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秋の小楢山を歩く
コース:塩山駅=(車)⇒フフ山梨付近駐車場→父恋し路→大沢ノ頭(1674.6m)→幕岩→小楢峠→小楢山(1712.5m)→一杯水→小楢峠→往路戻る


↑コース絵図

立川から各停の甲府行きの始発電車を待っていると、半数以上はザックを持った人たち。

山シーズンも終盤に近づき、登山バスの運行も高い山から運行が終了しますから、最後のにぎわい。

紆余曲折の末、当初の予定の前半を一緒にやる予定だった山友と山梨県の小楢山(こならやま)へ。

 

小楢山は、近年焼山峠に行くバスができたからやりやすい山になりましたが、今回は山友が塩山駅で拾ってくれ、南側の登山口より周回コースとしました。

山梨市のサイトより入手した地図を参考にしてフフ山梨の先にある駐車場に車を置いてスタートです。




↑林道

1時間ほど林道をゆるく登り、左手にある父恋しコースの入り口から入ります。


↑父恋し路の入り口

石仏の点在するやや荒れぎみの道を進むといったん林道に出て、正面にある登山道にまた入ります。


↑路が落ち葉に覆われていました


↑再び林道と交わり、小楢山を仰ぐことができます

実は、この入り口にある案内板だとこちらが母恋しコースで、左に行く林道が父恋しコースのような書き方なので、間違えて林道をさらに登ってしまいましたが、途中でおかしい!と友が言い出して戻りました。

母恋しコースかもしれないけれど、仮にそうでも山頂には行けるのだからと入ったコースは正解の父恋しコースで、急登をぐいぐい登ってお目当ての白雲の滝も通過することができました。


↑いいお顔の石仏




↑白雲の滝

岩がちで歩きづらいですが、難しいコースではありません。

リボンマークもあります。

白雲の滝は名前負けの残念な滝ですけどね。





↑コースの様子
 

それと、急登の合間に点在するポイントで確認しようとして気づいたのですが、私、地図を落としてしまいました。

ないほうが間違えないですむ迷惑な案内板に惑わされて林道を登り、引き返したりした辺りと思う。

地図は登った山々に日付、歩いた道に赤線が引いてある記録帳でもあり、落としたことがずうっと心に引っかかりながら登ってきたので、こちらが父恋しコースで正しいとわかったけれど、回収するには母恋しで下ってからまた林道を登らないとなあ、とかそのことを考えながら登りました。


↑大沢ノ頭より南アルプスを望む
 

ひたすら登って大沢ノ頭に出ると、南アルプスまで見渡せ、富士山もうっすらと見えました。

果物ですいてきたおなかをなだめ、昼食は小楢山までお預け。

 

幕岩に来ると、大きな岩にグループが取り付いています。

クサリ場ですが凹凸のある岩なので、これはできそうだと登ります。

大岩に出ると視界良好で、しばし眺めを楽しみます。



↑クサリ場


↑幕岩からの眺め。カラマツ越しに南アルプス
 

幕岩を下りて、気持ちよい雑木林の中のコースで小楢峠へ。

峠からひと登りで小楢山の山頂へ出ます。

山頂は広く、真正面に富士山。

あたりのカラマツや白銀に輝くシラカバも美しく、なかなか素敵だ。

私、この山は好みだなあ!


↑小楢山より富士山を望む


↑北側は白樺林




↑壮大なビュー

 

ポカポカ陽気の中、1時間ほどのんびり過ごしました。

昼食は北海炊き込みごはん(〇〇の素で)をおにぎりにしたけど、ハンパな味だった。鮭、ホタテ、昆布やらがボヤけた感じ。

味噌汁代わりのミニラーメンに半熟玉子を入れたもののほうが今日は美味しかった。

デザートにみかん。カフェオレにハチミツ入りのマシュマロをのせたら甘くてこちらも美味しかった。


↑青空を背景にした白樺が美しい

 

下山はいったん焼山峠のほうに下り、一杯水を経て小楢峠へ戻り、母恋し路で。

こちらのほうが岩がちな父恋し路より歩きやすいです。




↑いい感じ〜ラブv

紅葉を愛でながらサクサクと下ります。
山頂付近は歩きよい雑木林で、下るにつれ岩が多い箇所もあります。


↑コースの様子

林道に出ると、こちらの母恋し路入り口の案内板もなんだかさっぱりわからない。

何がおかしいのか?と友と検証しましたが、林道との交わり方が違うし、父恋にあったほうは林道を書かないで登山コースだけを書いているからわからないのだ。

 

検証はともかくとして、林道をさらに登り、父恋の入り口を過ぎて間違えて歩いた林道をガシガシ行くと、ありました。

大事な大事なマイ地図(ノД`)。!!

道の端にぽつんと落ちていました。

ささやかな持ち物でも、なくなるとけっこうつらいもので、再び手もとに戻ってきて本当に嬉しい。

 

無事に地図を回収し、林道をザクザク下って下山しました。

 

* * *

 

この週末は、残した夏休みを足して奥秩父の縦走(甲武信岳〜武信白岩山〜白泰山)を予定していたのですが、休みに入る前に面白いけど重たい植物図鑑の仕事を抱えてしまい、猛烈作業をしつつ不安定な天気予報に翻弄され、テント泊の準備も進めつつ、単独ではなかったこともあり、コース短縮するかとかアレコレ悩みすぎて疲れて果て(ーー;)、結局、再び夏休みを取り下げてしまいました。

フタを開けてみるとポカポカの小春日和の週末で、小楢山をとても楽しんだのに、やりたかったコースは今年はもうおそらくやれないだろうから、どこか淋しい気持ちだ。

嗚呼、10月中旬から11月上旬あたりで登山バスは次々終了するし、そうしたら山々は、また永い長いながい、冬の眠りにつきます。

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
白鳥山と白糸の滝
この夏の締めくくりは、いつもほかの山から眺めていた富士山に登るゾ、と思っていたのだけれど……天気予報は高山に向かうには不向きで中止。

早い時期に押さえた山小屋をキャンセルすると、キャンセル料30%ですって。山小屋がキャンセル料を取るとは知らなんだデス。前日だと50%、9〜2日前が30%ですと(*_*)


↑まいたけご飯を炊きました

 

おとなしくしてようかと思ってたけど、南アルプス帰りになる山友のしゅうさんが出てこない?と言うので、今年のラインナップのなかから雨が降り出しても歩けそうな山を提案し、前日に話がまとまりました。

提案したのは、白鳥山(しらとりやま)。

最近「山梨百名山」を始めた山友はすぐにピンときて、そのなかの最も低い山ダネと。567.7m。

そう、おまけに駐車場からは1時間あれば休憩つきで登って下れちゃう山です。


↑本日のお弁当

 

始発電車で家を出て、横浜で東海道線に乗り換え。

睡眠不足ぎみでうとうとしていて、ハッ!と気づいたら電車は駿河湾の横を走っている。

海のそばに来たのは久しぶりだなァ、と思いながら眺めていたら、家を出るときは暗く霧雨だったのが、晴れて明るくなってきました。

 

沼津で乗り換え、富士駅に8時前に着きました。

駅前で拾ってもらい出発する頃には再び雲が厚く垂れ込め、今にも降り出しそう。


↑白いユリに迎えられます

白鳥山森林公園の駐車場に車を駐め、15分ほど登って登頂。

道みちに咲く白いユリが綺麗でした。




↑よく整備されているコースです

 

富士山頂から駿河湾までが見渡せるという絶好の富士山の展望山らしいのですが、ほとんど何も見えません。
東方面に富士川が見下ろせる程度です。


↑東麓を流れる富士川

 

雨が降り出すのが心配なのですぐに下山し、駐車場そばのあずまやでティータイム。

コーヒーとプチドーナツ。

 

そのあと白糸の滝に行きますが、これがなんとも素晴らしい。

馬蹄形の壁の断面から幾筋も流れ落ち、エメラルドグリーンの溜まりに落ちていきます。


↑まずは俯瞰


↑シュウカイドウの群落

 

「私の人生中、この滝が一番」と言うと、そうかなあ、と物知りしゅうさんがアレコレ日本の名瀑を挙げるのですが、ここが一番だよ。

白糸の滝と名のつく滝も多いけれど、本当にね、と納得したのも初めてだし。

ちなみに、これまでの私の一番は尾瀬の三条の滝で、ガッカリの一番は那智の滝。

高さよりも横に広いほうが見ごたえがあると感じます。






↑一枚にとても収まらない白糸の滝


↑離れると隠れるところもあるし

 

お土産屋さんでドイツ仕込みのビールと、にじますの甘露煮を買い、ポツポツしだしたなかを急いで車に戻ります。


↑お土産屋さんの並びにある音止めの滝

 

車内で昼食をいただいている間に雨が本降りになり、このあとは身延山も予定していましたが、見送ることにします。

お弁当をいただきながら、私のちょっと独りじゃやりにくいマイナーな山の計画の相談に乗ってもらいます(今日の目的の一でもある、笑)。

 

午後は少し距離がありますが、白石温泉……じゃなかった、赤石温泉に浸かって締めくくります(わざとらしいか;)。

秘湯と呼ぶにふさわしい山間の鉱泉で、しっかり温まりました。

 

登山と言えない今日の山旅ですが、見延線沿線はまったくやってきていないエリアなので、とっかかりになったのが有り難い。

甲府駅まで運んでもらい、帰路につきました。

| りこ&とこ | 21:00 | comments(2) | - |
芽吹きの馬立山、駒橋御前山
コース:田野倉駅→ナベノテラス→馬立山(797m)→沢井沢ノ頭→駒橋御前山(730m)→厄王権現→四合目鳥居→大月駅


↑コース絵図

春爛漫です!

快晴のときに行こう、と計画していた馬立山(まだてやま)、駒橋御前山に向かいます。

 

4時に起床しましたら、5時前には明るくなり、日が長くなったことを改めて感じ入ります。

中央線が高尾付近に来ると、山々がやわらかな芽吹きの色と桜の薄桃色のパステル調。束の間の……山笑う季節!

 

大月駅で富士急行に乗り換えて、田野倉駅で下車します。

地図とにらめっこしながら登山口に着き、身支度をして登り始めます。





↑登山口の道しるべ(影が入ってしまった)
 

登山口には水路を渡って入るのですが、登り口には祠(ほこら)のそばに道しるべがあり(↑写真上)、さらにその先に九鬼山を指す申し訳程度の道しるべ(↑写真下)がついていて、一歩入ると、登山道に枝があちこち伸びていて、やぶになりつつある印象です。

今日は慎重に歩かないと、またプチ遭難しかねないなあ、と顔に当たりそうな枝を払いつつ登ります。

「馬」の山は、地図読み修業の様相を呈しつつあります(ー ー;)







↑樹々の芽吹き
 

しかし、飛び出している枝には小さな葉がちょちょちょ、と並んでいて可愛い!

朝陽を受けて、柔らかな芽の産毛が透ける様子も可愛い!

足もとに咲くタチツボスミレの佇まいも可愛い!

春の山は、可愛いがいっぱい。



↑登山道の様子(だんだん歩きよくなってきました)


↑樹間から富士山が近いです
 

不安になったら、首にさげている磁石で「ちゃんと東に向かってる、大丈夫!」確認しながら歩き、登山口から1時間を15分ほど回った頃、九鬼山との分岐点にしっかりした大月市の道しるべがあり、ほっと息をつきました。

この分岐点は「ナベノテラス」というそう。手書きされていました。



↑ヤマツツジ


↑フジザクラかなあ


↑柔らかそうな芽
 

ナベノテラスから馬立山までは10分ほどで、山頂にはやはり山名標が立っています。

山頂は狭く、腰を落ち着けるに相応しい場所もないのですが、せっかく登ったので、しばし休憩します。

山頂には黄色い花をつけている樹がたくさん見られました

なんだろう、クロモジとは別?


↑なにかな
 

さて、馬立山から駒橋御前山方面への下りですが、ビックリするくらい急です!

ロープもないし、下るのにかなり難儀しました。

登るのはなんとかなりそうですが、下り向きじゃないと思います。

このあと、御前山手前の八五郎クドレ付近でも間違えて引き返しましたが、御前山から先に歩いていれば間違えることはなかったと思うので、概してコースどりが逆だったと思います。結果論ですけれど。



↑馬立山山頂直下の急勾配
 

陽のよく当たる斜面では、もうミツバツツジが咲いていて、馬立山までの半ヤブの不安な登りでも、下りの腰の引ける勾配のあとでも、花を見つけるとすぐにまた元気が湧いてきます。



↑いい感じの林


↑ふさふさがついてるわ

沢井沢の頭を過ぎ、八五郎クドレのところで北側の道を進むと、だんだん道が怪しくなってきて、道が御前山から離れてしまうので、「これはおかしいな」と思っていると、上の稜線を歩いている登山者の姿が見え、引き返します。

地図では八五郎クドレの北側に登山道が描かれているんだけど、そばに「南側を巻く」とちゃんと書いてあった。失敗。

山梨の山は高尾山や奥多摩ほど親切じゃないから今日は気をつけないと、と思っていたんですけどね(ー ー;)



↑尾根から菊花山(手前)方面を見下ろす

間違えた八五郎クドレ
の北側の道は、手前付近から新たに苗木を植林していて、私が北側へ上がった道にも最近植えられた苗木があったから、その作業道に入ってしまったみたい。



↑新しい苗がたくさん
 

今日は歩き足りないかも?なんて思っていたけど、緊張する箇所があったり、余分に歩いたりで、そうでもなくなってきました、笑。

駒橋御前山山頂に着くと、かなりほっとしました。

これまでの道しるべもそうですが、表記は「御前山」としかありません。

このあたりには御前山がいくつかああり、区別するために「駒橋」とつけているのを見かけたので、私もそれにならった次第です。





↑駒橋御前山山頂からの眺め
 

山頂からの眺めは絶景、ここが大月市の「秀麗富嶽十二景」からもれているのはどうした訳か。私が十三番目に推しておきましょう(-_^)







↑芽吹き(いちばん下はクロモジ)

眺望を存分に楽しみ、下山開始。

来た道を少し戻り、駒橋を指すコースで下ります。

厄王権現のあたりは岩がちで雨後だったりすると怖そうですが、ロープがあるのが助かります。




↑芽吹き

そのあとも雪がまだ残っていたり、登山道がやせていたりで、少し歩きづらいところもありますが、芽吹きの樹々に囲まれて、気持ちがいいです。

また、山麓が近くなるとイカリソウを見つけました。

ほかにも、スミレ数種類、ミヤマキケマン、マムシソウなども見かけ、登山道から林道に出ると、桜が迎えてくれました。


↑木漏れ日


↑イカリソウ/碇草(メギ科)


タチツボスミレ/立壺菫(スミレ科)


↑ミヤマキケマン/深山黄華鬘(ケシ科)
 

花見を楽しみながら駒橋に出て、あとは大月駅まで歩きます。

途中、馬肉を販売しているお店があり、珍しいと思いつつ、まだ帰路が長いので買わずに過ぎました。
街道名物、と書いてありました。そうなんだ!



↑桜

大月駅から高尾、高尾から立川ではザックを背負ったハイカーをたくさん見かけます。

春の快晴の週末、みんな思い思いの山歩きを満喫できたことでしょう(*^^*)。(4/15UP)
| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
2013登り納めは、高麗山

コース:大磯駅=(車)⇒湘南平→浅間山(181m)→八俵山(150m)→高麗山(168m)→高来神社→大磯駅→湘南平=(車)⇒湯乃蔵ガーデン→平塚駅

今年最後の山行は、あまり寒そうでない湘南の高麗山(こまやま)にしました。
「太平洋沿いの山がいい」というしゅうさんの意見を踏まえてこの山になりました。
幸い快晴に恵まれ、富士山はバッチリと見えているし、海側は伊豆半島から大島、房総半島まで見え、丹沢の大山も端正な姿を眺められ、軽い山歩ながら、なかなか贅沢な山歩きができました。


↑湘南平からの眺め

高麗山は大磯駅からの周回コースがいいのですが、駐車場事情で、まずは湘南平に車を置きます。
ここが今日のコースのなかでいちばん景色がよいところなので、最初に存分に眺めを楽しみます。
360度展望台には南京錠がいっぱいついていて、何かのジンクスかしらと後で調べると、カップルが愛の誓いでそういうことをしているのですって。
びっしりつけられた南京錠……ちょっとコワイなんて言ったら不謹慎でしょうか……?


↑富士山


↑大島


↑丹沢

高麗山とその周辺の山はいずれも標高100m台の低山ですが、意外に植生は多彩で、ヒガンバナの群生地もあるようでした。
サザンカはもとより、日当たりのいいところではスイセンも咲いていたりして、ひと足早い花を楽しむことができました。


↑明るい登山道


↑青空


↑紅葉

高来神社まで下り、住宅街を抜けて大磯駅へ。
高来神社から高麗山を振り仰ぐと、なかなか端正な姿で、お祭りのときには山車を山頂まで担ぎあげるのだそうですよ。


↑高来神社と高麗山

ザックに食べ物をたくさん詰めて歩いていたけれど、結局、湘南平までまた担ぎ上げて、眺めのいいベンチで食事にしました。
年越しそばならぬ年越しラーメンとおいなりさんです。
そのあとテレビ塔からの眺めも楽しんで、高麗山を後にしました。


↑テレビ塔より高麗山方面の眺め(江の島、房総半島方向)

それほど寒くなかったけれど、冬はやっぱり温泉に寄るのがお楽しみで、今日は平塚の湯の蔵ガーデンで温まって帰路につきました。

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
大蔵高丸、ハマイバ丸
コース:甲斐大和駅=(車)⇒湯ノ沢峠→大蔵高丸(1770m)→ハマイバ丸(1752.0m)→大蔵高丸→湯ノ沢峠→やまと天目山温泉=(車)⇒甲斐大和駅


↑コースマップと、「山ぜんざい」の親切レシピ

台風一過の日曜日。

快晴の登山日和となり、大月の大蔵高丸ハマイバ丸にしゅうさんと登りました。

登山口になる湯ノ沢峠までのバスがなく、単独山行で訪ねることが難しかったため、私のリクエストです。

 

甲斐大和駅で拾ってもらい、標高1640mの湯ノ沢峠へ。

湯の沢峠から大蔵高丸までは参考タイムで35分、ハマイバ丸まで30分ほどで、往復コースでのんびり登山です。



↑尾根からの眺め

湯の沢峠には、駐車場、バイオトイレ、避難小屋があります。

登り始めてすぐに視界が開け、思わず歓声。

「南アルプスが全部見える!」と言うしゅうさんに右から甲斐駒(かいこま)でしょ、鳳凰三山でオベリスクがあそこに見えてるでしょ……と教えてもらいます。



↑大蔵高丸
 

紅黄葉もだいぶ進んでいて、真っ赤なカエデ、黄色の広葉樹などが陽にすけて綺麗。

ススキ野原の尾根歩きも気持ちよく、ずっと歩いていたいようなコースです。



↑黄葉


↑コースの様子

大蔵高山に9時35分登頂。

ハマイバ丸とともに「秀麗富嶽十二景」に選ばれた富士山の眺め、さすがに美しいです。

しかも山頂の展望がほとんど全視界開けているので、丹沢から富士山を挟んで南アルプス、八ヶ岳まで見渡せ、富士山の前景には山並みが広がり、山頂から動きたくなくなるような眺めです。



↑大蔵高丸山頂から富士山を見る


↑大蔵高丸山頂のパノラマ
 

ですが、コースは往復だから、また戻ってこれるので、ハマイバ丸へ。
こちらも気持ちのいいコースです。


↑富士山を見ながらハマイバ丸へ


↑落ち葉道


↑ミズナラの黄葉

10時15分、ハマイバ丸登頂。

視界はあまりないけれど、静かな山頂の紅葉越しに富士山を眺めることができました。



↑ハマイバ丸からの富士山


↑紅葉
 

大蔵高丸のほうが明るく開けていたので、休憩はあちらですることにします。

青空のもとの秋山歩きが気持ちよく、今日は短いコースにもかかわらず、写真をたくさん撮りながら歩きました。


↑尾根から見た黒岳


↑美しい山並み


↑コースの様子

今日の山のおやつは、「山ぜんざい」にしてみました。

よもぎ餅で作ったぜんざいは、なかなか美味しく、贅沢な眺めを楽しみながらいただきました。



↑おまけの富士山画像
 

下山後はやまなし天目山温泉へ。

露天風呂から紅葉を眺めることができ、ゆっくり温まって帰路につきました。

| りこ&とこ | 21:00 | comments(4) | - |
二十六夜山と、芭蕉月待ちの湯

コース:都留市駅=(富士急山梨バス)⇒道坂隧道バス停→今倉山(1470.3m)→御座入山(今倉山西峰)→赤岩(松山)→二十六夜山(1297.3m)→芭蕉月待ちの湯=(市内循環バス)⇒都留市駅

二十六夜山(にじゅうろくやさん)は、田中澄江さんの『新・花の百名山』に選出された山で、取り上げられている花はスミレ2種。
なので、春に計画していた山なのだけど、機を逸し、今日の登山となりました。


↑コースマップ

山梨方面の山旅で頼りにしていた、JRの「ホリデーパス」がなくなり、今は300円お高くなって「休日おでかけパス」に。
それでも往復2600円なら悪くないと思うのだけれど、その先は、ほんの5駅ほどなのに、都留市(つるし)まで450円。
富士急行、お高いよねぇ(>_<)!?

都留市駅に着くと、空はどんよりと曇り。
夜のうちは雨だったようで、上がってくれたのはありがたい。
天気予報は悪くないので、「すぐに晴れてくるでしょ」と楽観して道坂隧道(どうさかずいどう)へ向かう、8時10分発のバスに乗りこみました。
この次のバスは9時10分。また、土・日・祝のみの季節運行なので注意が必要です。


↑登山口

バスはぐいぐい標高を上げ、終点の道坂隧道へ。私の『山と高原地図』には「道坂隧道入口」とあるけれど、バス停は「道坂隧道」でした。
トンネルの手前(都留市から見て)に登山口があり、準備を整えて登りはじめます(8:50)。
このあたりですでに標高1000m近いので、今倉山山頂までの標高差は500mほどで、今日はそれほど厳しい登りではないかな。
ちなみに、バス停にはトイレはありません。
また、都留市駅のトイレは男女用1、男性用1の小さなものなので、大月駅で済ませるのが賢明かと思われます。


↑霧の登山道

同じバスで終点で降りたのは、10名くらいでしたでしょうか、ほかに登山道でも車で来た男性、タクシーに分乗したグループとわりと登られている山のようです。
しかし各々ペースが違うので、静かな山歩きです。
9時以降は晴れマークがついていたのは、山麓のみのことなのか、一向に晴れる様子はありません。
でも、霧の山を歩くのも私は好きなので、楽しんで歩きます。


↑今倉山山頂付近の大きなブナの樹

まずは今倉山に登頂(10:00)。
私の地図には「今倉山東峰」とありますが、西峰の山頂標識は「御座入山」とあります。西峰=御座入山なのね、と帰宅後に確認。


↑落ち葉道

そのあとの赤岩(松山)は、360度のパノラマらしいのですが、本日は真っ白( ̄。 ̄;)!!(10:50)
富士山も近いエリアですから、やっぱり真っ白は残念かな。


↑美しい森の様子

紅葉もだいぶ進んでいるようで、紅く色づいたカエデなどが美しいです。
色とりどりの落ち葉が染める登山道を歩くのも気分がよい。
もちろん、お目当てのブナも多く、なかなか立派な樹も見ることができました。




↑ブナの樹

そのうちに登山道から車道が見えてビックリ。
「あれ、こんなところに車道があったかしら!?」と慌てて地図を広げるも見当たらなくて、「道を間違えた!?」と心配になって磁石で確認してみても、方角は間違っていない。
首をかしげつつ進んでいくと、いったん車道に出てしまいました。
アスファルトが黒々としていて、新しい道のようです。
私の地図、2010年版なのに、すでに情報が違うとは驚きだわ。


↑登山道が車道へと向かっています


↑二十六夜山の登り口から、車道を振り返る

道しるべに従って車道を少し歩き、再び二十六夜山へ向かう登山道に入ります。
どちらにも道しるべがあるので困りはしないけれど、はぁ、驚かされたわ。

道しるべには二十六夜山まで20分とあったけれど、15分くらいで山頂に着きました(11:55)。
朝よりは空が明るくなってきましたが、景色は北側方面が少し見える程度。


↑二十六夜山より大月方面を眺める

歩いているあいだはTシャツと化繊シャツの2枚で充分でしたが、今日の気温は5℃くらいで、いちばん高いときでも10℃以下です。
止まると寒いのでレインウエアの上を羽織り、山頂でお昼ごはんにします。
今日はバーナーを使って焼きそばを作りました。
山では味の濃いものが美味しく、焼きそばは最近のお気に入りです。
食後に熱いカフェオレをゆっくりいただくのも至福の時間(*^^*)。

火を使っての食事にすると、必然的に山頂での滞在時間が長くなり、山の印象も深くなります。そういう効果も期待して、最近はいつもザックにトランギアのアルコールバーナーを入れています。


↑下山道

そのうちに団体さんが登ってこられたので、山頂はにぎやかになります。
場所をあける意味もあり、下山にかかります。
下山コースもまたよい雰囲気の登山道で、今日のコースは私好みで気に入りました。季節を変えてまた訪ねたい山のひとつとなりそうです。


↑標高が下がるとまだ緑が多い

とはいえ、二十六夜山の標高は1297mで、芭蕉月待ちの湯へ続く林道出合が650mなので、けっこうぐいぐいと下ります。
長い九十九折りの箇所もあってちょっと嫌になってきた頃に、仙人水が現れるというのが、なんとも心憎い感じです。


↑仙人水

清冽な水がたっぷりと出ていて、これで明日の朝のコーヒーを淹れよう、と水筒に詰めて帰りました。
逆コースで歩く場合には、ここで水をくみ、山頂でくみたての水でコーヒーを淹れる、というのもいいなあ!、などと思ったことです。
でも温泉側から登る、というのはやらないか(^^ゞ。


↑沢沿いになってきます

仙人水のあと、コースは沢沿いとなり、水音を聴きつつ下ります。
登山道のわきに季節外れのエイザンスミレを発見し、驚きました。
なんだか、春にこのコースを歩けなかった私のために一輪だけ、そっと咲いてくれたような気がして、嬉しい気持ちになりました。


↑季節外れのエイザンスミレ

今日は森が美しかったので、樹々や紅葉の写真ばかり選んだけれど、秋の花もまだ見かけました。
リュウノウギク、アザミ、アキノキリンソウ、サラシナショウマ、リンドウ、ナギナタコウジュ、ノコンギク。


↑今の時季は、テンナンショウの実も目をひきます

林道に出て、15分ほど歩くと芭蕉月待ちの湯に到着(14:15)。
下調べしておいた路線バスはなくなっていて、代わりに市内循環バスが走っているようでした。
時間を調べてから温泉で汗を流しました。
……が、この温泉、都留市民に大人気のようで、人が多い。
なんとなく慌ただしい気持ちで、早めに退散し、帰路につきました。
うまい具合にホリデー快速に乗れたので、帰りは都留市から立川まで乗り換えなしだったのは有り難かったです。(10/28UP)


| りこ&とこ | 21:00 | comments(2) | - |
三国山稜のブナ林を訪ねる

コース:御殿場駅=(富士急バス)⇒籠坂峠バス停→アザミ平→大洞山(1383.5m)→ヅナ峠→三国山→三国峠→パノラマ台→三国山ハイキングコース入口→森の駅旭日丘バス停=(ふじっ湖号)⇒紅富士の湯→ホテルマウント富士入口バス停=(高速バス)⇒東京方面

ブナの巨樹、美しい林があるという、三国山稜を歩きました。
標高差が小さく、富士山や山中湖の眺めも楽しめるので、mちゃんにも付き合ってもらい、今回はのんびり登山です。

往路、御殿場線に遅れが出てヒヤリとしたが、8時10分、御殿場駅発のバスにギリギリで乗り込むことができた。
河口湖駅行きのそのバスは、春休み中らしいティーンエイジャーで満席。みんなどこに遊びに行くんだろう?


↑籠坂峠バス停より霊園を過ぎてすぐに登山道に入る

御殿場から35分くらいの籠坂峠バス停で下車する。
道の電光掲示板には「0℃」とある。お天気はよいけれど、寒い。

バス停の向かいにある道しるべに従い車道を上がると霊園があり、霊園を過ぎて登山口へ。

倒木があったりして荒れているのかな、と心配したけれど、道しるべはしっかりしています。
逆によく歩かれているらしく、道がえぐれて歩きづらいために道を外れた踏み跡で新たな道ができている箇所も多い。
土が黒いのは、大昔の富士山の噴火と関係があるのかしら。


↑ブナの巨樹

お目当てのブナの巨樹にはすぐに逢うことができた。
ロープで囲ってあり、近くに寄れないようになっているけれど、幹周は4mはあるかしら。とても立派だ。


↑樹間からは大きな富士山が見えている

しばし見入ってから再びあるきだします。
すぐに立山との分岐点に至り、そのまま直進。
立山回りでもよいけれど、今日はmちゃんが途中で音をあげないようゆっくりペースにしているから、短いコースで(*^_^*)。


↑今週も、残雪登山〜

だんだんと雪が増えてきて、よけながら土道を歩くのも煩わしいので早々に軽アイゼンを装着。
今週はは春の暖かい陽射しのなかをノンビリ歩くつもりだったが、またしてものアイゼン歩き。
風も冷たいし、深くえぐれた登山道を歩きつつ、そろそろ春の花を愛でながらの山歩きをしたいものだと思う。


↑立派なブナの樹が多い

とはいえ、三国山稜のブナ林は評判にたがわず素晴らしい。
ブナ林からほかの雑木林に変わってきた頃にmちゃんが「すごいねえ、ブナばかりだねぇ!」とのたまったときは、思わず空手チョップをおみまいしようかと思ったけれど、まあいいや。
今日はあまりブツクサ言わずつきあってくれているからね、感謝しないとね。
これがブナでこれはミズナラ、いま増えてきた茶色のツルツルした幹はヒメシャラだよ、と説明。


↑ブナの樹


↑倒木の根っこも美しい




↑手作りの凝った道案内板に感激!

静かなブナ林の中でカップ麺のお昼ごはんにし、再び雑木林の中を歩いて三国山山頂に到着。


↑黒い登山道、雑木林、というのが全体を通しての印象

今日はいくつかコースプランがあったなかで、切通峠まで歩いて石割温泉へ下山計画はやめ、三国峠まで下って車道歩きで三国山登山口バス停に出ることにする。
三国山から車道に出るまでの下りにも残雪があり、油断はできなかったけれど、標高差がもともとないので、30分ほどで車道に出ることができた。


↑富士山が大きい

そこからパノラマ台を経てバス亭へ出るまでの道は車道歩きとはいえ、富士山がダイナミックに迫り、素晴らしい眺めでした。
二人して何度も立ち止まって眺めつつ下りました。

そのために本数の少ない「ふじっ湖号」の時刻を逃し、さらに山中湖沿いに歩くことになったけれど、今日は登山コースをはしょりぎみなので、ちょうどいいウオーキングになったかな。


↑富士山と山中湖

森の駅旭日丘まで歩いたところで、最終の「ふじっ湖号」に追い越されそうなので歩くのをやめて少し休み、バスで「紅富士の湯」まで移動。
汗を流してから、高速バスが停車するホテルマウント富士バス停まで5分くらい歩き、東名コースの高速バスより帰途についた。

なお、都心と富士五湖をつなぐ高速バスはわりと本数が多いのですが、朝の早い時間に着くものはないため、よほど軽い登山以外のハイカーは帰路にしか使えない感じです。
また、山中湖を周回するバスにしても路線バスにしても、本数が少なすぎるし、時間・区間もヘンテコだし、合わせるのが厳しいなぁ!と感じました。

富士五湖周辺に向かう都会からの客は朝も夕方もけっこう多かったのに、皆さんどう一日を過ごしていたのかしら。
日中の数少ないバスの路線は、いったいどういう客層を想定して設定しているのかしら。
春休みの日曜日だというのに「ふじっ湖号」の乗客は我々だけでしたし、首をかしげることしきりです。
道志方面には今年中に歩きたい山があることもあって、どうしたら日帰り登山ができるのか〜と、頭を悩ませているこの頃であります。 (4/2UP)

| りこ&とこ | 22:00 | comments(2) | - |
富士山の展望台、パノラマ台
コース:パノラマ台下→パノラマ台(1328m)→烏帽子岳(1257m)→本栖湖隧道バス停→本栖湖バス停→パノラマ台下⇒山田屋ホテル

空気が澄み渡る冬になると、富士山に近い山に行きたくなります。
お正月の初登りにもふさわしいかと、少し遠出をして富士五湖の精進湖(しょうじこ)から本栖湖(もとすこ)を見下ろすパノラマ台を歩いてきました。
登山コースは約2時間半、東海道自然歩道を含みよく整備されたコースで、初級者向き。冬の陽だまりハイキングに最適です。


↑コースマップ

当初、電車とバスの利用を考えていましたが、案外交通費がかかってしまうこと、バスの本数が少なく不便なことから、今回はmちゃんに車を出してもらい、パノラマ台下の無料駐車場に車を駐(と)めて一緒に歩くことにしました(8:00)。
バスがうまくなかったら、駐車場まで歩いて戻ろう作戦です。


↑精進湖

朝陽を反射してキラキラを輝く精進湖を見ながら登山道をゆっくりと登っていきます。
雑木林にも陽が射して明るく、気持ちがいいコースです。





青空の下のんびりと登っていくと、谷にかかる桟橋が現れ、そこから見下ろすと、すでに精進湖はずいぶん小さくなりました。
雑木林にはブナの樹も交じり、とりわけ大きな樹も見られます。
今年は山歩きのテーマを「ブナ」にしたので、巨樹に出逢ったら測ってみましょう、とメジャーまで用意してきましたが(笑)、登山道から急斜面に向かって伸びているので、測るのはちょっと難しい。


↑小さくなった精進湖

 ブナの巨樹

今日はゆっくりペースで登っていき、1時間半かけてパノラマ台へ(9:30)。
ちなみにガイドブックの参考歩行時間は1時間5分です。


↑パノラマ台から望む精進湖方面


↑富士山方面


↑本栖湖方面

今日はお正月ということで味噌雑煮にしようと、お味噌汁とおもちを用意してきたのだけれど、風が冷たくて山頂に長居をするのがつらく、結局お味噌汁だけを飲んで先に進むことにしました。
精進湖に別れを告げ、本栖湖に向けて下ります。


↑ブナ林。小動物のお住まいになりそうな穴があいているわ。
影は私のものです。「明けましておめでとうございまーす!!」

下山コースも気持ちのよい雑木林で、機嫌よく歩いていくと30分かからずに烏帽子岳(えぼしだけ)の山頂に着きます。
標識はなく、小さな建築物と三角点のある山頂です。
ここから城山方面へ向けて下ると、下山後の駐車場までの距離が多少短くなるはずですが、それらしき道を見つけることはできず、東海道自然歩道のわかりやすいコースで下山します。
正月早々に道迷いしてもなんですからね。


↑気持ちのいい雑木林が続きます

烏帽子岳から本栖湖隧道バス停まで、休憩を5分はさみ、50分ほどで下山できました。
そのあとは車道歩きで本栖湖バス停まで移動し、予想どおりタイミングのよいバス便もなく、そのまま139号線で北上します。
道々にはムラサキシキブがたくさんの実をつけていました。


↑ムラサキシキブ

車道歩きは1時間ちょいくらいだったでしょうか。
さすがにちょっと面倒くさくなってきましたが、登山コースが軽めなので、車道歩きを足してちょうどよい運動になったかと思います。
歩数計で確認すると、2万歩にちょっと足りないくらいでした。

このあと駐車場のすぐそばに建つ山田屋ホテルの日帰り入浴で、すっかり冷えてしまった身体を温めてから帰路につきました。
湯は上九温泉で、日帰り入浴料は800円でした。
(1/3UP)

* * *

一 陽 来 福

2011年はたいへんな一年でしたが、新しい年は笑顔の多い善い年にしていきたいですね。


↑ちなみにとこちゃんは、この春で12歳になります。

2012年は、上の山行記にもちょっと書きましたが「ブナ年間」と定めました。
美しいブナ林を中心にして山を歩いてみようと思っています。
そして隠れテーマは「復興支援」。
山の視点から見た東北は、そのまま「ブナ帯」でもありますから、2012年は東北の名山を織り交ぜていいきたいと思っております。
ただし私の山行は日帰りがメインなので、昨年の「秩父年間」のように「東北年間」と定めて通うのには距離的にも時間的にも予算的にも;、無理があるため、「ブナ」をテーマにした次第です(^^ゞ。

そして一年に一度のメインイベント、夏山は、北アルプスの続きです。
燕・常念から始まった北アの山旅は、2年目の三俣蓮華、3年目の雲ノ平・夢ノ平を経て、昨年ようやく五色ヶ原まで北上してきました。
5年目の今年はいよいよ?高山植物のメッカ白馬三山を歩きたいと計画しています。たくさんの花に逢うのが今からとても楽しみです。

「歩いてみたくなるような山行記」を目標に、今年も一山一山つづっていきますので、また一年、どうぞお付き合いください。
りことこともに、本年も宜しくお願いいたしますm(__)m。
| りこ&とこ | 20:00 | comments(10) | - |
桃源郷と春日山(山梨)
コース:石和温泉=(富士急山梨バス)⇒鳥坂トンネルバス停→鳥坂峠→春日沢ノ頭(1235m)→春日山(1158m)→黒坂峠→トヤンハチ→鶯宿峠→芦川支所バス停(富士急山梨バス)→石和温泉 


「山が笑っているわ」甲府に向かう電車の中から山を眺める私の顔も笑う。

樹々が芽吹き、桜が咲いて、山々がやわらかな色調となる季節。

今日は桃の花見をお目当てに、山梨の山へ。

 

石和温泉駅(いさわおんせんえき)に降り立ち、富士急山梨バス・鴬宿(おうしゅく)行きに乗り込む(9:25発)。

バスは花が満開の桃園が続く里をゆっくりと走るので、車窓からの花見を堪能できる。青空に桃色の花が映え、地面にもタンポポや菜の花が咲き、つくしも見られる。のどかで美しい里の景色だ。



バスから桃園を眺める
 

鳥坂トンネルで下車し(10:11着)、トンネルのすぐ横から西に延びる道を20分くらい行くと登山口に至る。

道々ではキブシが小さな花を鈴なりに下げている様子がかわいらしい。


キブシ/木付子(キブシ科)

身支度を整えてから登っていくと、やはり20分ほどで鳥坂峠に至る。

バスで過ぎてきた石和温泉の里が一望できるが、霞がかかっているし、桃園からは距離もあるので、期待した「桃色の景色」という感じではなかった。



鳥坂峠に向かう古道(若彦路)
 

登山道はコナラの多い林となり、よい雰囲気。

ところどころにダンコウバイやアブラチャンが咲いていて、まだ緑の少ない林に彩りを添えている。



コナラの林
 


アブラチャン/油瀝青(クスノキ科)

11
時半にテレビ局のアンテナが立つ春日沢ノ頭(崩山とも)に至る。

いったん急坂を下っていくと、春日山が見えてくる。

春日山山頂に向けて登っていくと、山頂付近は現在、地デジのアンテナを設置するとかで工事中であった。

迂回路を抜けていくと、山頂の標識が立っていたが、休憩できそうな場所は工事エリアになってしまっている。

しかたないのでもう少し先に進んだ登山道の脇で平らなところを見つけてお昼ごはんに。



新芽

ちりめんじゃこ入りのおにぎりに、おかずは味つきうずら卵(市販品)にミニトマト。デザートはオレンジケーキ。

下山後のバスの時刻が遅いので、今日も同行してくれたmちゃんとお喋りしながら1時間ほどのんびりと過ごす。



春日山(トヤンハチに向かう途中より振り返って)
 

13時に下山開始。空が薄曇りになってきたので、車道と交わる黒坂峠に出たところで天気予報をチェック。

天気が崩れる予報はなかったので、そのまま登山道に入る。

トヤンハチと呼ばれる山頂までがなかなかの急登で、振り返るとmちゃんの眉と口が全部への字になっていた。



へんてこな樹を見ーつけた
 

じつはこのトヤンハチの山頂には春日山山頂の標識もある。この稜線上のピークの名前は諸説あるそうで、崩山も標識が2つあるしで、ちょっと困ってしまいますね。

その紛らわしい山頂標識の下にケータイが落ちているのをmちゃんが見つける。落として()からだいぶたっている様子だが、そのままにできず拾っていく。下山後に交番に届けよう。



トヤンハチから急坂を下る
 

再び静かな尾根歩きを楽しみながら下っていく。
一度風巻と呼ばれるあたりで1組の男女に会ったほかは、本当に誰にも会わない。静かに山を楽しみたいかたにおすすめしたい山。

 

トヤンハチから鶯宿峠までが地図で見るよりも長く感じられ、道を間違えてないかとちょっと不安になりはじめた頃、目の前に目印の巨樹が現れた。

「ナンジャモンジャの木」と呼ばれる両面檜だ。樹齢540年といわれる、大きな大きな樹。



ナンジャモンジャの木
 

このまま尾根で歩くこともできるが、道を間違えていなかったことで少しほっとしたこともあって、林道に下りて歩くことにする。

道脇にはスミレやキジムシロが咲いていて、ときどき写真を撮りながらのんびりと下る。



舗装されたすき間にびっしりと咲くタチツボスミレ
 

大窪鶯宿林道に合流するビューポイントでひとやすみし、芦川支所バス停までサクサクと下る。

時刻は1640分で、バスが来るのは17時だから、上手に下ってこれたと思う。



キジムシロ/雉筵(バラ科)
 

このあと石和温泉郷の日帰り温泉に立ち寄る予定だったが、それでは帰宅が遅くなってしまうため、寄らなかった。ちょっと勿体ないが、またのお楽しみにしよう。

 

さて! 駅前の交番に拾ったケータイを届け、1815分発の電車に乗るぞ!と急ぐが……駅前に交番が……ない!

観光案内所で尋ねると、交番は徒歩20分くらいのところまで行かないとないそうだ。
諦めかけたが、駅前にパトカーが止まっていたので、乗車している警官に預かってもらおう!と話しかけたら……。

すっごーく迷惑そうな応対をされた挙げ句、預かれるか確認するといって電話してるよ……。
いやあの、うちら急いでるのですが、と時計見たりしたあとmちゃんがわざとらしく「先に行って切符買っといて!!」と言い、時間がないのというのをアッピール。

あとで聞いた話によると、自宅の電話番号のほかにケータイの番号も訊かれ、免許証も控えられたとか。

うかうか落とし物も届けられん、と話すことしきりであった。
(4/17昼UP)

| りこ&とこ | 21:00 | comments(0) | - |
雁ヶ腹摺山・姥子山で富士を堪能

コース:大月駅=(タクシー)⇒大峠→雁ヶ腹摺山(1874m)→姥子山(1503m)→百聞干場→金山峠→山口館→運能戸バス停=(富士急山梨バス)⇒大月駅

今日は、晩秋になるたびに想いを馳せていた、雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)へ。

バス停からの往復コースだと約8時間、しかも歩きたい季節は日の短い晩秋〜初冬で、どうしたら行けるかな、とずっと考えていたのだ。

それで大峠までタクシーで入る作戦を立て、一人だともったいないな、とためらっていたところ、Wさんが話に乗ってくれ、プチパーティができた。

 

前日の金曜日は自宅勤務だったので、3時起床で仕事にかかり、夕方に切り上げた。残りの仕事は日曜日に回そう。
先週届いたばかりの棚田の新米でおにぎりを作る。Wさんにも食べてもらうのだ(*^_^*)。


新米おにぎり(具は鮭・からし高菜)

当日は大月駅8時集合としたのだが、うとうと電車に乗っていたら、高尾あたりの紅葉がきれい、とWさんからメールが入り、慌てて車窓より眺める。
ちょうど四方津を過ぎた頃で、桂川がキラキラしていて、なるほど、山々は美しく色づいていた。
大月駅で合流し、もう少し飲料を補充したいというWさんと駅から少し行ったところにあるコンビニに寄り、タクシーに乗り込む。
タクシーは里を抜け、錦秋の山々を見ながら大峠を目指す。

大峠には、すでにたくさんの車が駐(と)まっていて、往復コースにする人も多い様子である。
トイレを利用し、登山ポストに登山届を提出して、歩きだす(8:50)。


明るい登山道

林は朝の光に充ち、とても明るい。
道もよく歩かれているようで、とても歩きやすく気持ちのいい歩きだしだ。

ゆっくりと登っていくと、そのうちに樹の枝越しに富士山が見えはじめる。
淡い空を背景に輪郭のくっきりとした富士山のたたずまいが美しく、今日は天気に恵まれたな、と思う。


樹の間越しに見える富士山

大峠からちょうど1時間で雁ヶ腹摺山山頂に到着。
ここから見える富士山は、今は発行されていないけれど、五百円札の図柄になったもの。
山頂には、昭和17年11月3日7時15分ごろ名取久作氏により撮影されたもの、と案内板にある。
また、雁ヶ腹摺山と姥子山は、大月市選定の「秀麗富嶽十二景」の第1番でもる。


富士山遠望

美しい富士山を眺めながら、温かいコーヒーとフルーツケーキでティータイム。
なんてぜいたくなひとときでしょう。
富士山には4回も登ったことがあるというWさんも絶賛。

美しい富士の眺めをしっかりと目に焼きつけ、姥子山(うばこやま)を目指す。


きのこがびっしり!!

雁ヶ腹摺山山頂からぐんぐん下って白樺平を経て、いったん林道に出る(奈良子林道)。
道しるべに従って林道を渡ると、気持ちのよい林で、もう姥子山の西峰が見えている(姥子山は双子峰)。


気持ちのいい林

岩がちの西峰を過ぎ、東峰に11時30分登頂。
富士山の眺めは絶景で、山々が重なった背景に富士山が裾を広げていて、なんとも優美。
時間的にもちょうど昼時で、富士をごちそうにおにぎりを頬張った。


姥子山から観た富士

先ほど登頂した雁ヶ腹摺山もよく見える。


姥子山から見た雁ヶ腹摺山

富士の眺めを堪能し、林道まで戻る。
道しるべに従って林道を少し下ると、再び登山道へ。
とても静かな登山道で、熊が出そうだねぇ、とときどき音を出したり声を出したりしながら歩く。


カラマツの黄葉がきれい

落ち葉もふかふかで、静かに山を楽しみながら歩く。
私とWさんは歩調・体力が近いようで、今回、私はなんの心配もなく単独のときと変わらないペースで歩いているので、まったく疲れを感じない。
どこまでもどこまでも歩いていけそう。


ふかふかの落ち葉道

百聞干場に出たのが、13時15分。
標高が下がってきて、ちょうど紅葉しているエリアに入る。
金山峠周辺は、赤、茶、黄、と美しく、それぞれ感嘆の声を上げ、写真を撮り、ゆっくりと歩いた。


紅黄葉

金山峠で休憩し、富士山の姿を見おさめ、ジグザクと下る。
コースは沢沿いとなり、倒木、道の崩れ、古い橋、と歩きにくい箇所がいくつかあるものの、瀬音を聞きながらゆっくりと下る。


沢沿いの登山道

道は途中より林道に移り、周辺の山々はまさに錦秋で、それらを眺めながらご機嫌で下っていくと、やがて山口館に着く(15:00)。


錦秋の山々(本当はもっと美しい)

今日はあまり汗をかかなかったから、日帰り入浴はどちらでもいいかな、という気持ちになっていたけれど、Wさんの「せっかくだから」の意見で寄っていくことにする。そして、大正解。
小ぶりの総檜の風呂には熱い湯が張り、なんとも気持ちがよくて、極楽であった。


金山鉱泉の檜風呂

山口館はこざっぱりとした宿で、こちらで1泊してから往復コースにするというのもいいかも、と思う。
特に単独の場合は、大峠までのタクシー代と宿代があまり変わらないという事情があるので、それなら宿でのんびりするほうにお金をかけたほうがよさそう。

汗を流してさっぱりとし、車道を下って運能戸バス停へ。
じつは16時29分発のバスに乗りましょう、と下ってきたのだが、私の調べミスで、この便は土日運休であった(>_<)。あちゃあ。
もともと次の17時9分でもいいよ、と話していたWさんは嫌な顔一つせずのんびりと構えてくださったので、私も気持ちが救われ、おしゃべりしながら待つ。

Wさんは山専科ではなく、鉄道旅が好きなかたで、山旅もその延長とのこと。
朝の大月駅集合も改札は南口ですよと教えていただき、帰りの快速電車ではグリーン車をおごってくださり(初乗車!というか、そういう存在すら私は知らなかったけど)、知恵をつけていただいた。
地図読みも素早く「川が左側にあるから大丈夫、間違ってない」など、なんとなく私の苦手な部分をフォローしてもらい、安心して歩き、充実した楽しい山行であった。

| りこ&とこ | 20:00 | comments(0) | - |

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