食でお腹いっぱいになったあと、早々に睡魔に襲われたのは、言うまでもない。(10/7UP)


4につづく


↑本日の宿、駒ヶ岳グランドホテル

*参考まで
・羽後交通バス/田沢湖駅前〜乳頭温泉:820円(子供・身障者410円)、休暇村前〜アルパこまくさ300円(同150円)
・乳頭温泉/孫六温泉510円、黒湯温泉510円、休暇村 乳頭温泉郷510円(子供255円)
・駒ヶ岳グランドホテル/1泊2食:9000円〜(プランによる)
 

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
栗駒山 〜東北 馬の山旅2〜
コース:一ノ関駅=(岩手県交通バス)⇒須川温泉バス停→名残ヶ原→昭和湖→天狗平→栗駒山(須川岳1626m)→天狗平→昭和湖→須川高原温泉→須川温泉バス停⇒一ノ関駅
 


↑コース絵図

5時前起床。

昨夜、夕食に出かけたついでに山形駅前のヴィ・ド・フランスで買った美味しいパン、インスタントコーヒーで朝食。

宿のサービスでついていたさくらんぼ水をモッタイナイ水筒(マータイさんブランド)に詰め、ポットで作った湯をステンレス水筒に詰め、道筋にあるコンビニでおにぎりを2つ買って山形駅へ。



↑ホテルの窓から見た山形市街
 

今日もいい天気!

まずは仙山線で仙台に出ます。

山寺、作並と一度は下車して訪ねたい地を電車で通り過ぎます。

仙台で乗り換えて一ノ関へ。



↑一ノ関駅
 

栗駒山への公共交通機関は、一ノ関駅と須川温泉を結ぶ一日2往復(季節運行)のみです。

このバスの時刻表に合わせると滞在時間は4時間。

悪天修業となった前回は温泉に寄る時間が残らずに足湯で我慢して帰路につきましたが、天候に恵まれた今回、さて温泉タイムは残るかが課題です。



↑須川温泉
 

一ノ関から須川温泉へ向かうバスは、びっくりするくらい車体が古く、これで山道を登れるのかしら?と心配しましたが、大丈夫でした。

運転手さんはベテランで、カーブを滑らかに曲がり、適宜後ろに詰まる一般車両に道を譲ります。

「厳美渓」「郭公だんご」と初めて目にしたものを思わずメモをとったりしながら1時間半かけて須川温泉へ(10:44)



↑快晴!
 

登山口はいくつかあるようですが、素早く支度を整え、前回と同じ源泉から歩きはじめます(10:47)。

名残ヶ原ではキンコウカが陽を受けて輝き、リンドウ、ウメバチソウなどが見られます。


↑名残ヶ原

名残ヶ原までは温泉とセットで散策している観光客もいて、周回もできるようです。

余裕があれば私もいろいろなコースで歩いてみたいですが、如何せん、今日は忙しい登山なので、グイグイと登っていきます。



↑エゾオヤマノリンドウ/蝦夷御山の竜胆(リンドウ科)

湿原から樹林帯に入って登っていくと、地獄谷というところに出ます。あたりに硫黄の匂いが漂います。
登るにつれて紅黄葉が進み、周りの山々もよく見えてきます。
変化に富んだ登山ができるコースですね。







↑地獄谷

11
35分に昭和湖着。

乳緑色の昭和湖のほとりで水分補給の休憩。

まだ私同様に登っている人もいるけれど、すでに下りの休憩に入っている人も多い。

登山口に向かうバスなのに、日帰り登山できる設定になっておらんと思うのダ。
岩手県交通に意見しようかしら。
利用者が少ない原因と思うし、これでは売店や風呂にお金を使う時間が残らず経済効果も薄いと思うな。



 

そんなことを考えつつもまたすぐに歩きだします。
珍しく本気でガツガツ登っていますが、参考タイムより人並み外れて速くなるわけでなし、あとは山頂滞在時間を短くするしかない感じ。



↑天狗平
 

天狗平まで登ってくると、眼前の山の斜面に紅黄葉が広がり、大感動。


↑紅黄葉

今日は13時を山頂かどうかにかかわらず「折り返し地点」と設定して登ってきましたが、現在12時20分。なんとか山頂は踏めそうです。

天狗平から山頂までが爽快な尾根で、大パノラマと紅黄葉を楽しみながら登頂しました(12:40)。



↑山頂碑
 

眺めのよさげな場所で急いでコーヒーを作り、卵入りパンで軽い昼食。

バスの中でおにぎりを1つ食べてから登っているので、これで大丈夫。

できるだけ景色を楽しむほうに少ない時間を充てます。






↑山頂付近から山の紅葉を楽しむ

写真を撮ったりしているとすぐにタイムリミットの13時になり、惜しみつつ下山を開始します。

下りながらも景色を楽しみます。
9月は台風シーズンですし、これまで見事な三色紅葉をベストタイミングで楽しんだことがあまりなかったように思います。
今日は大当たりでありがたいです。




↑天狗岩あたりからの眺め


↑下りつつも何度もシャッターを切ります

天狗平から昭和湖までの湿った岩の多いところは焦らないように足元に集中して下り、歩きよいところはかなりハイペースで下ります。



↑ウメバチソウ/梅鉢草(ユキノシタ科)


↑やわらかな黄葉

昭和湖に13時50分着。

14時半
までに下山できたら、ちょっとでもいいからぽちゃんとしよう!と思いながら下ります。
名残ヶ原は名前のとおりですね、惜しみながら通過します。


↑名残ヶ原

なんと、本当に14時30分ジャストの下山でした。

大急ぎで露天風呂に入ろうとして、ハッ!
サングラスかけたままだったと気づいてまた脱衣所に戻る。
これじゃ超怪しい人ぢゃん(ー ー;)

眼鏡に替えて入ると、ふわあ〜、極楽極楽〜〜。

湯の色が昭和湖と同じだな、などと思いながら10分つかって上がります。

今日は登山も温泉も超忙しい!!



↑褐色に色づいたキンコウカ
 

発車5分前の14時55分にバス停に並ぶと、すぐにバスが着て、運転手さんは今朝と同じかた。

往きでは3、4組だった登山者は、帰りはその倍くらい。

みなさんよく歩いてお疲れのようで、バスが走りだして間もなくぐっすり。私も何度かうとうとしました。

 

バスは16時26分、一ノ関駅着。
同じ駅に戻ってくるからとコインロッカーに入れた登山に必要ない荷物(大して多くないけど少しでも身軽になりたいから)を回収し、乗りたかった16時33分発の東北本線にギリギリセーフで乗り込みました。

新幹線代を節約できた列車は、盛岡行き。

一ノ関には安い宿が少ないため、今日のうちに盛岡に移動することにしたのです。

東京から一続きにしたほうが乗車券が安く、しかも特急券をなるべく使わないようにするのが節約のテクニックなのダ。



↑じゃじゃ麺(スマホで撮影)
 

盛岡の駅近の宿に荷物を置き、お腹がペコペコだったのですぐに食事に出ます。

生ビールにトマトサラダ、郷土料理というじゃじゃ麺を注文してみたら、麺がモチモチ味も絶妙で、すっごーく!美味しかったです。

じゃじゃ麺がもともと美味しい食べ物、というより料理人のセンスが大きい。
じゃじゃ麺もトマトサラダもお高くないのにキチッ!と作ってあり、とても美味しかったですから。
「岩手の居酒屋 なはん」というお店。おすすめ(*^_^*)!


満足して宿に戻り、風呂・洗濯を終えたのが9時半。

くたくたで、あっという間に眠りに落ちました。(10/2UP)

3につづく


*参考まで
・岩手県交通バス/一ノ関〜須川温泉:1450円(子供・身障者730円)
・須川高原温泉/入浴料600円
・盛岡の宿/素泊まり3000円台より
 

| りこ&とこ | 21:00 | comments(2) | - |

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