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真夏の妖精に逢いに行く ~高尾山・野草園~

高尾山口駅―(6号路)→高尾山山頂(599m)→薬王院→野草園→高尾山口駅

 

旧友に長文の手紙を書いたり、夏山第2弾の準備をしたり、急に速度が落ちたモバイルの復旧のためにソフマップに駆け込んだり、冬に仕込んだ甕2つ分の味噌の天地返しをしたり、洗濯をしたり、ごはんを作ったり、ボケッとしたりしているうちに三連休のうち2日が過ぎてしまった(・・;)。

疲労しすぎず、遠くなく、運動になる山は、やっぱりホームマウントの高尾山てことで、いつものお山へ。

野草園にレンゲショウマ花が咲いているという情報を得たので、それを目当てにして、参りましょう。

 

↑お地蔵さんに挨拶して出発

 

暑いだろうな〜〜と覚悟して向かったけれど、電車の中は涼しいし、天気は曇りだし、そうでもない感じ。

高尾山の真夏におけるコースの第一選択は6号路と心得て、迷いなくそちらへ。

 

 

↑上から、ハグロソウ、ヤマホトトギス

 

沢沿いの湿度の高い道みちでは、タマアジサイをはじめ、小さな花が何種類も見られる。

緑が濃く、もう何度も来ているけれど、この山の懐の深さに魅かれる。

 

 

↑6号路の様子

 

マイペースに登っていき、6号路のハイライトとなる沢の中の道を行き、勾配のゆるい道に上がってホッとしたところで、試練の道になります。

階段、二段構え。

それを乗り越え、他のコースと合流する手前にベンチが10個くらいあるエリアがあります。

 

↑試練の階段

 

山頂は混雑していそうなので、今日はここで昼ごはんにします。

下のお店で買ってきたおにぎり2個にたくあんがついたお弁当。

このベンチ、風が渡る場所で涼しい。低山とはいえ、標高600m付近はやっぱり下界より涼しいのだわ〜(^ν^)。

 

↑山頂からの眺め、曇り〜

 

ベンチからまもなくの山頂に行きますと、パトカーと消防の車が来ていて、騒ついている。何かしら。

本日の高尾山の眺め、こんな。富士山は見えず。

 

↑力ソフト

 

すぐに山頂を離れ、下山に入ります。

薬王院にお参りし、社務所で健康登山の証にスタンプをもらい(2冊目の第8回にポン)、ここでデザートにします。

ぶどう酢味の力ソフト。汗かいたあとに食べると美味しいの(o^^o)v。

 

↑1号路

 

さて、ようやく本日の目的地、薬草園へ。

ここねえ、入り口の設えを変えたほうがいいような気がする。

私は年間通して何度も前を通り過ぎていて、入ったのは今回初めてですが、表参道の喧噪が嘘みたいにヒッソリした空間が存在していて、驚いたわ。

 

↑ひっそりとし、思っていたより広い

 

さる園と抱き合わせだからかな、割引なしだとちょっと高いでしょうが、なかなかよいびっくり

入り口がダサいから、ショボそうに思っていたけど、認識を改めます。

初めて高尾山に来た人がわざわざ寄るところではないと私は思うが、何度も来ている人が目先を変えるために寄るにはよいのでは。

ちなみにさる園はさる山が小さいから、ちょっと気の毒な印象でした。

 

 

↑レンゲショウマ/蓮華升麻(キンポウゲ科)

日本特産の花で、1属1種

 

お目当てのレンゲショウマは見頃でしたし、思いがけずキツネノカミソリにも逢えました。

 

↑キツネノカミソリ/狐の剃刀(ヒガンバナ科)

 

入り口に戻り、そのまま1号路で下りました。

麓が近い辺りの斜面に群生していたヤブミョウガが見事でした。

 

↑ヤブミョウガ

| りこ&とこ | 19:58 | comments(2) | - |
山の日に、山の本

 

連休を前に中に、山関係の本が手もとに3冊揃いました。

左より、『しま山100選』(ネイチュアエンタープライズ)、『新ハイキング』(新ハイキング社)、『日本のかわいい鳥 世界の綺麗な鳥』(大和書房)

特に『しま山』は、読むというよりワクワクしながら眺めている。

いま島ブームなの? それとも私のアンテナが「島」を見つけてしまうのか、7月にも島本ムックを見つけてパラパラ見た記憶が。

船に乗って行ったことのない島に行き、海抜ゼロから登ったりする山、潮風に吹かれながら目の前の山と眼下の海を望む山。

机上で日本地図を引っ張りだして、ふむふむとやっている時間。

ジョギングも、水泳も、ウォーキングも、1年も続かなかった私が、山だけは続けてこれたのは、山計画におけるインドア要素だろうと思う。

天気の悪い週末に、一日中、地図を広げたりネットリサーチしていられるくらい、計画している時間が好き。

そして、私にわくわくする情報を与えてくれる本に、「いいね!」をいっぱいつけたいわ、笑。

 

鳥の本もとってもかわいい(*^^*)。

山野草や野菜、動物や昆虫の本など、地球に生きる人間以外の生き物のこと、すごく興味ある。

それぞれのやり方でものすご〜く賢く生きていて、すごいなあ!!って感心しているうちに時間がすぐ過ぎちゃう。

連休の間に一日はトレーニング登山したほうがいいのですが、明日も天気あんまりだし〜と内心嬉しいような、軟弱ハイカーなのでした。

 

 

| りこ&とこ | 18:00 | comments(2) | - |
18きっぷで、ハンタマゆりパークへ

高原山(鶏頂山)とりの下見にと思い、mちゃんと18きっぷで鈍行&快速電車で楽々ハイキングにお出かけ。

ゆりが最盛期のハンターマウンテンゆりパーク(栃木県)へ。

約4時間かけて那須塩原駅まで行き、9時15分発の予約制無料シャトルバスで1時間。

シャトルバスの乗り場では、珍しい大型のゆりがプランターに植えられ、出迎えてくれていました。

 

↑ウエルカムのゆり

 

今日はたっぷり読書するつもりで本をリュックに入れてきたけれど、昨夜、読みかけの本を夜更かしして最後まで読んでしまい、就寝1時半、起床3時半で眠くてしかたない。

電車でもバスでも、グーグー寝ているうちに、ゆりパークに着いちゃった(-。-;。

 

↑リフトの下はゆり畑

 

帰りのシャトルバスの時刻が決まっているので、滞在時間は2時間半です。

なので登りはフラワーリフトを使い、下りは歩くことにします。

皆さん同じパターンですが、車で来るかたのほうが多いようです。

 

↑リフトを降りるとゆりタワーがお出迎え

 

秋の紅葉シーズンにはゴンドラが運行されるそうなのですが、もらったパンフレットを帰路の電車の中で見ると、秋はどうもシャトルバスがないようなので、作戦を立て直さねば。

 

↑上がOHソルボンヌ、下がASポリアナ…たぶん

 

それはともかく、ゆり畑の上をリフトでスイスイと上がり、白樺が美しい高原に広がる色とりどりのゆりを観て回ります。

大型で一株でも存在感のあるゆりが、 ずらりと咲く様子は、圧巻。

見たことのないものばかりでしたので、写真をたくさん撮りながら、園内を歩きました。

 

 

 

↑白樺の丘周辺

 

 

↑鮮やかなオレンジ色や黄色は目を引きます

 

↑上はASブルネロ、下がOHアボガド…たぶん

 

 

↑トンボや蝶にも会える

 

 

↑お花見しながら下る

 

下ったときが12時くらいで、復路のバスが出る12時45分まで食事ができそうなので、昼食に。

ゆり根などの天ぷらがついたゆり根入りざるうどんをいただきました。

デザートは、ゆりソフトのミックスとゆりずくしです。

 

↑上はゆり根を練りこんだというざるうどんのセット(ゆり根の天ぷらもある)、下はゆりソフト・ミックス(花の香りがついたソフト)

 

運動量が少なく汗もたいしてかかなかったので、予定していた西那須野駅(那須塩原駅の隣駅)途中下車の乃木温泉の寄り道は端折り、再び電車に乗り、帰路につきました。

那須塩原駅から温泉郷を素通りしてハンタマに行き、ハンタマからやはり温泉郷を素通りしてって、勿体ないです。

ぜひ那須塩原温泉と提携して、割引券なども配って、ハイカーの利便性と地域活性化を図ってほしいものです、はい。(8/7UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
とこのニュートイレ

昨年あたりから、ときどきトイレを失敗しちゃうとこちゃん。

私がお世話をする分には片づければいいだけなので、下に犬用のトイレシーツを敷いたりしていたのですが、mちゃんに世話をお願いしたりするときのことも考えて、浅くて大きいトイレに買い換えました。

深さのある小さめを長く上手に使ってくれていたので、場所をとらずにすんでいたのですが、だいぶ大きく感じます。

とこちゃんのお風呂みたい!!と思い、猫砂を入れる前にちょっとイタズラしちゃいました。

ばばんばばんばんばん♪

 

↑お風呂みたい(固まってる;;)

 

↑いい湯加減ですか〜?(固まったまま;;)

 

替えて、段差をなくすためにレンガを一個縁に置いて設置したら、一発でばっちり。

失敗もなし。

洗面所に設置しているので、洗濯のとき少々邪魔だけど、手間は減りました。

もっと早くに対策すればよかったわ。

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
鳥海山荘さんと小松屋さん 〜鳥海山の旅4〜

鳳来山(ほうらいさん)からの麓に位置すること、翌日バスで酒田駅まで出られることから、ヘタにタクシーを利用したりするよりコスパが優れると判断し、今回の山旅の最後に、鳥海山荘さんに泊まりました。

ツインの一人利用になるのもあって、私の山旅の宿相場よりお高いのですが、温泉はサッパリした泉質の気持ちいい湯でしたし、夕食はだされたものすべて!が目にも舌にも美味しかったし、スタッフは皆さん親切で感じよかったし、大満足。

夜にもう一度、温泉に入ったとき、露天風呂から見える空には満天の星!で、すごく幸せな気持ちになりました。

 

↑夕食

 

翌朝も入り、チェックアウトぎりぎりまで部屋で過ごし、そのあとはロビーでバスの時間までふかふかソファで過ごしました。

会計のときに夕食で頼んだワインがサービスになっていて、ビックリでした。

 

↑鳥海山荘さん

 

バスは酒田市が運行する「ぐるりんバス」(1日2本)は、鳥海山荘の玄関まで来てくれます。

料金は一回100円で、営利目的ではなく市民の利便性を図っているのでしょう。

このバスで八幡総合支所前まで運んでもらい、そこから庄内交通のバス(平日のみ)で酒田駅前まで行きました。

 

↑八幡総合支所前のバス待合所

 

酒田駅に着いたのが12時くらいで、このあと新潟まで行く特急の発車時刻まで2時間以上あるので、酒田駅から徒歩17分らしい小松屋さんに行くことにします。

老舗の御菓子司で、せっかくお土産を買うならよいものを、と事前リサーチしていたのです。

駅の観光案内所で場所を聞いて地図をもらうとき、無料レンタサイクルがありますよと言われたので、お借りしました。

実は私、この春にとっても可愛い折りたたみ自転車を買いました!

二十数年も自転車に乗っていなかったので、レンタサイクルもこれまで目がいかなかったのですが、この3か月ほど、ひそかに?練習したので、今の私は自転車に乗れるのです!!いばること(-。-;?

なので、それじゃあ2時間、酒田の街をまわってみようかなという気持ちになり、プチサイクリングをしてきました。

 

↑隋身門

 

八雲神社を詣で、小松屋さんを確認し、日枝神社に参ってから日和山公園へ。

よく整備された公園には、松尾芭蕉の像などがありました。

酒田港の前を通ると、飛島行きのフェリー乗り場の看板が目に入りました。

日程に余裕があれば、島に渡り、島から鳥海山の全体像を眺めたいなと考えたりもしましたが、それはまたの機会にとっておくことにします。

 

↑日和山公園

 

観光案内所でもらった地図に、「鳥海山ビュースポット」と書かれたデパートがあり、行ってみましたが、屋上は閉鎖中で上がれず、透明な窓のエレベーターの中から見てみましたが、今日も鳥海山は雲の中でした。

どうあっても、この山旅中では鳥海山の全容を見ることは叶わないようね、と諦めて戻ることにします。

 

↑呉竹最中

 

1時間半くらい自転車に乗っていた私は汗をダラダラ流し、小松屋さんを訪ねます。

すぐに冷たいほうじ茶を出してくださり、嬉かったこと!

まずはいちばん有名な呉竹最中を買い、ほかに日もちする呉竹羊羹も買いました。

たくさん買ったから、リーフパイをおまけにつけてくれました。

 

酒田駅を14時に出た特急いなほを終点新潟駅で降りて新幹線に乗り換え、家に着いたのは20時。

なんと遠い、鳥海山でしょうか。(8/6UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(4) | - |
御室から心字雪渓を経て鳳来山へ 〜鳥海山の旅3〜

2日目:御室→七高山(2229m)→行者岳→伏拝岳(2159m)→心字雪渓→河原宿→滝ノ小屋→横堂→鳳来山(858.1m)→鳥海山荘(泊)

 

御室小屋(山頂小屋)に泊まる登山者は皆さん翌日は下山のみなので、わりにノンビリしています。

でも早々に就寝したのもあって3時に目が覚めた私は、4時前に起き出しました。

夏山は雲が湧く前の景色が美しいし、早く出るために朝食を頼まなかったので、自分時間で行動を開始できます。

山の上でも、下界でも、朝の時間は値千金。

 

↑外輪山の稜線に上がり雲を下に眺める

 

小さなパンを2つ食べ、身仕度を整えて5時前に出立。

短い雪渓を渡り、外輪山の稜線に上がる急坂を落石を起こさないよう慎重な足運びで登ります。

 

↑朝露に濡れるイワギキョウ、イワブクロ

 

稜線に上がり、まずは七高山(しちこうさん)を往復。

七高山からは近隣の山々と日本海が広がり、抜群の見晴らし。

先客がバーナーで朝食作りをしていて、私もここーヒータイムにしようかなあ?と思ったけれど、それはもう少しあとにとっておくことにします。

 

↑七高山より

 

外輪山の稜線歩きは、この山旅のハイライトで、景色を楽しみながら、大切に歩きます。

 

↑御室小屋。お世話になりました

 

コーヒータイムにするよい場所を考えながら歩き、結局、分岐点になる伏拝岳で落ち着きました。

 

↑外輪山からの眺め

 

昨日から大事に少しずつ使ってきたステンレスボトルの湯はまだ湯気が上がるほど温かく、熱々の湯を詰めて下さった象潟(きさかた)の宿のかたに感謝しました。

それを担いできたバーナーを使って温め直し、コーヒーを淹れ、鳥海湖を見納めます。

稜線から下る方面は雲に覆われているので、下るのが勿体なく、1時間くらいここで景色を観ながら次の休憩で沸かし直さなくてすむよう残りの湯も熱々に沸かして詰め直したりメールしたりして過ごしました(稜線上は圏内でした)。

 

↑鳥海湖を見納める

 

で……、ここではた!と思い出しました。

私が鳥海山を夏に計画したのは、固有種のチョウカイフスマを見るためだったということを……!!

チョウカイフスマは大物忌神社(おおものいみじんじゃ)の裏辺りに咲いているという情報でしたが、私ったら、新山では岩との格闘に集中していたし、終われば鳥海山最高峰登頂に安堵して、すーっかり、チョウカイフスマのことを忘れてしまったのでした( ̄ ̄;)!!

貴重な、数日しかない、夏休みの2日を使い、移動だけで半日以上かかり、交通費も宿泊費もいつもの山旅より倍以上かかっているというのに、上位にあった肝心の目的を果たさずにこれから下山することになるとは。

戻っても1時間ほどだけど、外輪山までの急坂をもう一回登るなんて根性は、ない。

もう一回来なさいという山の神の思し召しかなと、忘れん坊を神様のせいにし、下りに入りました。

 

↑ハクサンジャクナゲがたくさん咲いている

 

↑ミヤマキンポウゲ

 

稜線から外れ、湯ノ台へ向かう道に入ると、丈が長く朝露をまとった草でズボンが濡れてきたのでレインウェアの下をはきました。

どんどん下り、心字雪渓に出てきます。

矢印とロープがあるけれど、足跡がまったくついていません……!

雪渓が大きいし、霧で対岸が見えていないので、本当にここでよいのだろうかとしばらく待機していたら、登ってくるかたがいて確認できたので、雪渓に入ります。

 

↑2回目の雪渓

 

渡り始めると、下流で渡っている人の姿も見え、皆さん自分でなんとなく渡ってしまうので、踏み跡がないのかなと思う。

みんなが同じコースで渡ると足場が平らになって歩きよいのにと思いながら私はロープどおりに進路をとりました。

そのあと、再び大雪渓が現れ、こちらは雪渓入り口にペンキで書かれた矢印があるだけで、ロープはなく、やはり足跡もまったくない。

 

↑3回目の雪渓入り口。霧で先がまったく見えない

 

霧はますます深くなり、嫌な感じでしたが、方向感覚を失わないよう、ムン!と方角を頭に定着させて雪渓に入ります。

が、行けどもいけども足もとと視界は真っ白、前にも後ろにも人が来ないし、滑りやすそうなところや大きな窪みを避けたりしているうちに下流側やや左に方向がズレた気がし、山地図アプリで確認すると、やはりズレ始めており、下りすぎないよう真正面の対岸を目指す心持ちにして再び歩く。

ずいぶん歩いたように感じるのにいつまでも対岸に着かず、怖くなってきて、心臓はバクバク……。

「遭難」の二文字が頭によぎりはじめた頃、対岸から男子2人組が現れ、パニックに陥らずにすみました。

2人も足跡がまったくない、真っ白な世界に困惑していたようで、お互いの来た方角を指し、私は再びムン!と頭に刻んで進み、土のあるところに辿り着きました。

はあ〜、怖かった! 全神経をこの大雪渓に使い果たしたような心持ちで、どっと疲れが出、軽アイゼンを外すのを兼ねて休憩。

 

↑河原宿から下は花が多い。

上からニッコウキスゲ、ゴザンタチバナ、クルマユリ

 

河原宿でトイレ休憩を挟み、大雪渓を終えてホッとしたのも束の間で、岩の多い下りは歩きづらく、神経を使います。

花が多いのが励みで、コンディションのいい花を撮りながら下っていきます。

 

↑岩の多いコース

 

最後にまた雪渓があり、そのあとどこから登山道に入るのかよくわからずに探し、疲れました。

道は沢の中に続いていて、リボンマークを辿り、湯ノ滝小屋に着きました。

 

↑湯ノ滝小屋

 

いったん湯ノ滝小屋で水を補給したあと鳳来山(ほうらいさん)を経て鳥海山荘に至るつもりの私は、今回のもうひとつのトリ山は諦めて車道で下ろうかなあ……と迷いはじめ、とりあえず昼食にしながら考えます。

地図とにらめっこすると、車道はウネウネとしていて距離が延びるため、迷うなら予定どおり登頂しよう!とよく休憩してから意を決し、再び登山道に入ります。

 

↑ヤブぎみだったところを草を刈ったばかりの印象

 

ネット上に荒れているような情報もあったので心配していたけれど、草刈りがなされたようで、道は細いもののしっかりしています。

登山道に入ってすぐに若者3人組に出会い、先の道の様子を聞きたかったけど、「どこから来ましたか?」の質問に3人で首を傾げている始末で、道についても何も答えてもらえないので諦める。外国の方々かも?

 

↑2、3回くらい見晴らしのいい場所に出る

 

そのあと運のいいことに、地元のトレランのかたに会い、岩が苔むしてツルツルで下りは滑るよと教えてもらいました。

しかも、そのかたは湯ノ滝小屋の主人に挨拶したらまた戻ってくるんで、という。すぐに追いつきます、と。

やった〜!と、すぐに追いつかれないよう俄然ヤル気を出してガシガシ下ります。

マイナーコースのようなので、地元のかたがいるとたいへん心強い。

 

↑ブナ林

 

注意してくれたことを守り、滑りやすい苔岩では慎重にし、あとはスピードを上げて下っていたら、予告どおり追いついてくれました。

早いですね、と感心されましたが、早くしたのだ、笑。

トレランナーさんは、月に3、4回も鳥海山を登っているそうで、山頂は行かないで、好きなコースでトレーニングをしているそうな。

次に登るときは、笙ヶ岳(しょうがたけ)からをオススメされたので、ぜひそうしようと思いました。チョウカイフスマを見忘れちゃいましたからね、笑。

 

↑大沢神社

 

大沢神社の小さな祠と石碑があるすぐ先が横堂で、ここまで私に付き添ってくれてから、鳥海山荘のランチタイムにふれ、軽やかに下っていきました。感謝、感謝。

 

↑横堂の指導票

 

私は横堂から数分先にある鳳来山まで行ってから、横堂に戻り、下山に入ります。

三角点のある鳳来山の山頂は、開拓の方に下るコースからは外れており、木の枝でコースを塞いでありました。

しかし、三角点ラバーがつけたのか道はあり、三角点、山名標識もちゃんとありました。

 

↑鳳来山山頂

 

戻らないでも開拓方向にも道がついていましたから、たぶん開拓へ下る正規コースにつながるだろうと予測されますが、家族旅行村方向に下るほうが早く車道に出られるため、戻ります。

家族旅行村などに泊まるかたのハイキング用か、家族旅行村から鳳来山の横堂までの道々には新しめの指導標がついていました。

 

↑コースの様子

 

バンガローが並ぶ家族村から鳳来山を振り仰ぎ、無事に下山。

 

↑鳳来山を振り仰ぐ

 

↑ヤマユリに見送られる

 

車道を下り、本日の宿、鳥海山荘へ。

玄関脇に足洗い場があり、登山客に優しい。

チェックインを済ませ、速攻でお風呂に向かったのは言うまでもありません。

 

***

 

後日談。

今回観ないで去ってしまったと思っていた、チョウカイフスマ。

この日の朝一番にちゃーんと写真に撮っていました!!

 

↑チョウカイフスマ/鳥海衾(ナデシコ科)

鳥海山固有種

 

私、チョウカイフスマってゴゼンタチバナくらいのサイズを勝手に想像していて、前日も見かけたものの、なんとかツメクサだろうって思って写真に撮らなかったのです(私の中では里におけるハコベ的存在、特別感なし)。

しかしそのなんとかツメクサと思っていた花が、今朝は朝露に濡れて美しいなと思って3枚ほど写真を撮っていたのですね。

だから、帰宅してblogにアップする写真をPCで選ぶ作業をする段階まで、気づかなかったのです(このテキストをスマホに入力していたときも、コース絵図を描いていた段階でも!)。

カメラでなく、PCの画面で確認したときに葉っぱが厚いなと思い、ひょっとしてまさかまさか……!!とようやく気づいた次第。

チョウカイフスマって、ミヤマツメクサなどと同じ、ナデシコ科の群生したかたまりをつくる小さな花だったのですね!!

そんな基礎情報もなく、大アップの星形イメージだけで行ったものだから、見かけたときにわからなかったのです。

写真に撮っていたのは奇跡的幸運でした。

認識せずとも観るという体験を初めての鳥海山でしてきたのですから。

 

鳥海山の旅4につづく

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
鉾立から新山へ 〜鳥海山の旅2〜

1日目:象潟駅=(鳥海ブルーライナー)⇒鉾立→賽ノ河原→御浜→七五三掛→大物忌神社・御室小屋(=山頂小屋)→新山(2236m)→御室小屋(泊)

 

↑コース絵図

 

曇天の朝、象潟(きさかた)を6時20分に出る鳥海ブルーライナーに乗り、鉾立(ほこたて)に7時前に着きます。

支度を整え、登山口にあるポスト施設に登山届を提出してスタート。

 

↑象潟駅

 

↑鳥海ブルーライナー

 

ホタルブクロやカラマツソウなどを観ながら登っていくと、10分ほどで展望台があります。

そこから鉾立を振り返ったりして小休止して、再び登山道を登ります。

 

 

登山道は石が敷かれていて、よく整備されていますし御浜までは勾配がゆるいのもあって、道々の花の写真をたくさん撮りながらのんびり登ります。

特にイワカガミの濃い赤紫が目につき、何枚も撮ったりして、ちっとも進みません、笑。

そのうちに雨かパラパラしはじめて。ありゃりゃ(・・;)。

 

↑登山道の様子

 

↑上からイワカガミ、ツマトリソウ、カラマツソウ

 

あまり濡れないうちにと暑くて嫌だけれどレインウエアを着て歩いたら、しばらくしてやんだのでまた脱いで。ようやく御浜に着いたところで、ザックを置いて休憩。

 

↑御浜小屋が見えてきた

 

↑御浜から新山が見える

 

鳥海湖のほとりにはニッコウキスゲやツリガネニンジンがたくさん咲いていて、心安らぐ景観。

きのう新潟駅の乗り換え時に買った笹団子が今日の私の栄養源です。

辛党でアンコものをふだん食べないのですが、越後名物の笹団子は好きで、よく山の友にしています。

5個入りで重いので、早めに消費すべく休憩のたびに食べ、3個目。昼食はなし。

 

↑鳥海湖を見下ろせる御浜付近で休憩

 

↑上からツリガネニンジン、チングルマの果穂、ハクサンフウロ

 

今回は小屋で買い足すと高くつきそうなので飲料も食料も多めに担いでいるから、ザックが重い(たぶん10kg近く)。

御浜までゆるゆると登ってきたけれど、その先のつらいこと。

それでも道々にハクサンイチゲが増えてきて励まされ、少し登っては息を整え、前へ足を出します。

ハクサンイチゲは格別に好きな花で、この花を見ると、夏山に来たぞという実感が湧きます。

 

↑ハクサンイチゲ

 

↑チョウカイアザミ/鳥海薊(キク科)は、鳥海山固有種

 

↑ダイモンジソウの一種のようだが、赤と黄で可愛い

 

↑ヨツバシオガマ

 

↑千蛇谷で、今回最初の雪渓を渡る

 

↑ゆるやかな雪渓

 

雪渓歩きを3回はさみ、最後の急登を喘ぎつつ登り詰め、大物忌神社(おおものいみじんじゃ)に着きました。

まずは参拝。

昨日、蚶満寺ボランティアガイドのTさんが話していたとおり、ことし建て替えたという社は、真新しい木の匂いがしていました。

 

↑御室への最後の登り

 

↑アオノツガザクラ

 

↑鳥海山大物忌神社(奥)、手前が御室小屋

 

受付を済ませ、割り当てられた場所にザックを下ろし、ウエストポーチとカメラを持って、鳥海山の最高峰、新山へ向かう。

新山は大物忌神社のすぐ背後にあり、大きな岩を手と足フルに使ってよじ登るような山です。

 

↑新山山頂へ

 

↑御室小屋を振り返る

 

エイホエイホと登ってそろそろ山頂かなあ、と思えば暗い岩の中を下りるようになっていて、再びどこに足をかけるんだ?と悩ましい最後の登りをクリアして頂上へ!

 

↑岩だらけ

 

↑いったん下る

 

↑「世界人類が平和でありますように」…確かにね

 

↑新山山頂

 

頂上では、御室小屋で私のあとすぐ隣にザックを下ろしたMさんが迎えてくれました。

頂上エリアは狭いですが、しばらく人が少なかったので、私の住む地域のバスの運転手さん!というMさんとお喋りし、一緒に下りました。

 

↑山頂からの眺め(雲が多く周辺の岩々が見えるのみ)

 

途中には胎内めぐりもあり、冷んやりした岩の中をくぐります。

ここまで白いマーキングに沿って新山を巡ったのですが、そのあとのマーキングが雪渓で途切れていて、んんん?

先を行くMさんは岩をそのまま進んでいき、後ろから来た2人組は雪渓に下りていきます。

しかし雪渓は勾配がきつく、ストックも軽アイゼンも置いてきてしまったから、私も岩を伝って下りました。

なんかわかりづらい。

 

↑胎内くぐり

 

御室小屋に戻って人がいないうちに2階の隅で着替え、夕食までのあいだビール(私の登山史最高値350ml・700円怒)を一本買い、外で涼んで過ごします。

その間に空は青空に変わり、Mさんが汗で湿った衣類を岩の上に広げて乾かしていたので、私も真似しました。

 

↑御室小屋前で夕涼み、700円ビール(怒)とともに

 

17時半からの夕食で、精進料理だから少ないと聞いていたけれど、鯖はよい味で、ご飯も味噌汁もお代わりなしでお茶は一杯のみとの厳しいお達しなものの充分でした。

とかいって少ないと知っていたので、ビール飲みながらナッツつまんだりしてたから足りたのかもしれませんが。

水に溶けるとかいうプラ容器がファストフードみたいではありましたが。

 

↑御室小屋の夕食

 

鳥海山は「水の山」といわれるほど、沢山の雪が麓に豊かな水を恵んでいるのに、小屋はなぜ水が豊かでないのだろう?

たくさんある雪渓から水を引けないのかしら??

トイレに行っても水で手を洗えないから、そのたびにウエットティッシュで拭いているし、お湯も分けてもらえないのでバーナーも持ってきたし、750ml水筒にレモンティー、600mlステンレスボトルにお湯、680mlのペットボトル麦茶、お守り的に200mlの紙パックみかんジュースと計2リットル以上担ぎ上げたけれど、汗をたっぷりかいてすでに半分量を切り、夜も朝も水分は飲むし、歯みがきに貴重な湯を使わざるを得ず、買い足しました。500ml、500円(これは水源のない富士山と同じ相場である怒)。

高山では血栓になりやすいというから、渇きを我慢しないほうがいいし、しかたない。

 

↑夕方になり晴れてきた

 

くたびれたので、就寝態勢に入ってノンビリしていたら、皆が一斉に小屋から飛び出していく。

夕焼けだって!とMさんが教えてくれ、私もカメラを持ってウエアを着て飛び出します。

夕陽が山の下にたまっている雲から出てきて、外輪山の稜線を真っ赤に染めています。

日中は曇りで、おそらく下界は今も曇りか雨でしょうが、ここ山頂は晴れていて、見事な夕陽を浴びています。

 

↑夕陽が外輪山の岩稜を真っ赤に染める

 

↑夕陽。もっと赤々していたのを再現できないのが残念

 

太陽が沈むのを見守ってから再び寝床に潜り、嗚呼いい一日だったね、来てよかったねと言い合って、満足して眠りにつきました。

(8/5UP)

 

鳥海山の旅3につづく

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |

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