Entry: main  << >>
鉾立から新山へ 〜鳥海山の旅2〜

1日目:象潟駅=(鳥海ブルーライナー)⇒鉾立→賽ノ河原→御浜→七五三掛→大物忌神社・御室小屋(=山頂小屋)→新山(2236m)→御室小屋(泊)

 

↑コース絵図

 

曇天の朝、象潟(きさかた)を6時20分に出る鳥海ブルーライナーに乗り、鉾立(ほこたて)に7時前に着きます。

支度を整え、登山口にあるポスト施設に登山届を提出してスタート。

 

↑象潟駅

 

↑鳥海ブルーライナー

 

ホタルブクロやカラマツソウなどを観ながら登っていくと、10分ほどで展望台があります。

そこから鉾立を振り返ったりして小休止して、再び登山道を登ります。

 

 

登山道は石が敷かれていて、よく整備されていますし御浜までは勾配がゆるいのもあって、道々の花の写真をたくさん撮りながらのんびり登ります。

特にイワカガミの濃い赤紫が目につき、何枚も撮ったりして、ちっとも進みません、笑。

そのうちに雨かパラパラしはじめて。ありゃりゃ(・・;)。

 

↑登山道の様子

 

↑上からイワカガミ、ツマトリソウ、カラマツソウ

 

あまり濡れないうちにと暑くて嫌だけれどレインウエアを着て歩いたら、しばらくしてやんだのでまた脱いで。ようやく御浜に着いたところで、ザックを置いて休憩。

 

↑御浜小屋が見えてきた

 

↑御浜から新山が見える

 

鳥海湖のほとりにはニッコウキスゲやツリガネニンジンがたくさん咲いていて、心安らぐ景観。

きのう新潟駅の乗り換え時に買った笹団子が今日の私の栄養源です。

辛党でアンコものをふだん食べないのですが、越後名物の笹団子は好きで、よく山の友にしています。

5個入りで重いので、早めに消費すべく休憩のたびに食べ、3個目。昼食はなし。

 

↑鳥海湖を見下ろせる御浜付近で休憩

 

↑上からツリガネニンジン、チングルマの果穂、ハクサンフウロ

 

今回は小屋で買い足すと高くつきそうなので飲料も食料も多めに担いでいるから、ザックが重い(たぶん10kg近く)。

御浜までゆるゆると登ってきたけれど、その先のつらいこと。

それでも道々にハクサンイチゲが増えてきて励まされ、少し登っては息を整え、前へ足を出します。

ハクサンイチゲは格別に好きな花で、この花を見ると、夏山に来たぞという実感が湧きます。

 

↑ハクサンイチゲ

 

↑チョウカイアザミ/鳥海薊(キク科)は、鳥海山固有種

 

↑ダイモンジソウの一種のようだが、赤と黄で可愛い

 

↑ヨツバシオガマ

 

↑千蛇谷で、今回最初の雪渓を渡る

 

↑ゆるやかな雪渓

 

雪渓歩きを3回はさみ、最後の急登を喘ぎつつ登り詰め、大物忌神社(おおものいみじんじゃ)に着きました。

まずは参拝。

昨日、蚶満寺ボランティアガイドのTさんが話していたとおり、ことし建て替えたという社は、真新しい木の匂いがしていました。

 

↑御室への最後の登り

 

↑アオノツガザクラ

 

↑鳥海山大物忌神社(奥)、手前が御室小屋

 

受付を済ませ、割り当てられた場所にザックを下ろし、ウエストポーチとカメラを持って、鳥海山の最高峰、新山へ向かう。

新山は大物忌神社のすぐ背後にあり、大きな岩を手と足フルに使ってよじ登るような山です。

 

↑新山山頂へ

 

↑御室小屋を振り返る

 

エイホエイホと登ってそろそろ山頂かなあ、と思えば暗い岩の中を下りるようになっていて、再びどこに足をかけるんだ?と悩ましい最後の登りをクリアして頂上へ!

 

↑岩だらけ

 

↑いったん下る

 

↑「世界人類が平和でありますように」…確かにね

 

↑新山山頂

 

頂上では、御室小屋で私のあとすぐ隣にザックを下ろしたMさんが迎えてくれました。

頂上エリアは狭いですが、しばらく人が少なかったので、私の住む地域のバスの運転手さん!というMさんとお喋りし、一緒に下りました。

 

↑山頂からの眺め(雲が多く周辺の岩々が見えるのみ)

 

途中には胎内めぐりもあり、冷んやりした岩の中をくぐります。

ここまで白いマーキングに沿って新山を巡ったのですが、そのあとのマーキングが雪渓で途切れていて、んんん?

先を行くMさんは岩をそのまま進んでいき、後ろから来た2人組は雪渓に下りていきます。

しかし雪渓は勾配がきつく、ストックも軽アイゼンも置いてきてしまったから、私も岩を伝って下りました。

なんかわかりづらい。

 

↑胎内くぐり

 

御室小屋に戻って人がいないうちに2階の隅で着替え、夕食までのあいだビール(私の登山史最高値350ml・700円怒)を一本買い、外で涼んで過ごします。

その間に空は青空に変わり、Mさんが汗で湿った衣類を岩の上に広げて乾かしていたので、私も真似しました。

 

↑御室小屋前で夕涼み、700円ビール(怒)とともに

 

17時半からの夕食で、精進料理だから少ないと聞いていたけれど、鯖はよい味で、ご飯も味噌汁もお代わりなしでお茶は一杯のみとの厳しいお達しなものの充分でした。

とかいって少ないと知っていたので、ビール飲みながらナッツつまんだりしてたから足りたのかもしれませんが。

水に溶けるとかいうプラ容器がファストフードみたいではありましたが。

 

↑御室小屋の夕食

 

鳥海山は「水の山」といわれるほど、沢山の雪が麓に豊かな水を恵んでいるのに、小屋はなぜ水が豊かでないのだろう?

たくさんある雪渓から水を引けないのかしら??

トイレに行っても水で手を洗えないから、そのたびにウエットティッシュで拭いているし、お湯も分けてもらえないのでバーナーも持ってきたし、750ml水筒にレモンティー、600mlステンレスボトルにお湯、680mlのペットボトル麦茶、お守り的に200mlの紙パックみかんジュースと計2リットル以上担ぎ上げたけれど、汗をたっぷりかいてすでに半分量を切り、夜も朝も水分は飲むし、歯みがきに貴重な湯を使わざるを得ず、買い足しました。500ml、500円(これは水源のない富士山と同じ相場である怒)。

高山では血栓になりやすいというから、渇きを我慢しないほうがいいし、しかたない。

 

↑夕方になり晴れてきた

 

くたびれたので、就寝態勢に入ってノンビリしていたら、皆が一斉に小屋から飛び出していく。

夕焼けだって!とMさんが教えてくれ、私もカメラを持ってウエアを着て飛び出します。

夕陽が山の下にたまっている雲から出てきて、外輪山の稜線を真っ赤に染めています。

日中は曇りで、おそらく下界は今も曇りか雨でしょうが、ここ山頂は晴れていて、見事な夕陽を浴びています。

 

↑夕陽が外輪山の岩稜を真っ赤に染める

 

↑夕陽。もっと赤々していたのを再現できないのが残念

 

太陽が沈むのを見守ってから再び寝床に潜り、嗚呼いい一日だったね、来てよかったねと言い合って、満足して眠りにつきました。

(8/5UP)

 

鳥海山の旅3につづく

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
Comment








Calendar

  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< August 2017 >>

Profile

Recommend

明日の天気


-天気予報コム-

Search

Entry

Comment

Archives

Category

Link

Feed

Others

無料ブログ作成サービス JUGEM

Mobile

qrcode