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光り輝く未来は…

際限のない人の欲望を満たすために、際限のある資源を使って、際限のない開発が続けは、破たんの道をたどるしかないことは自明の理です。

どのような素晴らしいテクノロジーが創られても、それは単に、結果を先送りにしているだけです。

(『光輝く未来が、沖永良部嶋にあった!』石田秀輝 ワニブックスより 以下斜体字同)

 

 

ネイチャーテクノロジーをテーマにした子ども向けの本を3巻続けて担当し、心に響くものがあったので、同じ著者による新書を図書館で借りて読んでいます。

読み進めるうちに、書き留めておこう、と付箋をしていたら、読み終えるまでに、こんなことに。

この本はちゃんと心の本棚に残そう!と思い、ただいま二度読み中です。

二度読みするほどちゃんと読むのなら、仕事でやれば、私も出版社もお得でしたね、などと余計なことも考える、笑。

 

世の中のあらゆるものが便利になってゆきます。

でも、忘れないで欲しいのです。

便利なだけの世の中では、達成感も充実感も満足されないでしょう、味気も何もないでしょう。

便利なだけの世の中では、何せ人間が何も役割を持たなくなってしまうのですから。

そんな人生を創るために、休みもなく働くなんて、どこか可笑しいのだと、もう気がつかなくてはならないのです。

 

私たちは一度手に入れたものを手放したり、我慢したりすることに痛みを感じるため、ワクワクドキドキするようなやり方でもって、持続可能なシステムを確立し、将来を未来に手渡すことを目指す。そうしたことを、奄美諸島の沖伊良部島で実践しているかたの本。

 

歴史という物差しで見れば、物質的な豊かさという一種の麻薬を知ってしまった人間は、さらなる快感を求めるために、際限のない肥大化地獄に陥っているように思えてなりません。

一瞬の快楽を求める豊かさを追求し、次の世代や、さらに次の世代に何を残すべきかなど何も考えていないのです。

自然から見れば、人間という種は、すでに淘汰されるべき種の一つに入っているかもしれません。

それを避けるための唯一の方法は、僕たちの文明そのものを物質文明から生命文明に大きく舵を切り、自然の循環にどうやったら受け入れてもらえるかを考えなければなりません。

 

地球で何十億年もかけてつくられた地下資源は1760年代の産業革命からたった200年、300年で使い果たされようとしていて、地球温暖化は後戻りできないところまできているというのに、世には新しい便利さを付加した商品がこれでもかこれでもかと出てきます。

車は自動運転になって、掃除はロボットがしてくれ、最近では冷蔵庫が喋って足りなくなったものをお知らせしてくれるらしいから、そのうちには自動でアマゾンにポチッと注文してくれるかもしれませんね(ゾッ)!

 

で、幸せなの、それ?

 

以前、スローライフを取り上げたときにも書いたかもしれませんが、何かをやる過程って、私たちの暮らしそのものですから、「行き過ぎる」と、私たちの暮らしの充足感がどんどん喪われていくのかもしれません。しかも地球の環境をより悪化させながら……!

 

キッチンに貼った最近のマイテーマ

 

この本を読みながら、床のゴミを気にかけながらも忙しくて掃除できない日が続いたあと、ようやく時間ができて窓を開け放ち、家中を掃除してまわるときの爽快な気分を想いました。

あるいは留守番させているとこちゃんに気を揉みつつ急いで帰ることを自動給餌器に置き換えたくないと今も思うし、早朝に土鍋でご飯を炊くときの蓋がコトコトいいだすのを待つ静かな時間も素敵な時間で、じゅうまんえんとかの高機能炊飯器より三千円台だった土鍋のほうが私を幸せにしてくれると思うわけです。蓋の欠けすら愛着。

あるいは、むかし親友からの返信の手紙を何日も待って過ごした日々を思い出し、その待ち遠しさそのものが幸せな時間、かけがえのない時間だったのだなということを思いました(ヒマだったなあ、ともいえる、笑)。

 

全自動、便利、時短、、、喪われる、幸せな時間とかけがえのない地球……。

読み進めながら、「めんどくさいを愉しもう」、ちゃんと暮らそう、絶対そうしよう!ってあらためて思いました。

 

1次産業に従事する方々の多くが、なぜ笑顔で、高齢になるまで働けるのか。

それは、ライフとワークがかなりの部分で重なっているからです。

生活のかたちが仕事に活かされ、仕事のかたちが生活に活かされることが重要です。

今の2次、3次産業はますますライフとワークが乖離し、ライフスタイルは仕事には活かされず、ワークスタイルは生活に活かされないのが当然、とされているように見えます。

これでは楽しくありません。

仕事の楽しさが暮らしに活かされ、暮らしの楽しさが仕事に活かされて初めて、定年がなくても、年をとっても働けるのです。

働く楽しさは、暮らしの楽しさなのではないかと思うのです。

 

それで→→→棚田での米作りを再開する決心がつき、2017年度の締め切り間近に申し込みました。

まだ空きあるかなあ、もう無理かもしれないけど。

どうしてそうなるかというと、棚田のお米が我が家から消えて半年、それ以降は重いからコープで注文していたんですけれど、美味しくないんだ、これが(;´д`)!!!

 

棚田のお米の炊き上がったときの甘い香り、噛むほどに広がる甘み……!

お弁当の冷めたご飯も、市販のお米と棚田のお米とでは格段に違う。

ご飯は毎日のことなので、いろいろ条件が難しくなってしまっても、大事なところはちゃんと手間暇かけようと思い至りました。

もうクルマないし、とこちゃんが年だから連れていけないし、長い留守番も心配だから強硬日帰りになるし、駅から歩けた前の田んぼは水路がまだ復旧してないから別の地区になるし、、、で以前より厳しい状況なのですが、頑張ります。

私の中のふんぎりがつかなかったところに、この本がひと押ししてくれたかなと思います。

(更新日は一回目を読み終わった日の日付にしました。ブログ4月前半がスカスカしてるので、笑。4/20UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
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