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酉谷山へ…!! ~長沢背稜縦走~

コース

1日目:奥多摩駅=(西東京バス)⇒鴨沢バス停→堂所→ブナ坂→奥多摩小屋→小雲取山(1937m)→雲取山荘(泊)

2日目:雲取山荘→大ダワ→芋ノ木ドッケ→桂谷ノ頭→長沢山(1738m)→水松山→滝谷ノ峰→行福ノタオ→酉谷山(1718.3m)→酉谷峠→日向谷ノ頭→坊主山→七跳山→大栗山→三ツドッケ→滝入ノ峰→東日原バス停=(西東京バス)⇒奥多摩駅

 

↑コース絵図

 

酉谷山(とりだにやま)とりを目指すため、今年最も長い行程になるであろう長沢背稜を縦走しました。

長沢背稜は、東京都と埼玉県を分ける県境尾根で、芋ノ木ドッケから三ツドッケあたりを指します。

いろいろ作戦を考えた末、1日目に雲取山荘まで行き、2日目に早朝スタートで東日原(ひがしにっぱら)へ下ることにしました。

 

↑鴨沢バス停から30分ほど登った先にある登山口には、雲取山が今年の西暦と同じ2017mの山ということで記念看板が立っている

 

奥多摩駅を出る8時半のバスは4台(丹波行きが早め発車、中2台は鴨沢西行き、最後に丹波行きがもう1台)出て、たくさんの登山者を送り出します。たいへんなにぎわい。

鴨沢でもトイレに長蛇の列ができていて、並ばずにスタートします。

何度も歩いているコースで不安はありません。

登山口には、雲取山の標高が今年の西暦と同じということで、新しい標識ができていました。

 

↑新緑と山ツツジ

 

↑グリーンシャワー

 

新緑の中を登り、堂所(どうどこ)で立川で買った菜っ葉包みのおにぎりを一つ頬張り、七ッ石山を巻いてブナ坂へ。

ブナ坂から奥多摩小屋小雲取山の登りが寝不足の身にキツイこと。

 

↑七ツ石山の巻き道

 

↑奥多摩小屋手前

 

体調が整えられなかったのと、あいにくの霧模様で、2017mの雲取山は巻いて雲取山荘へ直行します。

動物に出くわしそうな人のいない静かな巻き道を行き、雲取山荘に16時に到着。

 

↑雲取山巻き道は笹の道

 

受付をすませ、記念バッジをもらいます。

食事は夕食と明日の昼食の弁当を頼みました。

食事は3回戦の2回目。部屋は10人部屋に10人。細長い布団に1人1枚だからありがたい。

トイレの個室が男女2室ずつなので、毎回順番待ちなのが難でした。

早々に就寝し、明日に備えます。

 

↑雲取山荘の夕食

 

寝つけないままようやく眠くなった頃、3時半に電灯がパチリとついて、部屋の皆さんが起き出したので、私だけ寝ているわけにいかず、起床します。早すぎない(ー ー;)?

でも本当は早立ちしたほうがよい長い行程なので、あくびを何度もしながら活動を開始します。

身仕度を整え、弁当を引き換え、玄関に用意されたジャーから湯をもらい、外のベンチで朝食を済ませ、5時に出発しました。

 

↑雲取山荘のテント場の横を過ぎる

 

↑朝もやの中、大ダワへ向かう

 

朝靄が漂う中、テント場を過ぎ、大ダワまで男坂で下り、さらに下って三峰への道と分かれ、いよいよ初めての長沢背稜へ。

芋ノ木ドッケまでの登りで息切れがし、これからの長い道を思うと体調に不安を感じますが、晴れ予報、日の長い季節、シャクナゲのベスト週末と条件は満ちている!ことに押され、足を前に出していきます。

 

↑植物が朝露に濡れて生き生きと

 

↑三峰方面と長沢背稜の分岐点

 

↑芋ノ木ドッケへの急登

 

芋ノ木ドッケまでの登りが済めば、あとは楽になっていき、段々に調子を取り戻してきました。

 

↑長沢背稜の様子

 

柱谷ノ頭の手前より、アズマシャクナゲが咲いていて、写真を撮りながら歩き進みます。

アズマシャクナゲの咲く尾根は岩がちで歩きにくいですが、花に心を奪われているうちに過ぎました。

標高1700m前後の山の深部にある、桃色の大きな花の園は、長いながい道を歩いてきた者だけが見ることのできるご褒美。

 

↑アスマシャクナゲがポツポツと現れはじめる

 

↑アズマシャクナゲ/東石楠花(ツツジ科)

 

長沢山でひと休みし、水松山(あららぎやま)を過ぎると天祖山への下りと道を分けます。

この分岐を過ぎると、日原方面へのエスケープルートはありませんが、今回の目的は酉谷山ですから下りません。

滝谷ノ峰の手前のヘリポートを過ぎ、不思議にどんどん脚が速く出ます。

 

↑シャクナゲエリアは岩っぽい

 

↑深山情緒たっぷり

 

↑ワチガイソウ/輪違い草(ナデシコ科)

 

↑天祖山分岐

 

↑歩きよい尾根道

 

↑滝谷ノ峰ヘリポート

 

↑ゼンマイにょきにょき

 

↑緑のふところ道

 

酉谷山への登りが再びキツく感じられましたが、ゆっくりと登りつめ、10時半、登頂。

展望はなく、あまり楽しい山頂ではないので、少しだけ休憩したあと下ります。

 

↑酉谷山山頂、三角点あり

 

小川谷林道へ下る道との分岐点の下方に、酉谷山避難小屋の屋根が見えていて、どんな小屋か見たかったけれど、また登るのがキツそうなので寄らずに一杯水方向への道を行きます。

 

↑酉谷避難小屋

 

道はなだらかな下りまたは水平道で歩きよく、獣のように、泳ぐように、脚がスイスイと前に出て、かなりハイペース。

登りになるとただちに息が上がる今日の体調なのに、歩きやすくなると不思議に脚が速くなります。

岩壁沿いにつけられた木橋に腰が引けてソロリソロリと渡ったところを除いて。

脚が勝手に速いので、おやつで栄養補給しながら、一気に一杯水まで進みます。

 

↑腰が引けた木橋

 

↑大好きなシロヤシオに出逢う

 

↑歩きよい水平尾根

 

一杯水避難小屋に13時に着き、避難小屋の中で遅い昼食に。

お弁当は平べったいプラスチック容器に詰められていたからザックに収まりがよかったですが、昆布の佃煮の汁が染み出していて、ザックの中が少し汚れました。用心してポリ袋に入れたらよかった。

 

↑一杯水避難小屋

 

↑雲取山荘のお弁当

 

シャリバテしないよう1時間おきくらいに何かしら食べていたので、食べきれずご飯は残しました。

13時半に避難小屋を出て、ヨコスズ尾根を下ります。

しばらくはゆるい下りなので、やはりハイペースで。

 

↑ヨコスズ尾根も標高が高いところはよい雰囲気

 

植林地帯に入ってくると傾斜がややきつくなってきて、速足だと足元が滑って危険なのでペースをゆるめました。

ようやく民家が見えてきてもう少しで下山となったところで、道にはゴロゴロした石が多くなり、長いながい下りで疲労している足につらい。

苛立ちながら下り、15時、無事に車道に出ました。

 

↑落ち葉のたまり道

 

↑最後は植林地帯

 

15時台にバスはないのはわかっていましたが、スマホのバッテリーが切れそうなのもあって、山中での時間調整を考えませんでした。

バス停の清潔なトイレで顔を洗ったり着替えをしたりして、サッパリ。

16時17分発、奥多摩駅行きのバスで帰路につきました。

 

山地図アプリによると、1日目の累計標高差は登り約1700m、下り約400m、歩行距離は約13km。

2日目のは累計標高差が登り約1200m、下り約2400m、歩行距離は約21kmでした。

翌日は身体が重ダルく、翌々日も脚がパンパンでやはりダルく、なかなか疲労物質が身体から抜けてくれませんが、いつか!!と思っていた長い尾根を歩ききった充足感は大きく、また自信になりました。

酉谷山登頂と長沢背稜を歩き通す!!ということに目的を絞っていたので、今回はアズマシャクナゲ以外の植物観察には時間をとらずにひたすら歩き、文は少なめ、画像メインで2日分をまとめました。(6/4UP)

 

| りこ&とこ | 21:00 | comments(4) | - |
鶴峠から鶴寝山へ

コース:上野原駅=富士急山梨バス)⇒鶴峠→奈良倉山(1348.9m)→松姫峠→鶴寝山(1369m)→山沢入りのヌタ→大栃の木→小菅の湯⇒上野原駅

 

↑コース絵図

 

GWの終わりは、緑が深くお気に入りの奥多摩の小菅(こすげ)方面へ。

コースを変えて何度か歩いているけれど、何度でも行きたくなるエリアです。

 

↑登山口ではツツジがお出迎え

 

上野原(うえのはら)から出る登山バスのスタッフは、登山者を楽しませたい!というサービス精神にあふれていて、いつもキビキビと登山者の列を誘導したり、説明をしたりしていていい仕事しているなと思う。

私がパンフレットを物色していると、すぐに新しい立派なほうのを渡してくれました。

 

↑ミヤマキケマン/深山黄華鬘(ケシ科)

↑タチツボスミレ/立壺菫(スミレ科)

 

鶴峠とり(つるとうげ)行き8時10分発のバスには、大勢の登山者が乗り込み、それぞれの目的地に応じて降りていき、終点まで乗っていたのは十数名ほど。

バス停のすぐ下にトイレがあるため、そこで降ろしてもらいます。

 

↑新緑のコースへ

 

トイレを済ませ、ツツジが咲く登山口より、歩き出します。

さっそく、ミヤマキケマン、タチツボスミレなどがすぐに迎えてくれます。

 

↑見晴台(仮)

 

GW前半で2山やり、間に重めな仕事をしているので、ちょっとお疲れぎみな私。

今日はゆるゆるノンビリ、歩きます。

 

 

↑緑がやわらかい

 

まずは「秀麗富嶽十二景」5番山頂の奈良倉山(ならくらやま)に着きます。

富士山見えるかな、見えますね。

 

↑奈良倉山の展望台より。雲をまとった富士山

 

松姫峠に向かって下りだすと、一輪だけ咲き残っているカタクリを見つけました。ハロー。

 

↑カタクリ/片栗(ユリ科)

↑ミネザクラにもまだ逢えた

 

奈良倉山から松姫峠に向かうには林道と登山道とあります。

林道は通ったことないように思うので、今日は林道にしましょ。

 

↑林道

 

松姫峠までクルマで来たというご夫婦が散策していました。

登山しなくても、新緑の中を歩くだけでも気分転換になる、いい時候になりました(o^^o)。

 

↑ナガバノスミレサイシン/長葉の菫細辛(スミレ科)

↑エイザンスミレ/叡山菫(スミレ科)

↑コミヤマスミレ/小深山菫(スミレ科)

今日はいろいろな種類のスミレに逢えたので並べてみた

 

↑クロモジ/黒文字(クスノキ科)

↑なにかな

↑キジムシロ/雉筵(バラ科)

 

松姫峠には、バイオトイレがあります。

山ではトイレに行きたくなくてもトイレがあるときに行っておく、が大事です。

あれ、でも手洗い場がない……まあいいか。私と握手しないでね。

(ウソです、ちゃんとウエットティッシュで拭きました)

 

↑登山道の様子

 

松姫峠から鶴寝山までは30分ほど。

お腹がすいてきましたが、もう少し我慢して進みます。

ニリンソウコースへの道を右に見送り、山頂へ。

 

↑鶴寝山山頂

 

ベンチは先客があり、富士山の見える場所に座って昼食にします。

本当は今日は軽めだからmちゃんが行くと言っていたのに、9連休を今日までノンビリしすぎてシャキンとできず、来てくれなかったのだ。

山頂ではほかのグループがワイワイ楽しそうにしているから、なんだか寂しくなってしまった。

それでも食後のコーヒーまでいただいて、ノンビリしました。

私のGWは7日で、3日は山、3日は仕事、1日は夏冬入れ替え作業といった具合。

 

↑ニリンソウコースへ

 

せっかく5月にこの山に来たので、今日はそのまま小菅に下りずに、ニリンソウコースの分岐まで引き返し、ニリンソウコースを歩きましょう。

期待どおり小さなかわいい花が登山道わきにたくさん咲いていました。

花びらにほんのり朱が入っているものが優しげです。

 

↑ニリンソウ群生地

 

↑ニリンソウ/二輪草(キンポウゲ科)

 

たくさん写真を撮って、新緑のブナの森を行きます。

 

↑新緑の森が好きで、つい撮りすぎる

 

山沢入りのヌタ(へんな名前)で、大マテイ山・大菩薩嶺に向かうコースを離れ、小菅に向けて下りはじめます。

10分くらいすると、道が右に大きく曲がる角に栃の巨樹が現れます。

また来ましたよ、と栃の木さんに挨拶をしてから過ぎます。

 

↑大栃の木(大きすぎて入らない)

 

↑離れてから振り返った大栃の木

 

淡々と下っていくと、ワサビ田に着きます。

ワサビは白い花をつけているものもありました。

 

↑地味な針葉樹林

 

↑ワサビ田

 

↑涼しげな沢沿いの道

 

ワサビ田を過ぎると車道に出、ここから小菅の湯までが長く感じられます。

持ってきた1.35Lの飲み物はこの道を歩いたいるあいだに飲み干しました。

 

↑小菅の湯

 

温泉でさっぱりし、バスを待つあいだ覗いてみて、お隣の道の駅でぶどうのソフトクリームをいただきました。

16時半発の上野原行きバスに乗り、帰路につきました。(5/16UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
臼杵山

コース:武蔵五日市駅=(西東京バス)⇒元郷バス停→臼杵神社→臼杵山(鹿ン丸842.1m)→グミ御前→荷田子峠→盆堀山(391m)→十里木⇒瀬音の湯⇒武蔵五日市駅

 

東京都あきる野市・戸倉三山の一、臼杵山(うすきやま)を歩きました。

今日は山友提案の山行です。

 

武蔵五日市駅を9時に出るバスは大盛況で、臨時のバスが2台追加されたほど。

このバスに十里木に車を置いた山友が乗り込んで、元郷(もとごう)でそれぞれ下車し、合流。

9時半に歩きはじめます。

 

↑元郷バス停

 

登山口はバス停のすぐ脇で、大きな指導標が掲げてあります。

民家の庭の境にあるフェンス沿いに登り、山の道に入ります。

初めは山の蔭になり少し暗かったのが、ぼちぼち上がっていくと尾根に出て、明るく気持ちいいコースになっていきます。

紅葉にはもう半月早いかなという感じです。

 

↑コース出だし

↑急登

 

↑尾根の様子

 

↑コウヤボウキ/高野箒(キク科)

 

登りのコース上に電波塔が2つあるのですが、2番目はグミ尾根側に視界が開けているので、ここで早い昼食にします。

臼杵山山頂は視界がないという情報をあらかじめ得ていたからです。

 

↑電波塔2つ目ポイントにて

 

今日は舞茸ご飯と魚介フライのお弁当。

昨夜は22時まで仕事がかかり、帰宅したのが23時でしたから、起きれないかも?と危惧しつつ就寝したのですが、長年の朝型生活で4時にパチリと目が覚め、コーヒーを淹れて水筒に詰める余裕までありました。

コーヒーは、小川珈琲の期間限定「秋珈琲」です。

 

↑舞茸ご飯(具を入れて炊くだけなの。スミマセン)

 

40分ほどゆっくりし、軽くなったザックで、臼杵神社へ。

臼杵神社といっても小さな祠(ほこら)が立つのみですが、ここは臼杵山の北峰なのだそう。

ほこらのそばには古い狛犬が佇んでいます。

このあたりの三峰信仰の名残で狼像ですが、この像については猫との説もあるとか。

養蚕農家の信仰が厚かったため、カイコをネズミから守ってくれる猫説が浮上したそうです。

 

↑臼杵神社

↑狼にも猫にも見えない…!?

 

北峰から南峰へ向かいます。三角点、山頂標識があるのは南峰です。

休憩できる小エリアですが、やはり展望はありません。

 

↑臼杵山山頂

 

来た道を少し戻り、グミ尾根に入ります。

しばらく行くと、737mのピークがあり、そのピークと周辺は東側が伐採されていて展望がよい。

今日のコースのハイライトと言ってよいでしょう。

 

↑グミ尾根

↑737ピークからの眺め

 

そのあと再び樹林帯に入ります。

途中、開けたところに出て、今朝バスで通過した秋川沿いの33号線を挟んで向かいの馬頭刈(まずかり)尾根が見えました。

2年前の今くらいに歩いたのですが、そのときにはこちらの尾根から眺めることになるとは思いつきもしなかったなあ。

 

 

↑グミ尾根

↑向かいの馬頭刈尾根

 

途中、「戸倉茱萸御前」と書かれた石標が立っていました。

そのときは読めなかったのですが、帰宅してから調べたら「茱萸」は「ぐみ」でした。

そういえば、歩いているとき赤い実を何度も見かけましたから、尾根の名前の由来はこの植物ですね、きっと。

 

↑「戸倉茱萸御前」の石標

 

↑荷田子峠

 

↑臼杵山を振り返る

 

荷田子(にたご)に下りる道を左に見送り、先の十里木(じゅうりぎ)で下ることにします。

今日は城山まで行く計画でいたのですが、ノンビリ歩きすぎて遅くなってしまったし、草臥れちゃったので、やめました。

 

戸倉城山はバスから見ても独立した三角形の目立つ山で、東京都の文化財の紹介ページを読んで興味が湧いたのですが、またいつか行くことにしましょう。

村松昭氏の奥多摩絵図には、戸倉城山にシロヤマザクラが描かれているから、桜の時期に訪ねるのもよいかもしれない。

 

↑急登

↑盆堀山、391m

 

城山は端折ると決めたものの、十里木に下る分岐までもまだアップダウンがあり、呆れるような急坂を登りきると、実は山でした、笑。昭文社の地図にはないけれど、盆堀山。

なんて読むのかな? ぼんぼりやまかな?

 

↑十里木に向けて下る

 

十里木に下り、すぐに秋川溪谷 瀬音の湯へ。

今週はたいへんハードな一週間で、お風呂につかる時間がなくシャワーばかりでしたから、温泉にゆっくり浸かれるのが嬉しい。

長湯して、直売所で柚子やすだちなどを買い、武蔵五日市まで送ってもらって、電車に乗り込みました。

 

電車に乗ってすぐだったかなあ、山母さんより、田部井淳子さんの訃報がきたのは。

最初の衝撃が過ぎると、たまらなく寂しい気持ちになりました。

その後、新聞記事のどなたの言葉でしたか、「大好きな山に登り続け、幸せな人生だったのではないか」

というコメントがあり、その通りだなと。きっとご自身の人生に満足して旅立たれたのではと想像します。

 

↑トークショーでの田部井さん photo by yamaka-san

 

心よりご冥福を申し上げます。(10/29UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(2) | - |
サルギ尾根のイワウチワを訪ねる

コース:武蔵五日市駅=(車)⇒養沢神社→高岩山(920m)→上高岩山→ロックガーデン→七代の滝→養沢神社⇒瀬音の湯⇒武蔵五日市駅

忙しい春です。
間隙でイワウチワに逢いに行きます。
 
奥多摩のサルギ尾根どこも
「猿が来る尾根」が名前の由来という説をネットで見かけましたが、真偽のほどは定かでありません。
イワウチワスポットのようなので、行けたら4月に、と決めていました。
急な決行にもかかわらず山友のしゅうさんがお供してくれたので、武蔵五日市駅で拾ってもらい、車は大沢鍾乳洞側の駐車場に駐(と)め、養沢神社からスタート。
独りなら、大沢鍾乳洞入口バス停からスタートするつもりでした。その場合の復路のバス停は、上養沢となります。


↑養沢神社

↑境内にあるトイレ

境内に登山口があり、道しるべもちゃんとついています。
山と高原地図2009年版では、破線(難路)扱いですが、道もしっかりしていて、問題ないと思われます。


↑道しるべ
 
ただし、初めからかなり急登です。
上養沢の標高が360mで上高岩山が922mですから、それなりの体力を要します。
風邪ぎみなのでちゃんと登れるか心配でしたが、歩き出したら苦しかった呼吸が楽になり、「いけそう」と思えました。
家で休むより山に行くほうが、元気になる体質らしい(実はのちに悪化し、人生初!喘息を起こしていたことが判明;)。


↑シュンラン/春蘭(ラン科)
 
シュンランを見つけて励まされ、ほかにもタチツボスミレ、エイザンスミレなどがぽつぽつ咲いているのに励まされつつゆっくりペースで登ります。



ベンチのある小ピークで2回目の休憩をとって下りはじめたところで、最初のイワウチワに逢えました。
ごく淡い桃色の花が斜面にぽつぽつ咲いています。
小さな群落です。
でも繊細そうな花が毎年この場所に咲いて、登山者の目を楽しませてくれることが有り難い。大事にしたい。


↑イワウチワ/岩団扇(イワウメ科)

↑ぽつぽつ咲いている様子がわかるでしょうか?
 
高岩山に11時頃に着く。
大岳山が近く、大きい。


↑特徴のある山容の大岳山

上高岩山に向けていったん下ると、再びイワウチワに逢えました。
前のエリアより広い範囲で咲いていますが、サルギ尾根は細く、花は斜面に咲いているから、すぐ近くに咲いている花しか撮れません。
しかし濃いめの桃色、白に近い花と、微妙に違う花をカメラに収め、満足です。



↑イワウチワ

↑イワウチワ小群落

アセビの咲く尾根を通り、上高岩山の手前にある展望台に着く。


↑アセビの咲く登山道

展望台にはぐるりベンチと中央にテーブルが設えてあり、昼食にちょうどいい。
ここでたけのこご飯弁当をいただきました。


↑展望台からの眺め


↑本日はたけのこご飯弁当(もち山友の分もあります)
 
しゅうさんはこのあと大岳山まで行くことにし、私はそこまでの体力は今日はないから、ロックガーデンに下ることにします。
ロックガーデンも花の多いエリアですから、写真を撮りながら歩いているうちにどこかで追いつくでしょ、追いつかなかったら養沢神社でね、と上高岩山山頂から別行動にします。


↑面白い形の新芽
 
上高岩山からロックガーデンに下る道はかなり急な下りです。
随所にクサリがありよく整備されていますが、雨上がりなど条件が悪いと危ない。
ゆっくり慎重に下っていきます。


↑急坂



↑ヨゴレネコノメ/汚れ猫の目(ユキノシタ科)


↑ナガバタチツボスミレ/長葉立壺菫(スミレ科)
 
ロックガーデンでは、水辺にユリワサビやハナネコノメなど可愛らしい花が群生していて、ハイカーが思い思いに楽しんでいます。
私もようやく気楽な道になり、写真撮影をしましたが、七代の滝に向かうと急な鉄階段を何本も下りねばならず、林道に出たときはホッとしました。


↑ロックガーデン内


↑シロバナネコノメ/白花猫の目(ユキノシタ科)


↑ユリワサビ/百合山葵(アブラナ科)
 
林道から養沢神社にかけては、ムラサキケマン、キケマン、エイザンスミレ、クサモミジ、頭上にはキブシ、ダンコウバイ、と春の花を見ながら淡々と下ります。
上高岩山からの大下り、ロックガーデンの花観賞でずいぶん時間をかけましたが、山友が追いつくことはありませんでした。
上養沢バス停の手前にトイレがあるこということを追記しておきます。


↑林道(御岳線)


↑ミヤマキケマン/深山黄華鬘(ケシ科)


↑ムラサキケマン/紫華鬘(ケシ科)

↑エイザンスミレ/叡山菫(スミレ科)


↑カキドオシ/垣通し(シソ科)
 
養沢神社の階段でおやつの信玄餅を食べたりして20分くらいのんびりしていたら、しゅうさんも下山してきました。
大岳山は山頂直下のクサリ場が混雑ぎみだったという話でした。
 
美人の湯として人気の「秋川渓谷 瀬音の湯」でよく温まり、武蔵五日市まで送ってもらって帰路につきました。
(5/3UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(2) | - |
日の出山と秋の花
コース:武蔵五日市駅=(西東京バス)⇒白岩滝バス停→日の出山(902.0m)→つるつる温泉⇒武蔵五日市駅


↑コース絵図
 

秋本番になりました。

この週末はあまり遠くに出かけず、里山歩きを楽しみました。

 

日の出山3回目になり、前2回は青梅市の吉野梅郷の梅の季節に合わせての山行で、秋に歩くのは初めてです。

コースもいろいろあり、それぞれ地味長いのですが、今日は武蔵五日市駅からバスで移動して「白岩滝」で下車し、白岩滝ハイキングコースで登り、「つるつる温泉」に下る計画とします。


↑本日のランチセット

 

武蔵五日市駅を8時5分に出るつるつる温泉行きのバスに乗り込んだのは私だけ。

数馬方面は臨時バスが出ているほど盛況なのに、どうしたわけか。

白岩滝バス停で下車すると、そこが白岩滝への入り口です。

入り口付近からして「しん」としていて、なんとなーく熊エリアのような気がし、熊鈴をザックにつけてから歩き出します。


↑ツリフネソウ/釣舟草(ツリフネソウ科)

車道のわきに咲くミゾソバ、アザミ、ツリフネソウ、ツユクサなどを楽しみながら白岩滝ハイキングコースの入り口までくると、
通行止めの案内が道しるべに掲示されています。ーン( ̄◇ ̄;)

今日の目的は、通行止めの部分にあるというのに、迂回とは〜!

しかし今さら別の山というわけにもいかないので、案内にある迂回コースをとります。とほ(ーー;)


↑通行止めのお知らせ

通行止めの白岩滝へ続く登山道は薄暗いですが、迂回路の林道は明るくて悪くない雰囲気なので気をとり直して歩き出します。


↑ユウガギクでしょうか、たくさん見かけました


↑ツリバナ/吊花(ニシキギ科)


↑セキヤノアキチョウジ/関屋の秋の丁子(シソ科)


↑大回りしてようやく視界が開けた場所へ

かなり大回りして日の出山側からの白岩滝コースの入り口まで来、その少し先よりようやく登山道へ。

登山道の入り口の道しるべには、熊注意の掲示があります。あー、やっぱ、ねと目撃情報の日付を見ると「2015年9月30日」で、なんとつい最近ではありませんか!


↑熊注意の案内

コースは沢沿いですから、今日は本当に出会ってしまいそうな気がして、ザックにつけた熊鈴を手に通してリンリン振りながら登山道に入ります。

人があまり来ず、水が豊富にあるエリアはもう熊さんのダイニングキッチンを人がウロウロしてるようなもの。

折しも今は冬眠前に熊がひたすら食べる時期。沢音に鈴の音が消され、また熊が食事に夢中で人に気づかず不幸な邂逅となりませぬように(>_<)!!


↑沢沿いコース
カメラが勝手に明るくしちゃったけど、もっと暗いの


↑熊鈴を振って歩く
尾瀬通いしてた頃から使っている鈴

 

リンリンしながらスピードはゆるめ、視界に黒いものが動いてないか、確認しながら沢沿いを歩き、小広いエリアを抜けてきつくなる勾配を上がると林道に出て、視界が開けます。

明るく、人の気配のほうが強いエリアに出たなと感じ、設えられたベンチで休憩をとります。

熱々の湯でいれたココアが甘くて美味しい。何か甘いものも欲しくなり、カーギのチョコウエハースを少し食べました。ラム酒がきいていて上品な味なんだ〜。


↑休憩ポイントからの眺め

ここの道しるべにも熊注意の掲示があるので、視界が悪いときはリンリンしましたが、金比羅尾根との分岐まで来ると、登山道の道幅も広がり、ここに至って初めて人とすれ違いました。


↑金比羅尾根分岐


↑歩きよい登山道

熊鈴をしまい、もう見えている日の出山の頂に向かいます。


↑ヤマハッカ/山薄荷(シソ科)


↑山頂下、つるつると御岳山分岐に近いあたりより

わりとゆるく高度を稼いできましたが、やはり山頂付近は急登、急階段となるので、途中で息を整えながらえっちらおっちらと登頂しました。

 


↑この階段を登って、さらに登って…


↑山頂付近に城跡のようなものがあったけど…?

山頂はけっこうなにぎわいで、みんな〜どこにいたんだ〜という感じ。

ベンチはたくさんあり、あいているのを見つけて昼食。

素晴らしい眺めを前に……と書きたいところですが、霞んでいるし、方角もこれまで見えていた麻生山方向だからあんまりでした。

 

今日はスープジャーにおでんを詰めてきて、おにぎりはひじき梅。

スープジャーをさらに保温性のある入れ物に入れてきたので、まだほかほかで美味しい。

青みかんをデザートにし、カフェオレで締めました。


↑さあ、つるつるに下りよう

 

トイレを利用したいため、御岳山のほうに下り、東雲山荘さんをちょっと覗いてから下山を開始しました。

何かお土産物があるのかな?と思ったんだけど、そういうのは置いていないみたい。


山頂を巻いて登りのときの道に戻り、分岐で道を分けてつるつる温泉に下ります。


↑「生涯青春の湯」って必要?
ダサい。ただの「つるつる温泉」で充分


暗い湿っぽい道が多く滑りやすいところもありますが、よく歩かれていて、初心者にもすすめられるコースです。

変化に乏しいですが、林道に出るまでコースタイムで1時間ないですから、気持ちは楽です。




↑登山道の様子


↑青いどんぐりって可愛い

 

林道に出てもさくさくと下り、バス通りに出て左へ。

右は今朝バスを降りた白岩滝方面となります。


↑つるつるコーン

つるつる温泉は何度も名前を聞いていたし、入ったことあると思っていたけれど、建物に見覚えがない。

中に入ってから立派な造りにもびっくりしたし、初めてみたい。

泉質は名前のとおりの美人の湯で、上がったあと本当に肌がつるつるになっていました。

ただし、露天風呂のプールみたいな浴槽は、あまりの風情のなさにガッカリしましたけどね(ーー;)

 

入浴前に売店を覗き、帰るときに燻製卵や里いもなどを買おうと思っていたけれど、ゆっくり入って上がったらバスの時刻の5分前で、逃すと次は1時間近くないのでパッと乗りこみました。

再び武蔵五日市駅に戻ったのは15時くらいで、秋の小さな山旅を終えました。(10/6UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
鳩ノ巣渓谷で酔い覚まし
さて、二日酔いの日曜日(_;

 

早起きしておにぎりを握り、出る支度をある程度整えたものの気持ちが悪くなってきて、乗り物に乗れそうもない。

ちょっとムリかなあ、とまた寝てしまう。

9時くらいにパチリと目が覚め、スッキリ。

この時間から山はムリだけど、今年のラインナップでもっとも軽い鳩ノ巣渓谷にするか〜、と奥多摩に向かいます。

 

鳩ノ巣駅に降り立ったのは12時半。

駅の貼り紙で、予定しているコースの先が現在通行止めになっていて、半分くらいまでしか歩けないことを知る。

白丸ダムまでは行けるし、駅に降りて強い太陽に当たった時点ですでにへろ〜っとしてるくらいなので、ちょうどいいかも(_;


↑滝の名前を忘れちゃった
 

「鳩ノ巣渓谷」とある道しるべに従い、まずは滝の横を鉄階段で下ります。

水のそばだから、空気がひんやり。

カメラに収まらないくらい、高さのある滝です。


↑水神様のそばから鳩ノ巣渓谷を望む。

 

鉄階段を下りきり、小高くなった場所に祀られている水神様にお参り。

鳩ノ巣渓谷が眼下によく見渡せます。



↑シュウカイドウ/秋海棠(シュウカイドウ科)
 

ギャラリーぽっぽの脇を抜け、雲仙橋を渡り対岸へ。

渓谷沿いの道には秋の花が咲き、夏の終わりを告げています。


↑橋から見下ろす鳩ノ巣渓谷

 

渓谷を縁取る岩の上を歩きますが、滑りやすい岩質。

すぐそばは場所により流れの速そうな川ですし、雨後や雨の日は避けたいコースです。


↑白丸ダムより

 

渓谷から息の切れる急階段を上ると、あずまやもある休憩によさそうな場所に出ます。

木蔭のベンチで休憩。

朝から何も食べずに出てきて、ようやくお腹がすきました。

昆布おにぎり1個、ゆで卵、お味噌汁。デザートはみつ豆缶。食後にコーヒー。


↑ヨメナかな〜ゴマナかな〜

 

そのあと白丸ダムまで行き、ここからハイキングコースが通行止めなので、来た道を戻りました。

車道で白丸駅まで歩くと、二日酔いのうえに熱中症になりそうだなあ(>_<)、と。

白丸駅の近くにあると以前リサーチした木工品のお店が気になっているんだけど、その情報のページが最近になり削除されていたのでモチベーションが下がっていたのもある。

(ご存知のかた、情報プリーズ)


↑白丸ダム
 

奥多摩駅に移動して、「もえぎの湯」で汗を流し、二日酔い醒ましのプチ散歩を終えました。(8/25UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
初冬の馬頭刈山へ
コース:武蔵五日市駅=(西東京バス)⇒千足バス停→天狗滝→綾滝→つづら岩→鶴脚山(916m)→馬頭刈山(884.0m)→光明山(798m)→瀬音の湯=(車)⇒武蔵五日市駅


↑コース絵図

2014
年も最後の月になりました。

今週末は今年の「馬山リスト」から、ここは残せないでしょ、と思っていた馬頭刈山(まずかりやま)に向かいます。

しっかり着込んで家を出て、武蔵五日市駅740分発の藤倉行きのバスに乗りこみます。

前日にスケジュールがあいたから、と同行してくれたしゅうさんは、「瀬音の湯」に車を置いて十里木から同じバスに乗りこんで合流。

千足で下車し、歩き始めます。



↑公衆トイレ
 

しばらく林道を登っていくと、立派なトイレが現れます。

コース上にはトイレがないので利用してみましたら、水洗でトイレットペーパーもついて清潔でした。有り難い。

 

コースは大岳山への分岐まで「関東ふれあいの道」なので、道しるべがポイントごとにあり、迷うところはありません。



↑小天狗滝

地味な山で、稜線に出るまで急登が続いてきついですが、美しい滝がダレた頃に現れては励ましてくれます。



↑天狗滝(落差38m)

小天狗滝、天狗滝、綾滝と滝は3つ。
そのなかで、しっとりとした佇まいの綾滝が私は特に気に入りました。
ベンチもあるため、ここで最初の休憩をとります。


↑登山道の様子


↑綾滝(落差21m)
 

つづら岩でロッククライミング中の人たちを見やりながら稜線に取りつくと、ようやく苦しい急登から解放され、明るい雑木林に変わります。



↑馬頭刈尾根に到達


↑ようやく明るいコースへ

葉の落ちた樹々の間から周辺の山々を見ながら気分よく歩いていると、上からチラチラと白いものが降ってきて、樹から穂か何かが落ちてるんだと思っていたのですが……とても細かい雪でした。

朝バスを降りた際に、かなり寒かったので気温を確かめたら0℃でしたが、雪が降るほどとは思いませんでした。びっくり。





↑眺めもよくなってきました


↑馬頭刈尾根
 

昼ごはんは今日のコースでいちばん標高の高い鶴脚山の山頂から少し下った小さな空間で摂ることにします。



↑鶴脚山山頂

寒い季節なので温かいものがいいと、白菜とベーコン、きのこのシチューにしました。

昨日作ったものを温めるだけ。

私はアウトドアクッキングが下手なんで、慣れた家の台所で濃いめに作り、山では湯を足して温めるだけにします。

あとはいつものおにぎり、ゆで卵。



↑山シチューを家で再現
具材が和系なんで隠し味に手前味噌を投入

 

お腹が満ちて、背中のザックは軽くなり、馬頭刈山へ。



↑落ち葉道

馬頭刈山山頂には立派な標識が立ち、ベンチもあります。

粉雪は降ったりやんだりしつつ、気温は低いまま。

少し休憩しますが、身体が冷えないうちにすぐ歩きだします。


↑馬頭刈山山頂

あとは下りだけになり、温泉が恋しくなりますが、登山道には落ち葉がたっぷりと積もって下にあるであろう岩や木の根を隠しているため、一歩一歩、慎重に足を下ろします。集中力も要します。



↑見事な紅葉
 

光明山にピークはなく、光明神社跡があります。

寂しいところで、こちらも祠(ほこら)にお参りしたらすぐに先へ。


↑光明山山頂


↑落ち葉道


↑紅葉

道しるべに「瀬音の湯」が出てきてからが長く感じられますが、淡々と歩き、1430分に下山。

 

まだ時間が早いからか、温泉は比較的すいていて、ゆっくり浸かれました。

温泉のあとで売店を覗くと、立派な大根やら白菜やら、クリスマスのリース、お正月のしめ縄など、いろいろ。

良質な里いもと、実生柚子を購入し、しゅうさんに武蔵五日市駅まで送ってもらって帰路につきました。(12/10UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
笹尾根の数馬峠を訪ねる
コース:武蔵五日市駅=(西東京バス)⇒都民の森→鞘口峠→三頭山(1531m)→大沢山(1482m)→槇寄山(1188.2m)→西原峠→数馬峠→大羽根山(992m)→浅間尾根登山口付近→数馬の湯=(車)⇒武蔵五日市


↑コース絵図
 

奥多摩・浅間尾根を歩いた際に「数馬峠」笹尾根にもあるらしいことを知ったのは、今年の春のこと(檜原村の観光マップにて)。
今年中に確認に行きたい!と強く思っていたのですが、この週末にようやく歩いてきました。

浅間尾根の数馬峠には、標識はなく、山と高原地図に「数馬峠(藤原峠)」とわかります。

果たして、笹尾根の数馬峠には標識が立っているでありましょうか?

 

武蔵五日市から西東京バスで都民の森へ

朝から快晴で、バスは臨時バスが出て4台が次々に到着します。

今回の多分に趣味的な山行に付き合ってくれた物好きな山友は「数馬の湯」に車を置いて、同じバスで合流。
身支度を整え、940分にスタートします。



混雑している都民の森のトイレを並んで利用しましたが、三頭山(みとうさん)に向かうコース上にある森林館にもトイレはあり、そちらを利用してもよかったようです。

 

まずはブナ林の美しさで知られる三頭山から登ります。

森林館を経て鞘口峠(さいぐちとうげ)へ。

道脇にはまだ花が見られます。



↑オオヤマボクチ
 

標高が上がるごとにブナが増え、黄葉も美しさを増していきます。

頭上の葉が秋の陽を浴びて輝き、つい何度も足を止めてシャッターを切るので、ペースは鈍くなりがちです。



 

見晴し小屋で最初の休憩をとります。

先週末、持て余した骨つき肉を配って回ったお返しでいただいてしまったお菓子が、本日のおやつ。
形がかわいい。飲み物はほうじ茶を作ってきました。



↑今日のおやつ


↑見晴し小屋より大岳山方面
 

小屋から少し下り、山頂を目指します。
山頂はもうすぐそこだと思うのに、やはり足が何度も止まります。
今日の目的からすると、三頭山を絡めなくてもよかったのを、ちょうど黄葉シーズンだからとブナ林を通るコースどりにしたのが、大正解でした。







三頭山は名前のとおり、峰が3つあるのですが、その東峰に上がる手前に富士山の見えるポイントがあり、そこから見る富士山は、まるで雲の上に浮いているような様子でした。
もうだいぶ雪の冠が大きくなりましたね。


↑富士山と峰々

東峰の展望台から景色を眺め、中央峰を経て西峰へ。
三頭山は西峰の山頂がいちばん広く、たくさんの登山者が昼食タイムにしていました。


↑東峰の展望台からの眺め

時刻は12時前でしたが、今日は槇寄山で昼食にする予定にしていたので、おにぎりを1つ食べて、そのまま向かいます。
三頭山は人気の山で、混雑は予測されていたので、もう少し静かな場所でお昼にしたかったからです。





大沢山を経て都民の森から外れます。
しばらく美しい黄葉でしたが、標高が下がるにつれ緑の樹々が増えていきます。
春は下から、秋は上から、山を染めていきますね。


↑落ち葉


↑緑のコースになってきました

ハイペースで歩き、槇寄山に13時20分に到着。
今日のランチはきのこ汁と常備菜の鶏ごぼうにゆで卵をプラスしたもの、おにぎりとしてみました。


↑味噌も自家製

槇寄山は南面が開けているうえ、ここまで歩いてくる登山者は多くないので静かに過ごせるとっておきの山頂です。
それでも今日はほかに数組の登山者がこちらで休憩をはさんでいました。
何しろバス4台分だもの、7割くらいは三頭山の周回コースかと推量するけれど、ほかのところに足を延ばすハイカーも多いことでしょう。


↑槇寄山からの眺め

温かい食事と食後のコーヒーで満足し、再び歩き出します。



すぐに西原峠(さいはらとうげ)を過ぎ、そのまま笹尾根上を歩き続けると地図にない峠が2回出てきて、そのあとお目当ての数馬峠に到着しました。
道しるべが立っていて、消えかかっているものの、「数馬峠」としっかり書いてありました。
また、こちらの数馬峠は「上平峠」でもあることがわかりました。
上平というのは、笹尾根版数馬峠の南側にある地名です。


↑数馬峠(上原峠)


↑数馬峠から南面を望む

満足して再び笹尾根を歩き、次の分岐で数馬方面に下ります。
こちらもなかなかよい雰囲気のコースで、疲れ知らずでサクサクと下ります。
だいぶ手入れされているようで、親切な説明板が立っています。


↑「シャッターポイント」だそうなので、


↑パシャリとな

どんどん下って、大羽根山へ(15:20)。
陽が傾いてきて正面のと御前山に当たり、奥多摩切っての秀峰がより端正に眺められます。
今日いちばんのビューポイントで、残りのほうじ茶を飲んで、ほっと一息つきました。


↑御前山

そのあとの雑木林もなんとも美しく、2回目に歩くコースですが、すっかりお気に入りとなりました。


↑美しい雑木林



↑しいたけの栽培地


↑マムシグサ





最後まで写真をたくさん撮りながら歩き、大満足で下山しました。
檜原街道に出て、車道歩きで数馬の湯へ。
独りだったら、次の17時台のバスでは慌ただしく、最終の19時では遅すぎるような時間帯でしたが、温泉にゆっくり浸かって売店で買い物もして、しゅうさんに武蔵五日市駅まで送ってもらいました。感謝です。

今日の買い物は、柿1袋(5個入り350円)、福耳とうがらし1袋(180円)、檜原産の生いもこんにゃく1袋(260円)です。
こんにゃくは煮るととふっくら柔らかく炊きあがり、いい感じでした、とご報告しておきます。


↑ごぼうとにんじんとともに炊きました

ちなみに、にんじんは前回、藤野の直売所で買ったもので、図らずも笹尾根をはさんだ北でとれたものと南でとれたもののコラボとなりました(*^_^*)。(10/29UP)
 

*参考まで
・西東京バス/武蔵五日市駅〜都民の森:940円(子供・身障者470円)
・数馬の湯/820円(子供410円、身障者470円)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
春の浅間尾根をあるく

コース:武蔵五日市駅=(西東京バス)⇒払沢の滝入口バス停→時坂峠→峠の茶店→浅間嶺(903m)→人里峠→一本松→数馬分岐→数馬峠→浅間尾根登山口バス停→数馬の湯→温泉センターバス停=(バス)⇒武蔵五日市駅


↑コース絵図

桜前線が関東まできた週末。

山の芽吹きや、春の花を想い、心が躍ります。

今日は春を探しに奥多摩・浅間(せんげん)尾根を歩きました。

 

武蔵五日市駅から出る数馬行きのバスに乗り、払沢(ほっさわ)の滝入口バス停へ。

私は滝にいまいち興味が薄くて、「日本の滝百選」に入る滝を素通りします。前に観たことありますしね^^;



↑キブシ/木五倍子・木付子(キブシ科)
 

「関東ふれあいの道」のコース案内に導かれ、車道を挟みつつ山里を歩きます。

頭上に桜、梅、キブシ。
足元にスミレ、オドリコソウ、ヤマエンゴサク、オオイヌフグリ、タンポポ……。

実は3月に計画していた山行が4月になり、もう無理かなー?と思っていた福寿草の群生地では、まだ数輪の花が待っていてくれました。



↑フクジュソウ/福寿草(キンポウゲ科)


↑タチツボスミレ/立壺菫(スミレ科)


↑ヤマエンゴサク/山延胡索(ケシ科)
 

時坂(とっさか)を過ぎてさらに行くと、峠の茶店が現れます。

このお茶屋さんの前にはベンチがあって、眺めが抜群にいいです。

大岳山と御前山を結ぶ鋸尾根の名前に本日ただいま合点がいきました。



↑鋸尾根
 

軽く休憩をとって再び歩きます。

以前はなかったお蕎麦屋さんの前を通ります。

逆コースなら、登山終盤のご褒美に寄りたいんだけど、と蕎麦好きなんで記憶にインプットしつつ過ぎます。

 

しばらく沢沿いの道で、「馬つなぎ場」という場所があると山の本に載っているのですが、わかりませんでした。


↑明るい尾根に出ました

浅間嶺が近くなるにつれ、明るい雑木林になります。

浅間嶺の手前で、「カタクリ観察路」と書かれた稜線側を指す小さな道しるべが現れ、誘惑に負けて登りかけましたが、開花はまだ少し先かなと思い直して予定のコースに戻りました。


↑アブラチャン/油瀝(クスノキ科)


↑雑木林

 

浅間嶺に着くと登山者は1組のグループだけでした。

離れたところに腰を下ろし、早いお昼ごはんにします。

昆布おにぎり、ゆで卵とマイ定番ですが、デザートに苺をつけたのが今日のスペシャルかな^ ^



↑御前山

30分ほど山頂で過ごすうちに寒く感じてきて、温度計を見ると10℃でした。

春といっても、標高1000m誓い山の上ですものね、暖かいと感じていられるのは、歩いているときだけ。



↑キブシ越しに大岳山
 

山頂から少し下りたところにある休憩所で作業していたおじさんが話しかけてくださったので、お喋りついでにカタクリ観察路のことを尋ねたら、観光協会が整備したのですって。

でも花は5月じゃないか、というお話でした。

そして、この先でもカタクリが観られる場所があると嬉しい情報をもたらしてくれました。



↑ふかふか落ち葉道
 

その場所は人里(へんぽり)の手前で、群生というほどではありませんが、すぐにわかりました。

花も1輪だけつけていますが、今は閉じています。



↑カタクリ/片栗(ユリ科)
 

淡々と渋いというか、地味な尾根歩きがひたすら続きます。

一本松を過ぎたところでダンコウバイがたくさん花をつけている様子に励まされ、数馬分岐に到着。



↑林相がきれい


↑ダンコウバイ/檀香梅(クスノキ科)

ベンチがあったので、有り難くひと休みすることにしました。

浅間尾根は、古くから歩かれてきた道で、ここまでの道でも石仏にお逢いしましたが、この峠を見守る石仏は、馬頭観音でした。

今日も逢えましたね^ ^



↑数馬分岐の馬頭観音

数馬分岐から浅間尾根登山口バス停に下山するのが定番ですが、今日はもう少し足を延ばし、数馬峠を目指します。

間に入間白岩林道を挟み、数馬峠へ着きましたが、浅間嶺と風張(かざっぱり)峠を指す道しるべがあるものの「数馬峠」と書かれた標識はありませんでした。
あとで調べると、「数馬峠」は笹尾根にもあり、混乱を避けるために表示していないのかな、などと勝手に考えたりしました。
昭文社の「山と高原地図 奥多摩」には浅間尾根にしかありませんけれども。


↑石仏がひっそりと佇む数馬峠(誰にも会いません…)

数馬峠から先の道しるべは、「浅間尾根登山口」を指す小さな手書きプレートのみになります。

路はしっかりついているので、大丈夫でしょと下っていくと、すぐに上と同じしっかりした道しるべがあり、「下平」を指していましたが、下平というのがどこを指すのか知らなかったし、先ほどと同様にバス停を指す小さな手書きプレートがあったので、そちらの道へ。

しばらく下ると廃屋が現れます。

そして廃屋が崩れて塞ぐ先に南側へ下る路があり、しかし廃屋の先にもしっかりした路がある。うむむむぅ……。

整備された登山道ならば路を廃屋が塞ぐことはないと思われるので、歩ける路を行くのでしょうが、南に向かわなければ数馬に下れないので、磁石のほうを信用して廃屋が塞ぐ路を瓦礫をまたいで進みます。

で、正解だったようです(たぶん)。

下った先に民家が現れ、たまたま家人が出ていたため、確認することもでき、無事に下山することができました。

そのまま数馬の湯まで檜原街道を歩き、一浴して帰路につきました。

* * *

帰宅後、「奥多摩東部登山詳細図」を広げて確認すると、数馬峠から下平へのコースがあり、こちらで下れば数馬の湯に近いし、もしかしたら道もしっかりしていたかもしれません。
しかし歩いていない道は、「未知の道」、知りようがありません。
また機会があれば、歩いていないほうの道で下ってみたいと思います。(4/6UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(2) | - |
奥多摩の馬仏山へ
コース:青梅駅=(都営バス)⇒上成木バス停→長久保山→馬乗馬場→黒山(842.3m)→岩茸石山(793.0m)→馬仏山(723m)→惣岳山→御嶽駅 



↑コース絵図

馬仏山(まぼとけやま)と聞いてピンとくるかたは、かなりの奥多摩通と思います。

高水三山の惣岳山(そうがくさん)と岩茸石山(いわたけいしやま)のちょうど間くらいにあり、ハイキングコースの「関東ふれあいの道」から外れないと山頂は踏めません。

そんなマイナーな山に、今日はさらにマイナーなコースで歩いてみました。



↑イヌフグリ(上成木バス停付近にて)
 

青梅駅から上成木行きのバスに乗り込み、終点で下車します。

本数の少ない路線ですが、土曜日は826分発があるのがありがたいです。

バス停の北側の道を少し行くと、トンネルの手前より黒山方向を指す道しるべがあります。

私の「山と高原地図」ではしばらく車道になっていますが、登山道が整備されたようで、すぐ道しるべが現れました。

登山道に入って登っていくと、予想より早く小沢峠に至ったので、以前より近くなったのかもしれません。


↑急登の階段に道案内が…

静かなコースを淡々と進んでいくと、道が分かれていて、今回は県境の尾根だから上がるかな?と思わなかったわけではないのですが、まっすぐの道もよく踏まれていたので、サクサク直進してみたら、だんだん道が細くなりました。

マークもあってもう少し行ってダメなら戻ろうなどと思いつつ案外歩いてしまったようで、引き返す前にマークの集中しているところを上がれば合流するか?と上がってみたけど、ちょっと心もとなくて、やはり引き返そうと思ったら、自分が歩いてきた細い道(作業道と思われる)がわからなくなってしまった(・・;)。


↑コースの様子


いや、ここでしょ、と歩いてみたが歩きにくく、こんな歩きにくい道じゃなかったよなあ、と怪しくなってきたのでした。

にわかに緊張しましたが、まだ方向は失ってないから、自分に落ち着くこと!と言い聞かせ、もう一度、稜線に上がってみて、磁石と周囲の尾根を確認して目指す方向に少し行ってみます。

鹿用?のネットが出てきたんで、こりゃ登山道が近いかな、と勘が働き、さらに行くと登山道に合流できました。



↑合流した登山道は稜線より少し北側で雪がのっていました

ほっとして、お茶をのんで休憩し、気を取り直して再び歩き出します。
明るい稜線に出ると馬酔木(あせび)が花をつけていて、頭上ではダンコウバイを見つけることができました。


↑アセビ/馬酔木(ツツジ科)


↑ダンコウバイ/檀香梅(クスノキ科)
 

今日のお目当て「馬」ポイントの馬乗馬場をプチ遭難中に過ぎてなかったのが不幸中の幸い?で、このあとお手製の標識で「まのりばんば」と読み方もわかってよかったよかった。



↑木漏れ日がレースのように敷かれた様子


↑まんまるの根あけ
 

しかし一難去ってまた一難。
先日降ったらしい雪に埋まって登山道が見えなくなっていて、踏み跡も少ないマイナーコースゆえ、またまた磁石と地図と目印のリボンでうんうん格闘です。

ちょいコースをずれたようですが、再び正規登山道に戻る。やれやれ〜です。



↑明るい雑木林
 

緊張が続きましたが、黒山が近くなると気持ちのいい雑木林が増え、黒山に着くと、ぽかぽかのベンチで眺めを楽しむことができました。

今日は素晴らしい青空が広がり、樹間から周囲の山々が見渡せます。



↑黒山山頂
 

30分ほど休み、岩茸石山に向かいます。

プチ遭難やら雪道やらで黒山までにだいぶかかってしまいましたから、あまりノンビリしていられません。

とはいえ、黒山から岩茸石山を結ぶ常盤尾根は、明るく雰囲気がよく、私のお気に入りの道のひとつ。

機嫌よく歩きます。日が長くなってきたから、心配しすぎない。



↑尾根からの景色


↑根あけ


↑尾根からの眺め
 

岩茸石山の山頂直下の北側に雪の吹きだまりがあり、滑って滑落しないよう慎重に登り、山頂へ。

雄大でぜいたくな眺めが眼前に広がり、大満足です。

すぐに下るのが惜しくて、ここでも30分休憩しました。

おやつの清見オレンジが美味しい。



↑岩茸石山からの眺め
 

馬仏山までの距離とだいたいの予想時間を頭に入れ、惣岳山に向けて歩き出します。

馬仏山の登り口には道しるべはないもののリボンの目印があってすぐにわかりました。

さくっと登ると山名標識がちゃんとありました。


 馬仏山山頂標識

尾根伝いにも歩けそうでしたが、今日はもうプチは遭難に飽きたんで、素直に元の道に戻りました。

 


↑コースの様子

高水三山といえば関東ふれあいの道コースで歩くのがメジャーコースで、「奥多摩入門コース」などとも呼ばれ、私もこれまでに何度か歩いていますが、案外、長いです。

しかも樹林帯が続くので、初心者にはつらそうだなあ、と思いながら下りました。

 

下山口が近づくにつれ、青梅線の電車の音が聞こえてくるので里が近いことがわかります。

御嶽駅に着いたときには17時前でした。

時間があれば吉野梅郷に寄り道して帰ろうかと考えていましたが、それはまたいつかの春のお楽しみとしましょう。 (3/25UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |

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